見出し画像

Rollei35 - フィルムカメラレビュー

35mm コンパクトカメラ
1966年発売
レンズ:Made by Rollei Tessar 40mm F3.5(3群4枚)
シャッター:B、2~1/500 シンクロコンパー
焦点調節:目測(0.9m~∞無限遠)
露出計:ゴッセンCds追針式
サイズ:W97 x H60 x D32
重さ:370g

4つ目に手に入れたカメラ、ローライ35。フィルムコンパクトとしてはかなりメジャーどころにいきました。

選んだ基準としては
・とってもちいさい、コンパクト(奥行きを除けばiPhoneと同じくらい)
・メカメカしい
・テッサーがめっちゃシャープで先人の良い作例がたくさんある!

初期のドイツ製ではなく、生産コストを抑えるためのメイド・イン・シンガポール。レンズもカールツァイス製ではなく、ローライのOEMらしい。まぁ大きくはドイツ性と変わらないのは確かかな。独特な操作方法になれる必要があるが、慣れればこのコンパクトさ。かばんの隅にいつも入れたくなるサイズです。ネックになるのがピント合わせ。そう目測カメラなのです。ピントを合わせたい場所までの距離を目盛りに合わせるという。最初は単独の距離計を別に手に入れて測りながら撮ってましたけど、これが超面倒。これも慣れると大体で距離を測れるようになります(はず!)。もちろんそのとき露出は絞りましょう。まぁ多少ピント外しててもいいんですよ。

目測を使いこなすにはこの記事が必読です。

ピントは大体=目測の話|kunihito_miki

上の一連写真、前半は当時元気だった祖母の米寿のお祝いで親戚一同で泊まった那須塩原温泉。古くからある温泉街って大体フォトジェニックですよね。

後半は巣鴨地蔵通商店街に散歩にいったときのもの。年始の時だったか、天気が良かったけどカメラを持つ手が冷たかった記憶があります。

次の一連写真、前半は表参道の裏手にある団地の昼下がり。仕事途中でさくっと撮った気がします。もう取り壊されているのでしょうか。

後半は大阪ノスタルジックアーケード街の雄、天王寺です。アンビリーバボーな大迫力。ここと鶴橋は外せない。


次なる一連写真、前半は兵庫県の姫路。姫路は過ぎ去った栄華、1966年にこの地で開催された姫路大博覧会の記憶の建物が多く存在する場所に訪れています。モノレールのレールのみ残る風景、山の上にある回転レストラン、、、しかしこの時は定休日、リサーチ不足、仕方ない。しかも2018年に営業終了したとのこと。

後半は門前仲町。清水建設の地震体験の施設の見学で訪れたこの場所。駅チカにいい感じの飲み屋街がありました。


最後は目測カメラでポートレートへのチャレンジ。モデルのひらくさん、ほんとかっこいいお方です。


ネガティブな話をすると、常識を超えた小さいカメラにするために、ものすごく無理をして凝縮させた設計しているのか、すべての挙動についてなんだか危なっかしい印象があります。ライカとかニコンの安定した堅牢な感じと違うこう何か・・・何でしょうね?

使い方については、本当に独特なのでインターネットなどでよくよく知識を得ましょう。でないと壊す可能性があります。自分は何度か危うい思いをしています。

もちろん個体によって癖があるんだと思いますが、自分のローライ35を操作するとき、すごく気にかけながら使っていたのをよく覚えています、ってこのカメラも既に手放してしまっている。でも@kunihito_mikiさんのローライB35を見て、ああこれいいな、なんて思っています。初代より大分軽いし、3枚玉のトリオターは銘玉だし、シンプルになってて使いやすそう・・・。まだまだ旅の途中のようです。

#フィルム #カメラ #フィルムカメラ #film #camera #filmcamera