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デザインエンジニア何某(なにがし)について考えた

この文章は

Inside Frontend#3 で、 @kgsi さんのセッションを聞いて考えたことをつらつら書いています。結論は特にないです。

デザインとフロントエンドと私

私自身のキャリアとしてはざっくりこんな感じです(UIとかUXとかつけると更にややこしくなるので割愛)。

2011前期〜2016前期:デザイナー & コーダー
2016後期〜2018前期:フロントエンドエンジニア
2018後期〜             :デザイナー(フロントはやったりやらなかったり)

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デザインエンジニア何某の領域に興味を持ったのは、サイバーエージェントさんがテクニカルクリエイターを定義をした頃でしょうか。

テクニカルクリエイター = “一人多才なクリエイター”
- UIアニメーションやエンジニアリングにも長けている「デザイナー」
- 美的センスやデザイン思考、UIアニメーションにも長けている「エンジニア」
- 最終的なアウトプットをクオリティ高く、かつ自己完結で行える人
- 常にトレンドを受け入れて応用し、技術の垣根なく幅広いアウトプットを出せる人

当時はちょうどデザイナーからフロントエンド専業にジョブチェンジしたばかりの頃でしたが(理由は割愛)、とりあえずテクニカルクリエイターに対しては「めちゃくちゃ要求スキル高そう...ユニコーンやん...。」という印象を持ちました。今も持ってます。

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さて、そんなこんなでフロントエンドを専門的にしばらくやってみたところ「うわっ...フロントエンドの領域、広すぎ...??」と無理ゲー感が止まりません。
そんな時に軽くバズってた(と思う)のはこれ。

フロントエンドエンジニア:フロントエンド(ミドルウェアの場合もあり)機能の開発者
フロントエンドデザイナ:フロントエンドのビジュアルまたはインタラクションの開発者
フロントエンドフルスタック開発者:上記の両方を完全に満たす開発者

「そうだよね!?やっぱ広すぎるよね...!?う〜ん...今の私はいいとこフロントエンドデザイナーかしら...いやそれすらも危ういのでは...。」と戦々恐々とすると同時に、
「なるほどこの業界どこにいてもカオスだわ。しかしそれが面白い。」と、
このWeb開発戦国乱世を生き抜く決意を新たにしました。

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フロントエンドデザイナーに関しては Brad Frost が以下のように述べております。
胸熱な内容なのでよかったら全文読んで欲しいのですが、最終的なメッセージは今回のセッションとかなり近いように思います。

I personally think that people who are skilled at frontend design are in a great position to help bridge the divide between the design and development worlds. They are mortar that help hold the bricks in place. Existing in purgatory between worlds may sound like a bad thing, but it doesn’t have to be! Embrace the fuzziness, encourage frontend designers to exist between worlds, and let collaboration and great work ensue.
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個人的に、フロントエンドデザインに精通した人たちはデザインと開発間の世界の橋渡しを助ける素晴らしい立場にあると思います。彼らはレンガを所定の位置に保持することを助けるモルタルです。
異なる世界間の煉獄にいることは悪いことのように聞こえるかもしれません。しかしそうである必要はないのです!
曖昧さを受け入れ、フロントエンドデザイナーが世界の間にいるよう励まし、コラボレーションと素晴らしい仕事を続けましょう。

煉獄(purgatory)って言っちゃうセンス。イケメンなのは顔だけにしてくれ。戦国と煉獄で韻が踏める。

スキルセットとか

個人的には「要求レベルめちゃ高そう。」と思っているデザインエンジニア何某ですが、明確な線はないのであろうなというのが今回のセッションも含めて得た解。

なぜなら「デザインとエンジニアリングのギャップを埋めることによって開発効率と品質を上げること」が役割であるとすると、その役割を果たすために必要なスキルセットは属するチームによって大きく左右されると考えられるからです。

ギャップの大きさや形はチームによって異なります。ギャップの形を問わずどこにでもフィットするモルタルであるためには、"自己研鑽"と"違う世界を見続ける"ことが本当にとても重要なことだと感じます。

チームに左右されるからこそ、チームを問わないスキルセットが必要という(それはそれで煉獄じみてる)。

評価とかキャリアパスとか

昔から存在したはずだけど、いざ名前がつくと色々ややこしくなるのは評価まわりですね。

"重宝されるけど客観的に評価されづらい" 状況は想像に難くないと思います。まぁしょがないんじゃないですかね。一旦諦めちゃえばいいんじゃないでしょうか(雑)。

チームとプロダクトに献身的につくすこと、信頼を得ること、価値を感じてもらうことが第一歩かと。その先にきっと道が拓ける。

とはいえ献身的になり過ぎて自分自身が楽しくなくなってしまうのよろしくないので、強みや軸は持っておいた方が良いというのは至極同意です。

曖昧だからこそ、セルフブランディング大事なんだろうなと思います。

最後に

まとまりのない内容になりましたが、最後にお伝えしたいのは、

「WordPressは稼げる」はガチ

ということです。

それではみなさん良い戦国ライフを!( ´ ▽ ` )ノシ

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