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漁業のはなし

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漁業とか、一次産業のあれこれとか。
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2018年11月の記事一覧

最初に読んでほしい、三浦尚子の自己紹介note

最初に読んでほしい、三浦尚子の自己紹介note

(2022.06.19 追記と修正しました)

はじめまして、こんにちは。
陸前高田でわかめ生産者をしている三浦尚子(みうらひさこ)と申します。
いろんな人から「ひーさん」や「ひさこさん」と呼ばれることが多いです。

このnoteでは私自身の性格やどんな価値観を持っているのか、普段行っている仕事についてをざっくりとですが書いていきますので、読んでくださるとうれしいです。

プロフィール

大学卒業

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ひたすら、ぐるぐるぐるぐる

ひたすら、ぐるぐるぐるぐる

わかめについてのnoteは、とりあえず今日でラスト。(だと思う)

これについては毎日書いてるけど、手順おさらい。

① 陸上で養殖ロープをつくる
② 海にロープを張りにいく
③ 陸上でわかめ種を紐に挟み込む
④ 海に行って種紐を養殖ロープに巻きつける
⑤ 3月中旬頃に刈り取りスタート

①/ ②/ ③とnoteを書いてきて、今日は④について。
養殖ロープに種紐を巻きつける話です。

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素手でやる作業だから寒い

素手でやる作業だから寒い

昨日からわかめの仕込み作業がはじまってます。

昨日書いたように、わかめの仕込みのおおまかな手順としてはこんな感じ。

① 陸上で養殖ロープをつくる
② 海にロープを張りにいく
③ 陸上でわかめ種を紐に挟み込む
④ 海に行って種紐を養殖ロープに巻きつける
⑤ 3月中旬頃に刈り取りスタート

今のところ、①と②までnoteに書きました。

今日は③について。
わかめ種を紐に挟みこむ話。

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わかめの仕込み作業がはじまりました

わかめの仕込み作業がはじまりました

少し前にこういうnoteを書いたんだけど、今日からわかめ種の仕込み作業がはじまりました。

わかめは季節的なものだからずっと続く作業ではないので、どうせなら何日かかけて、わかめの養殖手順を説明していこうかと思います。

おおざっぱな流れはこんな感じ。

① 陸上で養殖ロープをつくる
② 海にロープを張りにいく
③ 陸上でわかめ種を紐に挟み込む
④ 海に行って種紐を養殖ロープに巻きつける
⑤ 3月

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どれだけ愛情を注げるかが大事になってくる

どれだけ愛情を注げるかが大事になってくる

この前、"届けたい人に届ける"ということをnoteに書きました。

生産者たちが生業として牡蠣をつくっているということは、生計を立てるための最終目標として「きちんと売れる」ということがいちばん大事になってきます。

なので、届けることも大事だけど、売ることも考えないといけないよなあと。売ることについてはわかっていないことも多いので、今日は小売についてのいろんな話を参考にして、今日は商品への愛情や

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あと少しで、わかめの仕込みの時期がくる

あと少しで、わかめの仕込みの時期がくる

いつも牡蠣の話や写真ばかり載せてるけど、実はわかめも養殖しています。

ということで、昨日から沖作業担当の方々とわかめを養殖するための養殖施設ロープを作ってる。
ひさしぶりのロープワーク。

200メートルの長さの太いロープを直線にふたつ並べて、ロープの真ん中に長いポールを入れて結ぶ。
ふたつのロープを組んで、線路みたいな形のロープを作る作業。

言葉で説明するのが難しいから写真を見たほうがいい

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届いてほしい人たちに、きちん届けるということ

届いてほしい人たちに、きちん届けるということ

私は牡蠣を稚貝から育てて製品とする、生産側の仕事をしています。
要するに、作る人。

作る人たちにとって、やっぱり牡蠣が売れてたくさんの人たちに食べてもらえることは大事なこと。だってみんなも生活があるからね。

作り手の漁師さんの中には「良いものを作れば売れる」と言う人がいるけど、自分的には「それほんと?」ってなる。 それって、昔の話じゃないの?

生産者がどれだけ手間ひまをかけていてすごく良い

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