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漁業のはなし

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漁業とか、一次産業のあれこれとか。
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2019年2月の記事一覧

たぶん、動いてるように見えるんだよなあ

たぶん、動いてるように見えるんだよなあ

一昨日、昨日と続いて、今日も実験養殖した牡蠣の話。

今日はその牡蠣を掃除しながらひとつひとつにしたんだけど、牡蠣は帆立の貝殻の上を動いてるかもなと思うことが。

写真がわかりづらい感じなんだけど、帆立の貝殻の片面だけ、そしてある間隔になるように間引きをした。
でも、どう見ても貝殻の端っこに寄っていて、両面に牡蠣がくっついて成長してるんだよね。

うーん、動いたのかな…??(でもなあ、調べたら

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3年前の自分に感謝

3年前の自分に感謝

昨日こういうnoteを書きました。

今日は3年目の垂下ロープの水揚げをしました。
ついに、ついにだよ!

Evernoteに自由研究メモを入れてたはずなんだけど、データが消えてて泣いています。
とりあえず、Oystagramに7ヶ月目の写真と文章が残ってたから、それ貼り付けとこ…。

”貝殻の上を成長に適したように移動する”、という話を聞いたから実験してみたんだけど。

放卵後、海を漂ってい

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そろそろ実験結果を見るとき

そろそろ実験結果を見るとき

実は、私専用の牡蠣さんがあるのです。
2〜3年くらい前から、私が実験として養殖した牡蠣がふたつ吊るしてある。

仕込み作業のときに落ちた稚貝を個別にして、少なめにネットに入れて成長させたなんちゃってシングルシード養殖。
(シングルシードというのは稚貝の段階でひとつひとつ個別の状態にして、籠に入れて成長させる方法。)

もうひとつは、帆立の貝殻に付着した牡蠣の稚貝を片面だけになるように間引きして

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新規参入者の持続可能性を引き上げる

新規参入者の持続可能性を引き上げる

今日更新の"イケウチな人たち"は、農業や漁業の持続可能な社会についての記事を読んだんだけど、今日はその記事の話。





新規参入者の現状

自然の恩恵を受けて、作物を育てたり、魚を獲ることを生業にしている一次産業者たちは、自然環境のことをきちんと考えていく必要がある。
そこでよく出てくる言葉が、持続可能な自然環境への意識。

この記事に出てくる"坂ノ途中"と"食一"はこれから

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衛生管理とアレルギーは別の話

衛生管理とアレルギーは別の話

弟子仲間のひとり、あかおくんから連絡がきた。
その話をちらっと書いたnoteはこちら。

あかおくんは石巻で復興庁インターンの学生の受け入れと寮母さん的な役割をしているらしく、学生さんたちと年齢が近い私に牡蠣のお話をしてほしいとのこと。

インターンに来て数日らしいから牡蠣の基礎知識を入れてほしかったらしく、話しやすさ重視で選んでくれたみたい。
話しやすいだなんて、ありがたいことだわねえ。

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こだわって作られたものに触れていたい

こだわって作られたものに触れていたい

最近、こだわって作られたものにすごく興味がある。

例えば、この前もnoteに書いたIKEUCHI ORGANICのタオル。作る人も使う人も、愛に溢れている。

"オーガニックエアー"という名前のタオルはふわふわな肌触りで、枕に敷いたら最高に気持ちいいらしいので、ぜひ使ってみたい。絶対安眠できる。



あとはこれ。
"Minimal -Bean to Bar Chocolate- "と

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買い手と売り手の気持ちをいったりきたり

買い手と売り手の気持ちをいったりきたり

今日NEUT MAGAZINEのこういう記事を読んでたんだけど、あらためて買い手と売り手、両方の気持ちを持ってないとだよなあと思った。



"味ではなく見た目を優先するのは、買い手ではなく売り手側の論理。お客さんの元に渡って初めて柑橘の豊かな香りがし、美味しいレモンを味わっていただくためにも、私たちの出荷するレモンは収穫した状態からそのままお届けしています。"



うちは生食

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