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漁業のはなし

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漁業とか、一次産業のあれこれとか。
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2019年3月の記事一覧

わかめの箱詰めがはじまった

わかめの箱詰めがはじまった

明後日はわかめの出荷日なので、わかめを機械にかけて絞って乾燥させたり、箱詰めと検品作業がはじまりました。

ということで、わかめの一通りの流れをざっくり紹介しようのnoteの続きを書こうかなと。

1週間前に流れが止まってるから、おさらい用に作業の流れとわかめnoteを置いておきます。
気になる方は読んでみてください。

作業内容

① 沖でわかめの刈り取り
② わかめを茹でる→茹

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手作業の極み

手作業の極み

昨日は枯れた部分を切ったので、今日は"芯抜き"と呼ばれる作業へ。

昨日のnoteはこちら。




わかめの真ん中をすーっと通る茎のことを"中芯"と呼んでいるんだけど、"芯抜き"はわかめの葉っぱと茎をわけることを言います。

おおざっぱにいえば、下に書いた4種類にわけていく作業。

①わかめの茎(中芯)
②葉っぱ
③切れ端のようなちぎれた葉っぱ(切葉)
④わかめ上部のギザギザ部分の短い

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実は枯れている部分がある

実は枯れている部分がある

今日でわかめnoteも4日目。

そろそろ、「またわかめかよ〜」という声がでてきたり…しないよね。

今日は"しっぽ切り"と呼んでいる作業について。
地道にわかめを切る話です。

今日の要点はこちら

・少しずつ葉先から枯れていく
・製品化するために枯れている部分を手作業で切り取る
・海でギザギザ部分から刈るのは、ここでの作業をひとつでも減らすため

もう少し詳しい説明は、ここ

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全身に塩を受ける

全身に塩を受ける

わかめのnoteも今日で3日目。まだまだ続きます。
昨日と一昨日書いたnoteはこちら。

昨日のnoteでお湯で茹でることで緑に変わり、しっかり冷やして締めることで綺麗な色になる話をしたと思うんだけど、今日はそれの続きの話です。



この後、"塩絡み"と呼ばれる作業をすることで、保存のきく状態へと変化します。

"塩絡み"とはなんじゃ???って感じだと思うのですが、一言で言えば、わかめを

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緑へと変化するタイミング

緑へと変化するタイミング

昨日の続きの話です。



昨日は朝早く海に出て、わかめを刈り取りにいく話でした。
そもそもなぜ朝早く出航して作業をするのかというと、主にふたつの理由から。

①  わかめを刈り取ったあとも色々作業をこなすので、朝早くに刈り取りに行かないとその日こなす必要のある作業が終わるのが遅くなるから

②  "朝凪夕凪"という言葉があって、朝と夕方は海が比較的海が穏やかでわかめの刈り取りをしやすい時

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夜から朝になる時間に

夜から朝になる時間に

起きると真っ暗。正直なところ、朝じゃなくて夜だ。
太陽の光はまだ届かない。

そんな時間帯に集合して、船の電気をつけて沖の方へと出航する。

今日からわかめ作業がスタートです。

11月頃にわかめの仕込みnoteの続きから。(興味のある方は読んでいただけると嬉しいです。)

わかめの仕込みnote

① あと少しで、わかめの仕込みの時期がくる
② わかめの仕込み作業がはじまりました

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暖かくなって、はじめたことのひとつ

暖かくなって、はじめたことのひとつ



最近ほんとに少しずつだけど、メイン作業船の天神丸の操船をはじめました。(天神丸って上の写真の船ね。)

岸壁の着岸は他の船が停まってたりして難しいから、沖といかだで少しずつ走らせてます。

船の免許は持ってるから、動かす資格はあるんだけど。
船外機(小さい船)はよくても、メインの作業船に手をつけてきませんでした。

社長が動かしてるメイン船だし、もしもスクリューにロープを絡ませてスクリュー

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