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漁業のはなし

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漁業とか、一次産業のあれこれとか。
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2019年7月の記事一覧

新しいいかだが設置できて一安心

新しいいかだが設置できて一安心

ここ2ヶ月くらい、ときどきいかだづくりや浮き樽を入れたnoteを出してました。

今日は無事に設置が終わったnoteです。

今年のいかだ製作後に海に着水したのが7月前半頃くらい。
少し時間を置いて、新しいいかだと補修用のいかだの交換も終わりました〜。



6月に入ってから牡蠣の作業の合間に少しずついかだを作ってたんだけど、例年に比べると思ったよりもスローペース気味。

青年会議所さ

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おニューいかだをそろそろ運ぼうかなと

おニューいかだをそろそろ運ぼうかなと

2週間くらい前にこんなnoteを書きました。

陸上から海に着水させたあと、しばらく海水に浸かるように置いてたのだけど。
今日はこのおニューいかだたちを浮かすために必要な浮き樽を一気に入れて、ロープで固定してました。

実のところ、このいかだにコケが生えてきてて、水面に浸かってた部分がヌルヌル。
滑って落ちたら、完全に海にどぼんなやつです。

いかだに入れた浮き樽の上に乗って、しゃがんで手を

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着水がおわったら、少し間をおく

着水がおわったら、少し間をおく

昨日こういうnoteを書きました。

陸上でのいかだづくりを終えて、今度は着水作業。

フォークリフトを使ってどんどん海におろして、いかだに結んだロープの片側を船外機に結んで、ひっぱっていく。

これは文章で読むよりも、写真で見たほうがわかりやすいかもしれない。

ロープで何台もつなげて、仮固定する場所へさらに移動。

でも、すぐにいかだを設置しにいくわけではないのです。

数日間、海水に

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ふやけた手で食べる豊かさよ

ふやけた手で食べる豊かさよ

私が普段いる"浦浜"と呼ばれる内湾側の海では、養殖漁師さんがたくさんいる。

養殖物で生計を立ててる漁師さんが多いというのもあって、太平洋側に面した表側の海と比べると、浦浜ではウニを獲ったり磯物獲りは日数が少なめ。
(ウニを売って生計を立ててるわけではなく、自家消費程度の量しか獲らないため。)

そんなわけで、今日は数少ないウニの開口日でした。
やっとだよ…待ちわびてたよ…!

むき身のじーち

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すべては手作業で

すべては手作業で

7月に入って、今年もあと半分。
いまやってる作業はまだまだ続きます。

牡蠣の稚貝の仕込み作業は陸上でやることと海上でやること、合計するとざっくり3ステップあるんだけど、今日はそういう話。



まず陸上ですることはふたつ。

① 牡蠣の稚貝を間引きする

陸前高田の牡蠣(三陸地域)は、他の産地との差別化をはかるために大きな牡蠣を養殖する特徴があります。
大きく育てるためには、仕込みの

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