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映画『THE FIRST SLAM DUNK』やっぱりスラダンは良い!vol.4

スラダンを語りまくりたい!
映画スラダンまとめ作りました

今回は詳しく描かれてはいなかった事を勝手に深掘りしますよ。

リョータの闇

今のところ一番闇深いキャラだけど大丈夫?
リョータ、サラッと自○未遂してない?
ただのバイク事故に見せかけてるけど。
それ踏まえるとピアスも○傷行為では?

「沖縄の海がみえたぜー(ヘラッ)」
じゃないよリョータ君よ。
「生きているのが俺ですいません」
じゃないよ!!!
どんだけ病んでるんだよ君は。
こんな手紙を書いたのはお母さんと兄への復讐心もあったんじゃないかな。
反抗心じゃなくて復讐心だと思う…自分を置いて行った兄と、自分を見てくれない母への。
まあそれはリョータの思い込みであってお母さんはお誕生日にはリョータの幼い頃のビデオも観ていたけどね。
でも事故った時もちゃんと色々リョータに伝えないんだよな。お母さんも辛かったんだろうけど、リョータはまだ高校生だよ。

家族でカウンセリングに行くべき

機能不全な家族の描き方がエグい…。
お父さんが亡くなっても、お兄ちゃんが次いで亡くなるまではまだなんとか保っていたんだろうな。
妹がやたら明るいのも気になった。
妹が高校生か大学生になるあたりでとんでもない事になりそうな雰囲気があった。
ラスト、リョータが渡米してプロになってるっぽい場面があったけど、この時までになんとか家族全員でカウンセリング受けたりしてて欲しいですね。
リョータが中学生になるタイミングで、沖縄から湘南に逃げるように引っ越したのはお母さんのファインプレイだったと思う。
そこはよかった。
ヤス(安田)みたいな友達もできたし!
ヤスも大変だったろうけど、君のおかげで一人の少年が闇堕ちせずに済んだのよ。

三井の復帰。
この人たち、まだ高校生なんです。

三井が復帰するまでの描き方について。
原作、映画どちらにも言えるけど、膝の故障の後に周りが三井を気にかけていれば、三井の復帰はもっと早かった。多分。
ノリちゃん(堀田徳男)は見守りタイプのダチなので三井にバスケに戻れとは言わない。一回くらい言ってボコボコにされてるかもしれないけど。
ノリちゃんと三井の関係と、桜木軍団と桜木の関係は、似ているようで違う。桜木軍団は桜木を茶化しても許される雰囲気があった。
赤木は赤木で、自分の事で精一杯だったので三井に何かしてやるような余裕は無かったし、バスケ部の雰囲気も、上級生のせいで最悪だった。
赤木は保護者や監督ではないし、彼の中では、去っていく者は根性無し。だからこそ部員との衝突も多かったんだけど。
赤木も、原作ではもっと分かり易い描写があって、だんだん他の子を気にかける余裕が出てきている。桜木に声をかけてノセて、それを見て彩子か晴子がびっくりしていた。でもそうやってびっくりされるくらいまだ子供だったんだよね。

三っちゃん素直になってくれ!

原作では、三井とリョータが屋上で暴行事件を起こしたという事にだけサラッと触れられ、その後体育館襲撃事件が起こる。
今作ではその屋上暴行事件の詳細が、校門で二人がおそらく中学生の頃ぶりに再会する所から描かれている。
自分の事は気にかけてくれなかった赤木から目をかけられているチビ。
(リョータにかけたセリフから、ヤスとリョータの会話は聞こえていたと察せる)
vol.1でも書いたけど、顔をまじまじと覗き込んできたリョータが、確信は無くとも
「三っちゃんか?」
と聞いていれば屋上は無かったかもしれない…。その場でボコボコはあり得るけど、もうちょっとマイルドな逆ギレになってたんじゃないかな。
あまりにも変わってしまった三っちゃんに、リョータは確信が持てずに言えなかったけど、三井からしたらあの生意気な目と眉毛、ピアスは下から覗き込まれた時点で気付いたろうね。
でもあっちは気付かない上に赤木に目をかけられてるんだよ…。
赤木達の一つ上が引退する前に、三井がこっそり試合を見に来ている場面もあった。自分が居なくても赤木は試合に出ている。
「下手くそが…」
とか帰りながら言うくらいなら安西先生と赤木に声かけなよー。
でも高校生だから。そこはあっちから気付いて声をかけてもらわないといじけちゃうよね。

原作では、安西先生のシーンより前にノリちゃんがみっちゃんに本音を聞き出すシーンがある。
このノリちゃんの役割を違う表現で今回引き受けたのがリョータ。
あそこで体育館のバスケ部との色々を入れると、話がゴチャゴチャしちゃうから、リョータとの確執みたいな描き方にしたんじゃないかな。

高校生の親世代になってから見る
スラムダンク

そういえば、パンフレット読んでたら書いてあったけど、井上雄彦も当時若かったから今の目線でスラムダンクのキャラクターを描きたかったという気持ちがあったみたい。
「なんだかんだ高校生なんだよなーこいつら」って目線は、今まさに高校生の子供がいてもおかしくない年頃になったからこそ。
三っちゃんを親目線で見てしまう…憧れだった三っちゃんを。

時系列

この三井とリョータのケンカ、リョータがバイク事故起こして入院、リョータが家で倒れているところがそれぞれバラバラになっているから、考える手間がうまれてしまって「テンポが悪い」と言っている人が出てくる一因になっていると思う。
初めてスラダンに触れた人のほうがすんなり受け入れられたかもしれない。

◆原作の場合
三井とリョータがケンカして入院
(リョータ復帰後に説明されているコマがある)

花道たちがバスケ部に入部

リョータ復帰

三井がノリちゃんたち連れてきてバスケ部襲撃

三井「安西先生バスケがしたいです」

◆THE FIRST〜の場合
三井退部済み、赤木二年生、リョータ一年生。
校門前で三井とリョータ久々の再会。

夏の地区予選敗退
三井「下手くそが…」
赤木、先輩に対して「宮城はパスができます」

リョータ、八月から免許とって秋にバイク事故

退院、沖縄へ。

戻ってきて冬に三井とケンカ
家に帰ってきてぐったり

体育館前で再会

かな?
体育館前で傷が増えてたから、やっぱりケンカ後、体育館襲撃はあったかもしれない。

大会の時期、怪我とバイクの免許取得の年齢、夏にリョータ病みがち、屋上で雪とか色々な事から推測してみたけど、最後、三井とリョータの顔のアザでよくわからなくなる。
何にせよリョータこいつめちゃくちゃ丈夫だな。格闘技をやらないか?こんな事言うと赤木の隣のクラスからあいつが飛んできそうだけど。そういえば青田くんは山王戦、居たのかな?

次回、最終回!(多分)

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