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映画『THE FIRST SLAM DUNK』やっぱりスラダンは良い!vol.1

なるはやで観て欲しい

書いている時点でもう、公開から5日程経つので、まだ迷っている人はIMAXや轟音、極音などなど特別なフォーマットでやっているうちに週末に観に行ってほしい!
いつまでも、あると思うな特別フォーマット。
大きなスクリーンで、大きな音で観るべき物があるというのは今年、トップガンマーヴェリックで散々実感したはず。
この機を逃すな!
無限課金爆弾全銭投入!
スラムダンクを大画面で観る機会は二度と無いかもしれないんだから。
書いていたらめちゃくちゃ長くなってしまったから、
数回に分けてこの作品の良さをテーマごとに若干ネタバレを入れつつ語っていきます。

今回は三っちゃんとリョーちんの関係がエモい話。


ここからネタバレ

ここから下はネタバレ有りで語って行くので、ネタバレ無しで観たい人は観てから読んでほしい。
気になっていた何戦だったのか、面白かった点、削られていた点等は次回!

宮城リョータの過去

宮城リョータ

原作コミックスでのリョータの過去に関する描写は(後の読み切り『ピアス』を除けば)以下の通り。
三井寿率いる不良グループに目をつけられ、暴行事件を起こして入院していた。
その後湘北バスケ部に復帰するもまた三井がリョータと花道、バスケ部を潰しに来て三井の有名なシーン
「安西先生…!!バスケが したいです」
につながる。

この程度。

彩子は
「リョータは生意気だしバスケ部で目立ってたから…」
みたいな事を言っていたけど、それだけにしては随分三井がリョータに絡みすぎ。

今作では、リョータの家族の話と、三井との出会い、リョータが入院してバスケ部に復帰するまでのエピソードが追加、そして若干改変?されている。改変されたと思われる部分については時系列がよくわからなかったりもするので、あと何度か観てからじっくり考えたい。

追加エピソードについて少し。
実はリョータと三井は高校生になる前に出会っている。

兄を亡くし、沖縄から湘南に引っ越してきて全然馴染めないリョータは、バスケのコートがある所までやってくるも、そこでも馴染めずにいた。
声をかけてくるスラッと背の高い上級生。
三井「小学生?」
リョータ「…中1だよ」
スリーポイントを外さずキメて、身体も大きくて、ドリブルの技ばっかり見せるなといちいちうるさい三井。
ムカついてきた所に三井の友達が現れる。

友達「三っちゃーん!!」

三井「またやろうよ」
リョータ「うっせ…」

なんかもう、このシーンだけで
リョータにとって三井がどんな存在になったのかわかってしまう。
多分この後もなんだかんだでこのコートで二人は1on1をやっていたんだろうなあ。
約束とかはしないけど、リョータが居たら三井が絡んでくるみたいな。
リョータはリョータで、来ない日はどこかで「今日は来ないな」
とか思っていたんだろう。
多分そのうち三井はあそこに段々来なくなっている。

湘北にリョータが入学して数ヶ月、既に二年の三井はバスケ部を膝のケガが原因で辞めて悪いお友達とつるんでいた。
いつものように二年の赤木に散々扱かれ、
「お前のパス(プレイ)はチャラい」
と罵られ
「合わねえー!(赤木とは)合わねえわ…」
とボヤいて安田に宥められるリョータ。
学校の校門前で三井とリョータは久々に再会する。いつぶりなんだろうね。リョータが入学前に三井は部活辞めてるから、二年以上な事は確か。
それにしてもリョータのプレイを「チャラい」と表現するの、めちゃくちゃ好きすぎてふきだしてしまったよ…。
しかもそのチャラいプレイが後々効いてくるからね。

ここからはまた憶測。
リョータは安田(ヤス良いよね!大好き)と一緒に逃げた後で
「あれ二年の三井さんだと思う。バスケ部に居たって先輩から聞いたことあるよ!」
と言われてから、やっぱりあれは、みっちゃんか?と確信したのでは?
彼の中でのみっちゃんはバスケットコートでしつこく絡んできてくれた優しいお兄ちゃんであり、ライバルであり、中学MVPのみっちゃんで止まっていた。
一方三井は、チビで生意気でピアス開けてる小僧に顔を覗き込まれた時点でリョータだと気付いたかもしれない。悪いお友達以外で何度も向かい合い、反抗的な目を向けてくる男は過去にリョータ以外居なかったから。
リョータの隣には
「諦めるなよ先輩だって目をかけてくれてるんだよ」
と慰めてくれるヤスが居て、自分の時は赤木は引き止めてもくれなかった。
そりゃ
「あいつウゼェ…潰すぞ」
ってなるよねならんけど。
三井は、赤木の一年生時の性格がもう少し他人に目を向けるタイプだったらあのままバスケ部にとどまっていたのかも。

そういうのを踏まえながらラストまで観ると、三井とリョータの関係、ものすごくエモい…。
そして赤木と三井もエモい。
全てがエモエモのエモである。
それまでのお互いの想いを昇華して、「仲間」になっていく。
試合の中でそれぞれが「チラッと」思った事、思い出した事、心境の変化の描き方が良かった。

三井寿

自販機と三井寿と宮城リョータとGLAY

自販機のサイズをご存知だろうか。
一般的な自販機のサイズは183cm。
三井寿は184cm。
GLAYのTAKUROは182cm(実際はもっとデカいらしい)

自販機のサイズを知って以来、
「これがみっちゃんとタクローかあ…」
と思っていたのだが…。
ふと思った
「りょーちんて、HISASHIと同じくらいじゃなかったっけ?」
コミックスで確認した所
宮城リョータは168cm。
HISASHIもプロフィール上では168cm。

「つまりみっちゃんとりょーちんってタクローとヒサシみたいなもん!?うわ、生身の人間の比較対象がこんな身近?な所に居たのか…えー!みっちゃんデカいなー!りょーちん、そりゃチビって言われるわ」
「りょーちんは自販機に囲まれてプレイしてんのか…」
「三井寿の横にGLAYのHISASHI並べたらりょーちんみたいな感じなんだ…」

と、よくわからない感情がわいてしまった。

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