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熱帯魚。

元はと言えば、熱帯魚飼育から始めた所謂"上陸組"でして、爬虫類飼育に熱を上げてからも、継続的に何かしらの魚は飼っていた。
「元はと言えば…」の元を源流の幼少期にまで遡ると、最初の一匹は何であったかは最早覚えていないが、当時は「濾過機?何それ?」くらいの熱帯魚飼育のいろはすら知らないクソガキで、近所のペットショップだかペットコーナーだかにピラニアが入ったと聞けば、飼いたい!言っては親に却下される有様だった。殊更、その頃の自分の知る怪魚の代表がピラニアであり、その憧れはとても強かった記憶がある。ちなみにもう一つ、強く記憶に残る憧れの生き物と言えば"ゲンゴロウ"で、これまた飼いたい!と駄々をこねては祖父母を困らせたものである。
と言う事で、子供時代は熱帯魚飼育とは縁遠く、せいぜいが金魚やどぶ川で捕まえた鮒を飼うくらいであった。

妻がペットコーナーに勤めていたこともあり、社会人になったころから熱帯魚飼育にハマりだした。
アクアリウム映えする小型美魚よりも、厳つい大型怪魚が好きだった(今でもだが)。
怪魚・大型魚ブームに沸いた2000年代には、どこのアクアショップにも怪しく、厳つい、立派な大型魚が溢れていたが、熱帯魚ブームも下火になり、現在に至るまでは、そんな魚たちは店頭から姿を消し、小型魚が中心となっていった。
近年では専らメダカが人気のようだ。
爬虫類や大型魚を飼育しているものとしては、餌くらいの認識しかないが、その奥は深いらしい(知らんけど)。
そう言えば父も何故かメダカ飼育に熱中している。
生家に帰れば、メダカ業者にでもなるんか?って位の中々の規模で増やしたりなんだかんだしている。
凝り性なのは親子似ているように感じる。

戸建てに住んでいたころは、スペースが多くあったので、そこそこの水槽も置けたが、現在はマンション故、アクアリウムを十分に楽しむと言う事が難しくなった。
前の戸建てには90cm水槽を置いたままなので、その内ジムナーカスでも入れてやろうかと画策している。

前置きは長くなったが、何が言いたいかと言うと要するに両爬虫類と同じくらい魚類も好きだと言う事。
いまでも最も好きなスポットは水族館。
最近、水族館分が足りていない…

熱帯魚飼育には多くのスペースが必要とされる。
マンション暮らしの今となっては、飼育できる種も数も非常に制限される。

Tetraodon cochinchinensis
意外にも飼育経験のなかった淡水フグ。
その気性故、単独飼育が基本(怪魚はそんなのばっか…)
非常に頑強で、食欲も旺盛。
メダカを追いかけ、齧り取る姿は愛らしい外見とは裏腹に凶暴性を表している。
良く食べるなら消化も早い。
餌をやって腹をパンパンにさせても、2~3日もすれば萎んでしまう。
最近はギーギーと鳴くようになった。
手を翳せば、餌と思い反応する。
人馴れして可愛げがある。

存外、良く泳ぎ回る

Anabas testudineus
空気呼吸のできる魚"アナバス"の名を冠する代表種。
地味な見た目ながら、良く見てみると非常に魅力ある姿をしている。
換水時に水深が浅くなると、鰭で立とうとしている姿は、まさしくキノボリウオと呼ばれる由縁である。

大きな目に上向きの口は怪魚好きに通じるものがある

Channa asiatica
子供のころ見ていた、所謂"雷魚"ってこいつらの事か?
スネークヘッドの種類は、レインボーを除けば屈強かつ凶暴なイメージがある。
以前、某熱帯魚店で購入したアーモンドスネークヘッドの幼魚があっと言う間に大きくなり、逞しく生き抜いたのは記憶に残っている。
それにしても、こんなに立派なコウタイを見たのは久しぶりだ。
体の白いスポットが綺麗で、七星魚と呼ばれるだけはある。
導入当初から変わらぬ状態を維持し、餌食いも抜群と言う図太さを存分に発揮している。
迫力、美しさ、飼いやすさどれを取っても非常に魅力的な魚はこれ以上に無いと思う。

メクラドジョウとPseudomystus funebris
メクラドジョウは見た目、ほぼカンディル。
何かこう、ヌメッとして気持ち悪い見た目をしている。
如何にも怪魚と言う風体で興味をそそられる。
ドワーフキャットは小型だがしっかりナマズしている。
遊泳力も高く、ナマズらしい強さを感じる。

Amphiuma means
一度死なせてしまって以来の二度目の挑戦中。
今回は上手く行っていると思う。
両生類のコツは餌を与えすぎない事かなぁと最近思う。
ピパピパもそうだが、その方が調子が良いように感じる。
間抜けそうな顔のわりに、存外凶暴なようで、指に嚙みついてくると言う話もあったりなかったり…
幸い、今のところはそんな事故は起きていない。
餌もキャットから金魚まで幅広く食べてくれているので苦労無し。

チスイビル
全ヒルファンの憧れ的存在w
貝食のウマビルなんかは安価で多く出回っているが、チスイビルはそんなに簡単に手に入らないし、値段も高い。
過去何度か飼育しているが、存外難しい印象もある。
初飼育の時には、本当に中々餌を吸ってくれないのでやきもきした経験があるからだろう。
巷では自分の血を吸わせるのがトレンドだが、残念な事に私は血をサラサラにする薬を飲んでいる為、吸わせてやることが出来ない。
今飼っている連中は、幸いにも良く吸ってくれる。
主な餌はヌマガエルだが、この時期は手に入りにくいので子赤を与える。
これまたしっかり吸ってくれるので、餌には困らない。
良く餌を吸っていても、ある日突然死んだりするので油断できない。
今の飼育法で間違いはないと思うが、かと言ってコレ!と言う確信があるわけでもない。

Hirudo medicinalis

本日のカバー写真はOrobdella whitmaniである。
過去、何度か飼育したことが大体は暑くて溶けるか、乾燥で干からびてしまう。
暑さはともかく、完全に私の怠慢なので気を付けねばならない。
現在は特大級のクガビルを飼育中。
それまでは、水苔で飼育していたが、Xで得た情報により、砂利を敷いて、薄く水を張って飼育している。
これが中々調子よく行ってる。
飼育開始から4か月を経過し、餌もしっかり食べるので問題はなさそうだ。
餌は釣具店で調達した熊五郎ミミズを与えている。

それよりも太い大関ミミズを与えたこともあったが、大きすぎたのか飲み込むのに時間がかかる上、吐き戻してしまった。
熊五郎が丁度良いサイズだが、それでも2匹目となるとしんどそうなので、一回一匹がベストかもしれない。
絶食には強そうなので、給餌感覚は長くても良いと思う。
以前飼ってたのは、半年に一匹で生きていた。
そろそろ暖かくなってきそうなので、野菜室行か…

最後に、今一番飼いたい魚。

GYMNOTIFORMES sp.

今でも入って来てるんか?


熱帯魚も好きなんやねーと思って頂けたら嬉しい。

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