好機（チャンス）は常に、そして例外なく動いている。
だからこそ、自分も常に行動しなければならない。

この世界において、
「好機」と「時間」だけが決して止まらない。

これまで何度も、「なぜ寝たきり社長はいつも前向きなのか？」と問われてきたが、私はいつも「時間が進むから」と答える。

もしも「時間が自分の都合で止まってくれる世界」が存在するなら、私はきっと何もしないだろう。

行動しないで卑屈になるだろう。

そして、何事もうまくいかないのは、
すべて障害や社会のせいだと言い出すだろう。

しかし、この世界は私たちの意志とは無関係に、
いつだって刻々と時を進めていく。

私が落ち込んでも、泣いても、卑屈になっても、
平等にそして変わらない速さで時は進む。

だからこそ、笑顔でありたい。
楽しくありたいと思わせてくれるのは、
きっとこの世界が変わらず時を進めてくれるおかげだ。

逆に、常に動いていくこの世界で立ち止まってしまったら、
そこに待っているのは「不安や恐怖」だ。

彼らは「時を止めたい」「あの頃に戻りたい」と願う人間が大好物だから、どうかそうは願わないでほしい。

この世界では、時の流れに伴って歩む者にだけ、
素晴らしい好機が訪れるようになっている。