Hisao Tsujimura

日本オラクルというコンピュータソフトウェアの会社に勤めています。写真を撮ることが好きで…

Hisao Tsujimura

日本オラクルというコンピュータソフトウェアの会社に勤めています。写真を撮ることが好きで、クラシックが好きです。甘党。週末に写真をとる人。書かれているのは私の個人的な経験であって、現在勤めている会社の立場を表明するものではありません。Twitter: @hisaotsu

マガジン

  • 画像を使ってくださった方の記事

    私のアップロードした画像を使ってくれた皆様の記事です。 記事が無料か有料か私は存じません。

  • うたかた日記

    しがない外資系会社員が、ふと日々思ったことや考えたことをつづります。

  • たくみのこみち

    ITに限らず、テクノロジーについて感じたことや気がついたことのメモです。技術を育んできた先人たちが歩いた道を歩きながら、何か面白いものが見つかればと思い、「たくみのこみち」という名称にしました。

  • おしらせ

    お知らせのマガジンです。

  • 光と影が出会うとき

    noteの執筆者のみなさんに自由に使って頂こうとして投稿した過去の写真です。 noteの記事で自由にお使いください。

最近の記事

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干し草の中の針

こんにちは辻村です。「干し草の中の針」(A pin/needle in a haystack.)という言葉をご存知でしょうか?山ほどある干し草の中からたった一本の針を探すことはとても手間がかかることから、「無駄骨を折る」とか「望みのない捜し物をする」という意味です。 針を探す役に任命されました現在勤めている会社では、メーリングリストに加えられると通知が来ます。最近はSlack が流行ですが、メールもまだまだ健在です。そっとメールを開けてみると「ファイルシステムプロトコル」と

    • 「1円」の請求を払った話

      Oracle Cloud Infrastructure というクラウドのサービスがある。勉強のために使っていたのだが、無償枠とかいろんな関係で、1月分の利用料が「1円」だった。今回は、クラウド自身の話ではなくて、「どうやって1円を決済するんだろう?」という自分の疑問が解決したお話。 世の中のお金の払い方いろんな商品やサービスを買うと、さまざまな方法で代金を支払うことができる。現金、銀行振込、クレジットカード、デビットカード、お商売なら小切手(こぎって)や手形(てがた)もある

      • 画像共有撤回のおしらせ

        noteには、「みんなのフォトギャラリー」という機能があり、そこにある画像はガイドラインに従って自由に使うことができます。今回は、誤って共有してしまったために撤回しますというお知らせです。 該当の画像は、f(x) という文字を白のバックに黒文字で書いた物です。私の記事(1, 2, 3) に利用したものです。このたび、誤って「みんなのフォトギャラリー」にも公開してしまいました。誠に申し訳ございません。 既に記事等でご利用いただいている方には、特に、ご迷惑をおかけいたしますが

        • macOSで数式を計算する (2)

          前回の導入編では、数式を計算するために、Jupyterlab, Sympy, LaTeX などを導入した。今回は実際の計算である。 はじめの一歩加算 まずは、簡単な数式からだ。a, b は何も指定しないと複素数と解釈されてしまうらしいので、整数として定義する。加算(足し算)は整数は順序を変えても答えは変わらない。交換法則というのを覚えている方もいるかもしれない。(赤い線がついているのは、英語の文法チェッカーが働いてしまっているせいで、本題には、関係ない。) なお、Sym

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        記事

          macOSで数式を計算する

          何度か告白したことがあるけれども、私は数学が得意ではない。自分の手計算なんて 1 ミリも信じていない。ちょっと事情があって、数式を計算したいと思い、自分の環境に設定してみた。なお、環境は macOS である。ちょっと長くなるので、2回に分け、今回は導入作業編だ。(→計算編) Jupyter Notebook と Jupyter Lab随分前、コードを含むノートが作ることができる、Jupyter Notebook についての記事を書いた。この環境は Python で動いていて

          macOSで数式を計算する

          OCI Functions のトラブルシューティング

          ひょんな事から触れることになった OCI Functions、ゴリゴリのオンプレの仕事をしている身としては右も左も分からない。「見つけたことをメモっておけばきっと誰かの役に立つはず」と根拠のない自信でこの記事を書かせていただいた。 ひとことこの記事を書き出してから気がついたが、某弊社の方、Oracle Functions のオブザーバビリティという資料をまとめてくださっている。Syslogや標準出力にでるような作りであれば、Function 自身のロギングポリシーを変更して

          OCI Functions のトラブルシューティング

          重複、相殺、ことばと世相

          ことばは生き物「なんでこんな読み方をするのだろう?」と思う不思議な読み方は多い。そして、少々もめ事のネタだったりすることもある。端的に言えば言葉は生き物であり、話者によって再定義されていく。世相が違えば意味は異なる。世代が変われば読み方が変わる。 それなりに年を重ねたものとしては気持ちが悪いこともあるのだけれども、若い人もきっと気持ち悪いと思っている。ことばはなぜ変わるのか、そんなことを少しひもとければと思っている。 「ご丁寧に」個人的に経験した中で最も戸惑ったのは「ご丁寧

          重複、相殺、ことばと世相

          ChatGPTで格調高い英語を書く

          仕事柄、英語は日常的に使っている。Grammarlyなんかも使って文体を気にしながら書いてはいるものの、技術的な文書は直接的かつ簡潔になりがちで、私の書く文章は技術的でなくても社交辞令とか趣に欠ける。 そこで、単純な文章を書いて、どれくらいChatGPTが文章を書き直せるかを試してみた。「AIの書く格調高い文章は使い物になるのか?」ちょっと遊んでみた。 原文と日本語訳例文として想定したのは、「どこかのオークションサイトでものを頼んだらぶつけられていて壊れていた」というよくあ

          ChatGPTで格調高い英語を書く

          箱の中に残るもの

          ひょっとしたら悪いことが起きるのではないかと思いつつ、それでも、パンドラと同じく、人間はいろんなものの箱を開けてしまう。それは、飽くなき技術への興味なのか、儚(はかな)げなものへの憧れなのか。 2022年も先が見えない年だった。 ともすれば目の前のことをこなすのに精一杯、なんなら普段より一歩も二歩も後退した中で新しい道を探す。 新しく開ける箱の中には何が待っているだろうか? もしかしたら、数多くの新たな困難があるかもしれない。 それでも、みなさんが迎える新しい年に「光あれ

          箱の中に残るもの

          私の写真を使った記事が60本を超えた

          みんなのフォトギャラリーに画像イラストを投稿しておくと、自分の写真やイラストが使ってもらえたときに、通知が来ます。 私の場合、こういった方の記事を別途マガジンにまとめてあります。同じ画像で違った観点が発見できて、面白いです。 本当は 50 件超えたところで喜ぶべきなのでしょうけど、記事もサボりがちな今日この頃、代わりに 60 本記念をしたためておきます。 「みんなのフォトギャラリー」にある画像の数が、「光と影が出会うとき」のマガジンの投稿数よりずっと多いのは、noteでは

          私の写真を使った記事が60本を超えた

          S3オブジェクトストレージを設定してみた

          世の中的にはオブジェクトストレージを使っている方も多く、最近は ZFS Storage でもお問い合わせをいただく。今回はちょっとしたつまずきポイントををご紹介しつつ、ZFS Storage にS3互換の設定をする方法をご紹介したい。 大まかな流れ設定の設定の大まかなな流れは以下の通りだ。 HTTPサービスにシステム全体でS3互換モードを有効にする設定をする。 アクセスキーとシークレットキーを作成する。 バケットを格納するシェアを作成して、S3互換モードを利用する設定

          S3オブジェクトストレージを設定してみた

          変じゃない、違うんだ

          あなたはいま何才ですか? 私たちはいろんな状況でこの世に生まれてきます。 「銀のスプーンをくわえて生まれてきた(Born with a silver spoon in one's mouth)」と言われるくらい裕福な家庭に生まれる人もいれば、生まれた瞬間に天涯孤独になってしまう人もいます。体の特徴として男性の人も女性の人もそのいずれでもない人もます。心と体の性別が一致する人も一致しない人もいます。年齢を重ねた人もそうでない人もいます。 世の中のほとんどは、右か左かなんて

          変じゃない、違うんだ

          安さは正義なのか?400ドルの灰皿の話

          古いアメリカのドラマで、潜水艦の士官室にある灰皿が400ドルもするという話がある。たばこと吸う人が減り、写真のようなガラスの灰皿をお客様先で見かける機会がすっかりなくなった21世紀もはや20年以上、灰皿の値段を知らない人も多いだろうが、400ドルといういうのは妥当なのだろうか? 灰皿の値段古いアメリカのドラマ「ザ・ホワイトハウス」はアメリカの NBC で 1999年〜2006年にかけて放映された大統領とその側近たちのドラマだ。クリントン政権のアドバイザーがスタッフに加わって

          安さは正義なのか?400ドルの灰皿の話

          写真を提供するわけ

          「いしかわゆき」(https://note.com/milkprincess17)さんというライターさんのイベントを聞いてみた。普段は仕事に関連したことを書いている私だが、とても気持ちが軽くなったので、1本書いてみようと思う。それは私がときおり写真を提供する「わけ」だ。 私の書き方のスタイルというのは、いしかわさんのように軽やかに書くという感じではない。どちらかというと、資料を集めて、まとまった時間を取って、というものが多い。写真や画像がなくて、それなりに時間がかかってしま

          写真を提供するわけ

          2月の早朝の富士山

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