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ノー・メイクなラーキン・ポー 〜『An Acoustic Companion』

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Larkin Poe / An Acoustic Companion

アクースティック・アルバムを出すと以前予告していたラーキン・ポー。出てみたらたった四曲13分のEPなのでちょっとあれですが、でもその『An Acoustic Companion』(2023)は飾らないノー・メイク姿のローヴェル姉妹が聴ける気がして、これはこれでなかなかいいです。

四曲すべて今回のためのオリジナル。しかも特徴的なのは二人のギターとヴォーカル、ラップ・スティールだけでサポート・メンバーがいないこと。ベースもドラムスもなしです。それが二人のあたたかみとかプライベートでインティミットなフレンドリーさをかもしだしていて、ちょっと好きですね。

比較的おとなしめの曲が中心だというのも二人だけでやっているせいでしょうか。バンドでやるときはかなりハードになることもあるブルーズ・ロック志向なんですが、南部的なディープさはそれでもしっかりあるし、こうして静かにやっていても、根本はいままでの諸作と同じだなとわかります。

(written 2023.11.5)

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