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#5 非常識な成功法則


著者:神田 昌典

これはどんな本なのか?
ズバリ、成功原則が嫌いな人の成功するための実用書である。
凡人が、一戸建ての家を建て、スポーツカーに乗るまでの、最短距離である。ナマケモノが最短距離で這い上がるための、世界一簡単な方法である。
同じ毎日に息が詰まりそうなサラリーマンが独立し、非常識に豊かで、自由になるための本である。

成功のためには、長い時間をかけて成功法則を勉強する必要はない。
成功するためには、必要なことを学んで、やればいいだけの話である。
そして、必要なことは、ほんの少ししかない。
「成功する」ってことは、学歴にも、能力にも、人脈にも、資金にも関係はない。

まともな成功者が一番恐れるのは、傲慢になり、天狗になってしまうことだ。だから、自らを律するために「謙虚でなければならない」「神様に生かされている」「お金で幸せは買えない」「人との出会いが大切」等の常套句を唱えるわけである。
お金持ちにも、幸福なお金持ちと、不幸なお金持ちがいる。
不幸なお金持ちの末路はしんどいよ。お金を持ったはいいものの、その本来の使い方を知らない。自分の力で稼いだと勘違いする。すると見事なくらい、災難が訪れる。信頼していた人から裏切られる。家庭内で不和が起こる。一文無しになる。金の切れ目は縁の切れ目。そして最期は、孤独に一人で死ぬ。「一体、俺の人生何だったんだ?」と呟きながらね。
お金持ちになるまではいいけど、お金の使い方を間違えたら、生き地獄となる。

第一の習慣:揺るぎない目標を作る
第二の習慣:その目標を潜在意識にプログラムする
第三の習慣:そのプログラムを動かせるように、自分のセルフイメージをバージョンアップ
第四の習慣:大量の本を読む・ビジネス関連のテープを聞く
第五の習慣:本当に自分に相応しいお客にだけ、120%のエネルギーを投入する殿様バッタのセールス
第六の習慣:お金を溺愛する、そして稼げ
第七の習慣:決断は思い切らない。第三の道を見出す
第八の習慣:成功のダークサイドを知る、完璧を目指さない、身近な人や家族をを大事にする

目標は紙に書くと実現する。
目標は長期と短期で、バランスよく使い分けると達成しやすい。
SMARTの原則
S(Speciffic)・・・具体的である
M(Measurable)・・・計測ができる
A(Agreed upon)・・・同意している
R(Realistic)・・・現実的である
T(Timely)・・・期日が明確
例)
目標:豊かになる(短期)
S(Speciffic)・・・年収アップ
M(Measurable)・・・1000万円
A(Agreed upon)・・・この年収は、確かに必要だ
R(Realistic)・・・そのぐらいは達成可能な数字だ
T(Timely)・・・来年の4月30日までに

良い目標は、その実現に向かってあなたを自動操縦する。悪い目標は、障害が生じ、挫折しやすい。
良い目標を設定する上で、最も大切なことは、自分が本当にやりたいことを見出すこと。本当にやりたいことを発見するためにはまず、紙に「やりたくないこと」を書き出す。今の人生で、この瞬間から消し去りたいこと。常識なんかクソ食らえだ!
やりたくないことを書き出したら、次は「やりたいこと」を書き出す。
「やりたくないこと」「やりたいこと」の明確化。
これは、自分をなりたい姿に変えていく上で極めて大切なプロセスである。

この二つを突き詰めていくと、一体自分が何のために生きているのかを考え始める。それは「ミッション(使命感)」である。
このミッションを設定することで、自分のやりたいことの実現スピードが早くなる。
ミッションを考えるには、自分に次の質問をしてみるといい。
「自分の命があと半年しかなかったら、いったい、何をやらなければならないのか?・その半年の間に、お金を一銭ももらえなくてもやるべきことは何か?」
この質問の答えを実行するということ。

なぜ紙に書くと実現するのか?
理由は脳のメカニズムにある。
脳は、あなたが質問すると、高精度なアンテナを張って、必要な情報を探し始める。過去の経験、現在、目の前で起こっている状況全てから、答えを検索しだす。質問した途端に、標的を追い求める赤外線誘導装置付きのミサイルのように、答えを追い続ける。
しかもとてつもない処理スピードで。
でも、残念なことに、目的意識を持って質問をしないと、脳は機能してくれない。

紙に書いた目標を、夜寝る前にボヤ〜っと眺める。そして朝起きた時に、またボヤ〜っと眺める。
これだけで脳が、「この目標を達成しなければならない」という催眠にかかり、自動的に目標達成に向かって進み始める。
簡単にできることを、今すぐにやってみよう。

あなたのCPUをアップデートしなければならない。
あなたのCPUとは、「自分が思う自分」つまりセルフイメージである。
自分が凡人だというイメージを持っていたら、成功者にはなれない。
自分に都合のいい肩書を持つ。強そうであれば何でもいい。
作ったら、俺は「〇〇なんだと毎日言い聞かせる」
例)
スーパー・エナジャイジング・ティーチャー
ウルトラ・ストロング・エンジニア
スーパー・プロフィリック・ライター

お金をコントロールするための3つの原則
1. お金に対する罪悪感を持たないこと
2. 自分の年収は、自分で決めること
3. お金が入ってくる流れを作ること。出ていく流れを作ってはならない。

普通の人は、お金で買えるものが好き。車とか、バッグとか、時計とか。
それに対し、お金持ちは、お金自体が好きなのである。つまり紙幣が好き。紙幣の匂いが好き。色が好き。デザインが好き。もうお金を溺愛している。
これがお金が集まる人と、お金から逃げられる人の大きな違い。

成功するための最短距離は、今属している「否定的な会話をするグループ」から距離を置くこと。否定的な口癖を持つ人との交流は致命的だ。
「できない」「わからない」「難しい」など

誰かが儲ける。誰かが稼ぐ。そして、その金を使う。
使えば、それで豊かになる人がいる。
だから、売る能力のある人間は、売る。
そしてお金を使う能力がある人は使わなくてはならない。

「お金は後からついてくる」とは、お金持ちが、自分を律するために言う言葉なのだ。それを凡人が勘違いし、真実だと思ってしまった。
それはお金を稼いでから言うセリフだった。
儲ける社長は、当然嫌われる。嫉妬もされる。
しかし嫌われるからといって、稼ぐことから逃げてはいけない。社員のために、金を稼いでやらないといけない。地元のために金を稼いでやらなくてはならない。稼げる能力のある人間には、そういう義務がある。

躊躇せず、徹底的に儲けなくてはいけない。

お金に縁遠くなるのは、非常に簡単。
「人生、お金じゃないんだよ」と言えばいいんだ。
「お金を稼ぐことが、そんなに重要なのかね」と言いながら、お金持ちに嫉妬していればいい。そう言う口癖をを持っていれば、確実に一生お金に恵まれない人生を歩める。
『なんでお金にそんなに興味があるんだ、もっと社会貢献することが重要じゃないか』と儲かっている人を揶揄するぐらいなら、あんたも500万円稼いで満足しているのではなく、1億円稼いで、9500万円は寄付しろ
まず稼げ
稼いでから、その金で、正義感を持って、徹底的に社会貢献せよ。

結局は、自分が考えた人間に、自分はなる。
年収ですら、自分が決めた額になる。
その年収を自分で決めないから、得られない。その年収を得ようとしないから、頼まない。その年収を得た後は、その年収を超えるような仕事をしないから、その年収が保てないだけである。

成金になってわかるのは、結局のところ、お金があって幸せなことと言ったら、とても些細なことだ。疲れた時に、お金を気にしないでタクシーに乗れる、家族で寿司を食べる時に値段を気にせず注文できる、勉強したいときに海外に飛んで勉強できる。そして嫌なヤツには頭を下げなくてもいいという幸せだ。
このような自由がある。そしてこの自由は何事にも代えがたい。
自由を買うためには、お金は必須ではないけど、便利なツールである。
自由になるためのエレベーターがあるんだったら、エレベーター使おうよということである。

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