見出し画像

当然だけど「#トランス女性は女性です」と、レイプカルチャー撲滅は両立する

あのさ、トランス女性が女性スペース使えるようになることに対する反発として、主にトランスジェンダーでない女性からトランス女性への無理解・無配慮・差別的な発言が増えてること、その中には当事者を自死未遂に追い込むほど深刻な差別も発生していることを私は強く問題視しているのね。

けど、本当に、トランス女性の権利とトランスジェンダーじゃない女性の権利が対立してるの? 待って、待ってよ。この議論、見渡す限りフェミニストだらけだしフェミニストは女性だらけなんだけれど。根源にあるのは性加害への恐怖ばっかりだよね。これは男性どこいった案件なのでは?

実際、子どもやジェンダーアイデンティティ・ジェンダーエクスプレッションのマイノリティや女性が、
男性に見える人間を知覚したら性暴力を自衛することを迫られている
というのは現実。

その現実に対して
それでいいわけないだろ☠️
と怒ることはレイプカルチャーとの闘いの一部。

酒飲んでても、男性ばっかの職場にいても、性暴力を受けていいサインじゃないんだよ。

これぜひ、#HeForShe
で広めてほしいですね。
何で女にばっか負担させてんの?

「性加害者のほとんど全員が男性だから、ジェンダープロファイリングに基づいてセーフスペースをつくって性暴力を自衛している状況」って、トランス女性がめっちゃ協力してくれて成り立っているってことなんだよね。その負担を押しつけたままでいいの?ってことをトランス女性ではない女性は問われてる。このまま我慢して実害を受けつつ協力してくださいって頼むのか?と。

(※ちなみにジェンダープロファイルによる性暴力抑制については女性スペースを分けた状態で起こる性加害の抑止や同性間の性加害の可視化を妨げてしまう側面もあるんじゃないかと私は思っています。)

で、
「男を見たら性暴力を女性に自衛させる状況」
って、性加害が男性ばっかりから発生してるのに女性がその負担背負わされてる状況から発生してるよね。

何でここにその根本的なボールを持ってて
公共物のデザインの権限のポジションを占めてたりする男性が
「性暴力を深刻に受け止めて
包括的な性暴力の抑止措置を
惜しみなく実行する」
と出てこないの?
何で性暴力に厳しい法改正を求める人のほとんどが女性なの?

「男性を見たら加害を心配せねばならない現状を憂い、これを男性問題とし、性暴力を抑止するためにはどのような措置が必要なのかを真摯に勉強し、できるアクションを取ります」
って地位や権力のある男性がわんさか出てくるんじゃないんだ?

そりゃそうか。日頃、
「俺たち男は性欲をおさえられなくて襲っちゃうのは仕方ないんです」
「なんでもセクハラって何にも言えなくなっちゃうよ」
みたいなセリフが男性主語の定型文と化しているヘルジャパンだもんね。

でもそろそろ学ぶ機会増えてない?気づいて?特権に気づこう?
新しい、性暴力防止措置を作りましょうよ。

で、トランス女性じゃない女性たちはさ、
「何で私たちに見た目でジェンダー判断して自衛するのやめろって言うの?」
って思うじゃんか。そりゃ。
さんざんこのファッキンヘルジャパンで男性と見たら警戒せざるを得ないって感覚を刷り込まれてきたのに!なんで!って反発したくなるじゃん。

でもその反発をトランス女性にぶつけるのはお門違いだしジェンダー差別だよ。全部さ、この理不尽な構造に、性加害をする男性に、ぶつけよう。トランス女性に性自認とは何?とか差別的な言葉を投げかけずにさ。

トランス女性を排除してつかむジェンダーイクオリティって何なんだよ。
「フェミニズムって何? マンスプて何? 何がハラスメントなの?」ってアンチフェミニストにねちねち絡まれて辟易してた同じことを女性にしないようにしようよ。

百……みたいな女性自認を詐称して女性スペース入ったろとか言う人、だいたい男だったじゃん。トランス女性になりすましたアカウントで、女風呂入り放題とか言ってたのも男性じゃん。あいつらどうやって止める? まじあいつらの口をふさごう? どうすればいいんだろう? って。考えたり議論したりしよう。自分より困難を抱える人に、自分が受けてきた抑圧を押しつけること、差別すること、やめよう。

もうトランス女性に背負わせるのやめようよ。

で、こっちが主眼なんだけど男性はさ、
もう女性に背負わせるのやめようよ。
#HeForSheやってこう

これは、性暴力加害者の問題。
性暴力の加害者の99%は男性。
男性の問題だよ。

男性を性加害者として警戒しないといけない状況は、
子どもやジェンダーマイノリティ、女性にとって、まじ窮屈。

今こそ男性がフェミニストとして声を上げるときだよ。

性暴力根絶しよう!って。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?