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政府登録國際観光旅館 2週目

「政府登録國際観光旅館」

2週目の稽古が終わりました。1960年、機械式の計算機を製造している「捨鉢電子工業株式会社」慰安旅行の一夜を描く本作品。

唯一の女性社員・片野さんが一生懸命作った「旅のしおり」。かわいいイラスト入りで(社員の似顔絵も)旅行の予定が書かれています。

が、社長以下、どうしようもないおっさん中年社員たちに予定は蹂躙され、ぐちゃぐちゃにされてしまうかわいそうな旅のしおり。

この「旅のしおり」を、片野役を演じる片山音嶺さんが作ってくれました。

本番当日、受付でお客様に配布しますので、芝居が始まったら無残にもぐちゃぐちゃにされてしまう「かわいい旅のしおり」の悲劇を開演前に噛み締めていただきたいものです。

今では、女性社員に
キミ、胸ちっちゃいね
なんて軽く言おうものなら
即セクハラで裁判沙汰ですが、
1960年当時の小さな会社なんか、
ほぼセクハラパワーで経営が成り立ってるような世界だったようです。

旅行先の旅館でしおりを踏みにじられ、散々、おっさん共の横暴に晒され続けた片野さんは
終盤で爆発します。

そのシーンで必要な小道具を、上司役の村上泰児さんが苦心惨憺、製作しています。
ざっくり言うと、
おっさんをぶん殴る武器です。

村上さんはセクハラ大王みたいなおっさん社員の役ですが、部下から攻撃される武器を自ら作っておられるので、ありがたいとことです。

2週目の稽古はダンス振付を中心に。

振付は前回、4月に上演した「パパと呼ばないでvirgin」でもお世話になった島田風香さん。

メンバーの半数以は「踊る神経が生まれつき切れてる」人たち(40以上のおっさん)ですが
辛抱強く振り付けてくださいます。
リバビリみたいです。
島田さんいつもありがとうございます。

↓女性陣はちゃんと神経つながってます。

今から59年前
戦後の昭和のぐちゃぐちゃした時代の
なにやら意味のわからない物語を

安心できるヒロインと
安心できるキャストと
安心できるぼっちゃんおじょうちゃん方が
ご陽気に踊りながら作ってくれてはります。

あらすじ

1960年2月、のち(2019年)に第126代天皇となる浩宮徳仁が生誕。

同年10月、とある温泉地にある「政府登録国際観光旅館」に小さな会社の一行が慰安旅行に訪れるところから物語は始まる。若手社員の青年(岡野圭吾)はロビーに飾られたポスターに映る無名女優(伊勢美琴)の姿に心を奪われ、突如、姿を現した女優は青年に甘い言葉を投げかける。

一夜をかけて私を愛して

青年はその願いを叶えようとするも旅館の演歌女将、強欲な客引き、野球拳温泉芸者、国籍不明ダンサーが入り乱れ、宴会は酒池肉林の地獄絵図と化していく。そんな中、旅館に忍び込んだ国際保険調査員の女たちは女優にかけられた巨額保険金の謎と、観光旅館がひた隠しにする「不都合な真実」を解き明かしていく―。

【公演日程】
① 10月17日(木) 19時
② 10月18日(金) 19時
③ 10月19日(土) 15時  終演後アフターイベント開催予定
④ 10月20日(日) 14時  
★受付開始は開演60分前、開場は開演45分前。

【前売券 ご購入お申込み】
●hishidas/✉  
doragon_0526@yahoo.co.jp

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