勝馬のミホ_完成イラスト

1、連載投稿してみました

noteを始めて9週間程度たちましたので、振り返りをします。

「3週間のnote」「6週間のnote」はこちらから↓。

この3週間で大きかったのは「連載投稿」にチャレンジしてみたことでしょうか。6年ごとの世代考察、6×12=72歳まで。プラスまとめと番外編です。14回、2週間にわたって書いてみましたので、この3週間の大半はそれらで満たされていますね↓。

なぜ世代考察をしてみたかというと、「イバーランドの県道」(市町村擬人化×ゲームブック)に続くコンテンツの種にするためです。「地理分野」のコンテンツの次は、「歴史分野」のコンテンツを考えていきたい。「実用地歴」を目指しているので、地理と歴史にて、まずは1つずつ制作していきたいと思います。こちらも、Twitter上やnote上で少しずつお知らせできればと考えています。

2、県道も道半ば

「イバーランドの県道」につきましては、県北の「お試し版」を公開してから、遅々として進まないことが多かったのですが、校正作業などを含めてけっこう進んでいます。その振り返りの記事も投稿しました↓。

どのような形で公表や販売をするかは、まだ検討の余地がありますが。

3、平成について考えてみた

それと同時に、「同時代史」的なものも書いてみたいという気分になり、自分の中で「平成3部作」と名付けている記事を3つ投稿してみました。平成30年で特に特徴的だったと思われるテーマを取り上げたのです。

1つ目は「希望論」です↓。

平成時代は、それまでの昭和時代の「高度経済成長」「安定成長」「バブル経済」の余韻をひきずりつつ、「バブル崩壊」の衝撃を何とか消化しようともがき苦しんだ時代のように思えます。だからこそ、「希望」も変わっていった。レールに乗れば寝ていても成長・昇進・昇給していった時代ではないのに、根底の気分はまだそれしかない人たちと、いわゆる「就職氷河期時代」を過ごした「氷河期世代」の人たち、「ゆとり世代」「さとり世代」の人たちが混ざり合って、その結論がトヨタ自動車に象徴される「終身雇用はもう守るのが難しい」というニュースではないかと思うのです。

2つ目は「コンビニ論」です↓。

「希望論」がいささか抽象的な考察になってしまったので、即物的な変化はないかなあと考えて真っ先に浮かんだのが「コンビニ」です。昭和時代の後半から徐々に進んできていましたが、特に平成時代はコンビニと「コンビ」になって進んだ時代です(←もちろん、ファミリーマートの「あなたとコンビに」のオマージュです)。

24時間営業の不夜城。ようやく令和時代になって、そのある意味オーナー・労働者殺しの労務体系にもメスが入ろうとしていますが、平成の象徴の1つはやはりこの不夜城ではないか。全国津々浦々、ここまで3大メジャーコンビニ(合併劇はありましたが)が広がるとは。その急速な普及は、「文明開化」の頃の「鉄道」の普及や、「高度経済成長」の頃の「自動車(マイカー)」の普及に匹敵するのではないか。鉄道が「高速移動」、自動車が「モータリゼーション」をもたらして地域経済や文化を変えていったように、コンビニが「コンビニゼーション」をもたらして、地域経済や文化を変えていったように、私には思えるのです。

3つ目は「情報化論」です↓。

平成時代=情報化が進んだ時代、というのは、すでに常識の域に達しているのではないかと思います。そこで、どんな感じで進んだのか、本当に全部情報化していったのか、偏りはなかったのか、という視点で考察しました。その結果、どちらかというと「夜行性の情報化」ではなかったか、という論旨でまとめることにしました(自分のオリジナルの考えではありません、参考文献の『平成史』の記述を多く引用しました)。

要するに、プライベートではガンガン情報化社会の恩恵を受けているのに、オフィシャル(仕事とか政治とか行政とか)の部分では、あまり情報化されてないんじゃないでしょうか、ということです。こちらもようやく令和時代になって、そりゃおかしいんじゃないでしょうか、と声が上がり始めました。アメリカ合衆国の大統領がTwitterを使いまくっている影響もあるのかもしれません。いまだに「紙」や「印鑑」しか認めない、という文化は、なかなか他の国では見られないような(「電子マネー」もようやくオリンピックを契機に浸透するようですし…)。情報化は光の速度で進んでいくのに、人の習慣というものは亀の歩みにも似て遅々として進まないものです。

4、高校野球地区予選が終わった

これは趣味も多分に入っていますが、7/6~7/25の間に「茨城県高校野球夏大地区予選」が行われました。101回目の夏の甲子園大会です。

結果は、7/25(つまり昨日)の決勝戦で、「霞ケ浦高校」に代表が決まりました。フタを開けてみれば、優勝候補の一つが優勝するべくして優勝したのですが、おなじく優勝候補の常総学院や藤代や明秀日立が負けたり、ベスト4のうち3つが水戸市内の高校だったりと、先が読めないテンションのあがる地区予選だったように思います。記事はこちらから↓。

漫画『ダイヤのA』で言えば、絶対的エースの成宮鳴を中心とした、稲城実業が甲子園に行くような感じでしょうか。

5、テンションとハマる要素

このように、世代を考察したり、平成時代を考察したり、茨城県の野球を考察したりと、なかなかに自分の中では考察の進んだ3週間でした。

頭の中ではモヤモヤッとある考えを、このように言語化して公表できるこのnoteは素敵ですね。もちろん自己満足の部分もありますが、読者の皆さんの目に触れるという良い意味でのプレッシャーも感じられます。

モヤモヤを言語化すると言えば、「弟子学」の福本真士さん

その福本さんのツイートから連想して、こんな記事も書きました↓。

「不確実性と熱狂の歴史」です。

あえて、この記事内ではいわゆる「歴史」の事象を考察しましたが、いま私たちが生きている「令和時代」はどうか、というところまでは書いていません。読者の皆さんの考察にゆだねています。

少しだけ、私の考えを書いておきます。戦国時代や幕末、あるいは戦後まもなくに比べて、デッドオアライブ(生きるか死ぬか)の狂気の時代、混乱の時代、とまでは言えませんね。妙に安定、保守的な部分もあって、漫画『カイジ』で言うと、地下強制労働施設のような、みんな脱出したいんだけど何となく見えないヒエラルキーがあって、チンチロ賭博やキンキンに冷えたビールで憂さを晴らしているような状態ではないか、と思えるのです。このたとえの詳細は、こちらをご参照ください↓。

日本史で言うと、「江戸時代の幕末より100年くらい前」のような感じかな?と思います。有名な人物で言うと「田沼意次」とか「松平定信」とか、そのあたり。ペリーが黒船でやってきて、開国か攘夷かで殺し合うような、そこまでではないけれども、何かここでやっとかないとまずい、後から振り返るとターニングポイントだったなあ、と、そのあたりのように思う。現に、もし田沼意次がうまく開国路線を進めていけば、あんなに幕末に混乱しなかったんじゃないか、という説もあるわけです。

よしながふみさんの漫画『大奥』を読めば、このあたりは楽しく推測できます。というか、歴史を題材にしてここまで物語が作れるというのは、よしながさんの力量にただ脱帽です↓。

同じように、「働き方改革」であったり、情報化であったり、人口の減少と移民の問題であったり、地方の衰退と再生の問題であったり、火がついている問題は多数あるものの、妙に安定している部分もあって、根本的な問題を先送りしているような印象です。ただ、これだけ時代の進み具合が早くなっていますので、大変動が起きるまでに100年もかからないでしょう。来年に急激に変わる可能性もある。東京オリンピックもありますし。

となると、いかに自分のテンションを自分自身で高めていくか、世の中はどのようにテンションを高めようと仕向けていくのか、それに乗るのか、いや私はこうするよと流れに逆らうのか。変幻自在に自分自身で生き方を柔軟に組み替えていく「プロティアン」的な発想が、より求められていくように思えるのです。

なお、田中研之輔さんの『プロティアン』は8/8発売予定です↓。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

この記事が参加している募集

自己紹介

よろしければサポートいただけますと、とても嬉しいです。クリエイター活動のために使わせていただきます!