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1、情報をSNSでアップデート

伊豆おこしを手掛ける「てらけん」さんに、以下の記事で取り上げていただきました。ありがとうございました↓。

てらけんさんの発信した情報記事を紹介し、私なりの知見を加えて記事にしたところ、そのことを紹介していただきました。

このように、自分の持っている情報を発信することで、誰かの目に止まり、引用され、さらに情報がプラスされて拡散していく、それをてらけんさんはアップデートと表現されています。光栄です!

私は、よく「編曲」という表現(たとえ)を使います。

2、展覧会の絵

「展覧会の絵」という楽曲をご存知ですか?

ロシアのムソルグスキーという作曲家が作った曲です。

彼は、友人のハルトマンという画家の絵を見て、ピアノ曲を作曲したと言われています。だから「展覧会の絵」という名前がつきました。ゆくゆくはこのピアノ曲を、管弦楽に編曲する予定だったと言われています。

この楽曲は、ラヴェルという作曲家によってオーケストラ版に「編曲」され、世界中に有名となって、演奏されています(ちなみに、アシュケナージなど他の音楽家によっても編曲されていますが、ラヴェル版が一番有名です)。

森山安雄さんは、この楽曲から発想して、ゲームブックを書いています↓。

私も昔の文庫版を持っており、よくプレイしました。面白いので、興味のある方はぜひお読み下さい。剣ではなく楽器で戦います!↓。

つまり、こういうことです。

◆ハルトマンの絵画
◆ムソルグスキーの「楽曲」→絵画からピアノ曲へ
◆ラヴェルの「編曲」→ピアノ曲からオーケストラ版へ
◆森山安雄さんの「編曲」→ピアノ曲からゲームブックへ

絵画から「楽曲」を作ったムソルグスキー。
楽曲から「ゲームブック」を作った森山安雄さん。
これ、ものすごい発想力だと思いませんか?

音楽の場合は「原曲」があり、それを「編曲」して新たな楽曲を作ります。時には、それがジャンルを超えて、絵画→楽曲、楽曲→ゲームブックとなるという一例でした。

この「編曲」がうまくいくかどうかは、「原曲」に光るものがあるかどうか、そして編曲者の「味付け」(アレンジ)がうまくいくかどうかです。

ムソルグスキーの原曲のピアノ曲には、きらりと光るものがあります。しかし、彼は管弦楽に編曲することなく、この世を去りました。良くも悪くも未完成。だからこそ、ラヴェルをはじめ、数々の音楽家たち、そして森山安雄さんが「編曲」に挑み、自分なりの味付けの「展覧会の絵」を生み出していったのではないかと思います。森山さんのゲームブック「展覧会の絵」のあとがきには、そのあたりのことが書かれていますので、よければぜひ…。

3、十三と麻生十番

私のツイートで、手前味噌で恐縮ですが、Twitterにおける「編曲」こと「引用リツイート」の例を挙げます。

中田トモエさんのこのツイートに対し、私はいたく想像力(妄想力)を喚起され、以下のように引用リツイートしました↓。

他にも中田トモエさんのツイートを引用したりして、ご本人からはお褒めのお言葉を頂戴しました。光栄です↓。

これはどちらかというと言葉遊びですが、このように情報を「編曲」することで、新たな見方や発想が生まれてくるかな?と思っています。

4、編曲のススメ

いかがでしたでしょうか? この記事では、展覧会の絵などを例に挙げて、編曲や情報のアップデートについて書きました。

0→1はけっこう大変で、労力もかかりますので、「生みの苦しみ」を味わっているクリエイターさんは、まずは1→1.5を目指して、「編曲」「アレンジ」「アップデート」から入ると良いのではないでしょうか?

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

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