1好文のミト

1、智辯和歌山VS星稜

2019年の夏の甲子園大会。8/18(日)には準々決勝が行われ、4チームが勝ち上がりました。残るは4チーム。その前日、8/17(土)には3回戦の4試合が行われています。この2日連続で戦ったチームは、そうとうキツイ日程で勝ち上がったわけですから、文句なしの実力を持っています。

そのうちの1つ、星稜高校

大会ナンバーワンピッチャーとして名高い奥川投手を擁する、優勝候補。その星稜が8/17(土)に3回戦で戦ったのが、これまた優勝候補と言われた智辯和歌山。「魔曲」ジョックロックでも名高い名門校です。

先日、私はnote記事を書きました↓。

星稜と智辯和歌山。この2校が激突した試合は、まさに球史に残る試合となりました。ここまでの今大会でベストゲームではなかったでしょうか。

この試合をラジオで聞きながら、私は、あるアナウンサーを思い出しました。小野塚康之さんです。

2、小野塚アナの名実況

甲子園の実況中継と言えば小野塚アナ。

と言われたほどの名物アナウンサーです。NHKに所属されていましたが、NHKらしからぬ(?)独特で熱い語り口調。民放アナでもここまでキャラの立ったアナウンサーはいないのではないか、と思えるほど。昨年(2018年)では、準優勝した吉田投手の金足農業VS近江の試合の実況などをされており、最後のツーランスクイズのあたりは絶叫するような実況でしたが、これほど臨場感あふれた試合描写もないのではないか、と思えるほどでした。全国に小野塚さんファンはたくさんいます↓。

30数年、実況を中心にずっと現場にいた小野塚さんは、2019年3月をもってNHKを退局。現在はフリーアナウンサーとしてご活躍されています。

智辯和歌山VS星稜の試合のあと。小野塚アナだったら、どのように実況されたのだろう…と思いながら、ネット検索してみますと。

何と、小野塚アナが記事を書かれているではありませんか!

3、「奥川に挑む智辯和歌山は美しかった」

これはもう、実際に記事を読んでいただくほうがいいと思います↓。

試合は智辯和歌山1-4星稜。延長戦のタイブレークの末に、サヨナラホームランで幕切れという、智辯和歌山にとっては残酷な結果となりましたが、小野塚アナは彼らに温かい視線を送ります↓。

高校野球の良さは何ですかと良く問われる。技術の巧拙や運動神経などに関係なく「自己ベストを尽くす姿です」と私は即座に応える。

この書き出しには、自己ベストを尽くした両校ナインへの、惜しみないリスペクトの熱があふれています。

実は私も、試合後に思わずこのようにツイートしていました↓。

小野塚さんも、記事をこう結んでいます↓。

胸を張れ池田、3年の夏に努力を結実させた選手は素晴らしい。マウンドにいることが、投げることが楽しいと言い切れる投手は一流だ。エースナンバーを背負って決着のマウンドに立っていた!自己ベストを更新し、責任を全うした君の姿はピカピカに輝いて美しかった。

あの名実況の小野塚さんと、同じような感想を持ったこと、球史に残るとても良い試合を味わえたこと、それらをひっくるめて、私は嬉しく思いました。何より、あの小野塚節に活字の上で再会できたことに、感動しました。フリーアナウンサーとなった小野塚さんは、ご活躍の場をますます広げているとのこと。また再会できることが楽しみです。

4、残るは4チーム

いかがでしたでしょうか。今回の記事では、アナウンサーの小野塚康之さんをご紹介しました。

残るは4チーム。予定では8/20(火)に準決勝、8/22(木)に決勝が行われます。夏の甲子園大会が終われば、夏の終わりもすぐそこです。

なお、星稜は奥川投手抜きで、準々決勝も勝ちました。智辯和歌山の分まで、いや、予選大会を通してここまで勝ってきた相手チームの分まで、絶対に負けられない、という思いでしょう。そしてそれは、他の3チームも同じことです。どこが優勝するのか、最後まで目が離せません。

ちなみに、水島新司さんの「大甲子園」では、準決勝で山田太郎たちの明訓高校と、中西球道たちの青田高校が対戦しています。これも球史に残る(?)熱戦でした↓。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

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