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塩を求めて

さぁ壁と天井の下地が出来て来ました、職人さんに感謝です。トラブルはあるものの柔軟に対応してくれて助かってます。

今回はパンに使う塩を探して九十九里の海水で塩を作ってる「九十九里海の塩プロジェクト」の山路さんの所にお邪魔してきました。

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海岸から程近い場所で全て手作りで作ってらっしゃいます。

今年に入って隣の市からこちらの横芝光町に移って来たそうです。

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350ℓ入るタンク2つ分をバケツでいっぱいして、この網にかけていってポタポタと垂れる間に太陽と風の力で凝縮した海水にします。

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そして釜に入れて3日間かけて結晶化させて行きます。写真ですが、見える白い膜みたいのは灰汁みたいなもので取り除いていくそうです。

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そして沸かす熱源は薪。やっぱりボイラーより美味しいんだそう。

1トンの海水から取れる塩の量は僅か20kg。
塩は手間の割に儲からないと言ってました。
昔は他にも塩を作る人がいたみたいだけど減っていったと。
ここも今は製造作業自体は女性の山路さん1人で行ってるそうです。それでも続けるのは美味しいと評価してくれてるお客さんがいるからだと。


日本ではイオン交換膜製塩法という方法が主流で90%以上を占めるそうです。
イオン交換膜と電気の力で塩の成分だけを集めるので一般的に「食塩」と書いてある塩は純度が99パーセント以上の塩だそうです。

この方法だと生産効率はいいですし、純度が高いので食品衛生的には優れています。
ただ海水に含まれるミネラルなども排除していまうので栄養素的にはありません。
よく自然な方法で作った塩は丸みがあるとか塩味だけではないと言われるのはこのミネラルの違いです。

今の時代は減塩されがちですけど、そりゃ塩化ナトリウムの成分だけ摂取してたら取り過ぎます。ただでさえ市販のカップヌードルやレトルト品などは濃く味付けされていて、その塩味を添加物で緩和されています。(カップヌードルは海水位の塩分濃度がある物もあるそうです、普通なら塩っぱくて飲めません)

昔の人は塩からミネラルも取っていたんでしょうね。
そして減塩とかするから保存性が悪くなってさらに色々入れちゃったりする訳です。

なんか最初はちっちゃい嘘だったのにその嘘を隠すために更に嘘を重ねてついには取り返しがきかない所まで来ちゃった……みたいな………なんか例えがヘタですねw

そして真っ当なやり方でやっていたらミネラルなどの恩恵も受けれてたのに今は自分達で海を汚して使えなくしてっちゃってます。

想いのある塩を使えば何より美味しい。
調味料なんて大量に使う物じゃないので1日に使う差額なんでしれたもんです。
栄養も取れて料理の味もランクアップして。

皆さんもまずは調味料から替えてみませんか?

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