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接地感~競技に特化した身体とは?

「接地感」というは事務局が地面と足裏の入力関係を感覚的に当てはめた言葉です。これに似たような感覚じゃないかな?という内容を、元サッカー日本代表女子の丸山さんがあるTV番組でフィギュアスケートの元選手に問いかけていました。幼少期から始めたアイススケート、スケート靴を履いた選手生活が長かったことで、引退後、(ブレードのない靴で)地面を歩くのに違和感がないですか?といった内容でした。

バラエティ番組であったため、丸山さんの発言が「?」といった具合で笑いを誘うような雰囲気になっていましたが、事務局はこれにすごく頷いていました。

自転車競技のペダリングは、下死点まで踏み抜きません。ドスーンドスーンと地面を踏みつけるような動作ではないのです。ペダリングの極意は、水上漂にあり(*'ω'*)!ラジオトークでもちょっと話題にした洋画(レモ第一の挑戦)にも出てくる「水上漂」(*'ω'*)。Facebookページ(参  )でも以前ご紹介させていただいた、2017年のTV番組、ANZEN漫才 みやぞんさんが現地で挑戦した少林寺の奥義「水上漂」。あれです(笑)。

事務局は競輪選手・引退後の菊池仁志しか知りません。普通に見ておかしいわけではありませんが、引退して間もない菊池仁志の動く様子に、なんとなく違和感がありました。それは、地面に対する足の入力です。事務局などは、キャタピラーかと言われるほどガシガシと、地面を握りしめるように思いきり入力して歩きます(笑)。それに対して、菊池仁志は少し浮いているような感じがしていたのです。一見普通に立っている、歩いているのですが、地面に対して思いっきり入力していない、むしろそうしないようにしている感じがありました。それがどこか浮いているように感じたのかもしれません。

今はそういう感じはなくなりましたが、そのころの様子だと、きっと相撲などは強くなかったのではないかと思います。重心を意識する位置が違うからです。重心(の意識)は身体の中心部(丹田の辺り)に置いているんだと思います。この話をすると、「ああ、そうだよ」と笑っていました。ひたすらに、自転車競技(競輪)に向き合ってきた証なんだろうなぁ、と、思いました。

自転車競技の場合は、あまり早く(子供の頃)から特化しすぎなくていいよ、と、よく言います。菊池仁志、競輪生活30年。自転車競技(競輪)に特化した身体の使い方がしみついていたのだと思います。その中で、身体全体のポテンシャルを引き出すためには、競技に特化する前に全体を鍛えておく必要がある、と、そういうことだと思います。

おまけ

以下の動画は競輪をテーマにした映画「ガチ星」の告知映像です。昭和の競輪映画といえば、かなり男の世界といった感じですが、こちらの作品は、監督の優しさあふれるハートウォーミングな仕上がりになっています。その中で、競輪選手の特徴をよくとらえていると思いました。元競輪選手(菊池仁志)もそういっていたので間違えないと思います。ものすごく取材されているなーと、思います。どこが競輪選手っぽいのか、というのは、わかりづらいかもしれませんが、そういうところ、そういう反応が、まさになんです(笑)。いわゆる競輪レースの世界観とはまた違う、優しい視点からのある一人の競輪選手(架空)を中心人描いた作品です。

なんだか、このひたすらにローラー上でもがく映像を見ると、泣けてきてしまうのですが、GuGuガンモの最終回(週刊少年サンデー:漫画版)の半平太みたいな感じ…。消された記憶があるのかナ…Σ(・ω・ノ)ノ!

あ、このローラー道場は、競輪学校(現:競輪選手養成所)です。指導方法は、現在はこんなに厳しくはないそうです☺️

華丸さんも花を添えます。

オフィシャルサイト:http://gachiboshi.jp/