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人が場を創り、場が人を創る

休職してぼちぼち、1か月。
先週ご縁があり参加したのが、私と仕事の接続を考えて対話を深める「わたしごと」という合宿。1泊2日で参加者と様々な形で対話をして自分を見つめなおすという会でした。

日中は仕事やプライベートについて 書きだす→棚卸し→共有→対話のサイクルを繰り返し、夜はバーベキューや焚火を通してざっくばらんに語り合う。そんな会でした。(合宿の詳細は下記をご覧ください)

人が場を創り、場が人を創る

結論からいうとこの合宿は僕にとって素晴らしい機会になりました。理由を一言でいうのであれば、参加メンバーが尊敬できる人だったから。はじめましてなのに、もう何回も話し込んでいるような安心感で、普段奥底にしまっている感情をいきなり吐き出せる。吐き出したものをありのまま受け止めてくれる。そんな感じがしたのです。不思議なことに特定の誰かではなく、全員が。最後のまとめの時、話しながら泣き出してしまう人がいるくらい、自分の感情を出せる場だったのだと思います。なんだかあまり味わったことのない不思議な感覚でした。

「この不思議な出来事はなぜ起きたのだろう。」そんな問いを立てた時にふと「人が場を創り、場が人を創る」という言葉が頭をよぎりました。人が場を創るというのは、場にいる人の個性や性格の集合体がその場を形成していくという考え方。今回でいえば、合宿に参加している人全員が素敵だったから、素敵な場になったということ。この考え方は理解がしやすいかなと思います。

それと同時に、僕は、場が人を創っていくという側面もあるのだとも感じました。ちょっと説明が難しいんですが、これは場自体に安心感があったり、熱を感じたりすることで、場にいる人の行動もよりよくなっていったという考え方。それを感じたのは、自分は初めて会う人のことを理解することが苦手なんですが、今回は不思議と全員の良いところや尊敬できるところを見つけられたのです。細かいところにすぐ気が付く人、さっと運営のお手伝いができる人、他の人にはない表現方法を持っている人、自分ととことん向き合うことができる人など。みんなのふとした行動からそんな良さを垣間見ることができた。普段できないことがなぜできたのだろうと考えた時に、その場がお互いを尊敬できるところを気づきあえる空気だったからなのだと思っています。だから自分も自然といいところが目についたのかなと。

サークルでは静かだった人が、バイトではリーダーを任されて中心人物になっていたりということは往々にしてありますよね。その環境が人を輝かせたり、殺してしまったりされるのです。プロ野球選手でもなかなか芽が出ない若手が新天地でその才能を開花させたり、逆に活躍していた選手が移籍するとからっきしなんてこともあるんですよ。プロですらそんなことが起こる。今回は場が多くの人を輝かせるような場だったのだと思います。

能力は「個性」と「環境」のマッチングによって決まる

 同じような話なのですが、最近強く感じることとして、そもそも能力はその人個人が所有するものではないというのがあります。能力は、自分がもっている個性と環境がマッチしたときのアウトプットなだけであって、能力とというもの自体が絶対的に存在するものではない。同じ力を持っているはずなのに、組織が変わるだけで、もっというとチームの1人が変わるだけでアウトプットが変化することは誰しも感じたことがあると思います。(逆にいうと、一概に環境だけが悪いとも言えないのもまた事実。)

今回の合宿では、もちろん1人1人自体が素晴らしかったのだけど、多くの人が場の力と個性がうまくマッチして、色んな才能や実力を花開かせることができたのだと思います。これこそ場の持つ力ですね。

自分が良き場を創れる人間でありたい

この経験や気づきから、自分が良き場を創れる人間でありたいと思うようになりました。もちろん、自分の力だけでは場を動かすことができないけれど、自分が良き場を創れる人間であれば、少なくともプラスには働く。誰かの可能性や才能を見いだせるかもしれない。

そして良い場を創れる人間でありたいのと同時に、自分が生かされる場を選択することもとても大切だと感じました。この考え方を持っていると、人生の意思決定が少し楽になるのではないかとも思います。

この合宿は、色んな側面から学びを得た2日間だったので、時間をおいて少しずつアウトプットしていきたいと思います!まあなんか色々書いたんですが、要は、結局この場と人が最高だった!という話です!

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