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短縮ではなく「濃縮」にできるものを探そう

ども、にこさんです。

「濃縮」と聞くと、どうしても100%フルーツジュースの「濃縮還元」を思い出してしまいます。あれって、面白いですよね。

主にフルーツに対して使われる技術ですが、この技法を使うことによって、味もそうですが、「輸送コスト」を大幅に抑えることに成功しています。
それも素晴らしいのですが、もとより科学的に100%を越えるフルーツが生まれ、水分をあとで足すことで、100%に戻し、ジュースが生まれるという。物理的に存在するものの濃度を100%以上にする技術って、なんか面白いです。

あ、アイキャッチはイメージですよ、イメージ。ちなみにこれは武蔵新城にある、日本茶を楽しむ「茶スタンド」です。ぜひ一度行かれてみてください。

今回は別にジュースのことを語りたいわけではないのですが、緊急事態宣言下でよく叫ばれている「短縮」というキーワードの捉え方を考えたいと思います。

確かに営業時間は短くなりました。これにより、これまで20:00以降の売り上げを主戦力としていた企業や店舗は厳しい立場に追いやられています。
が、これまでと全く同じことをやっていた場合は、本当に追いやられているだけですが、例えば店舗内に人を入れず、テイクアウト戦略にふるなど、すでに前回のより厳しい宣言を経て、各企業はさまざまな取り組みをするようになってきていると思います。

コロナ禍前によく出てきた「働き方改革」というワードも、聞く頻度が一気に減りました。とはいえ、裏できっと企業努力が積み重なっているものがあると思います。そこで注目すべきは「効率化」とともに「濃密化=濃縮」を行うものではないかと思います。

・隙間時間を詰めて、より無駄な時間を削減
・時間の使い方を変えてプロジェクトの進行をスムーズにする
・そもそも労働時間や日数を短くする

その中でも、私は三つ目のポチである「労働時間や日数を短くする」というものが、とても有意義なのではと思ったりします。(個人的な視点です)

昔から「生活残業」という言葉がありました。残業代をあてにした生活をしていることを指します。この生活スタイルの人たちは、働き方改革の推進によって、生活レベルを一時的に下げざるを得なくなったことがあったかと思います。
私も一時期そういう風に考えている時もありましたが、その時の生活は、まさに会社と自宅の往復しかなかったなぁと思いました。今では全くそのようなことはなく、会社と自宅の往復の他にも、さまざまなアクティビティがプラスされています。もちろん外出自粛があるので、その比率も減りました。

要はサードプレイス、フォースプレイスなど、「自分がここにいていい」と呼べる場所が増えれば増えるほど、1箇所でダメージを受けた時にも、それが軽減できるのだと、今回のコロナ禍で学びました。
軽減の内容についてはまた別の記事で触れていこうと思いますが、そのアクションが取れるように、まずは時間レベルで濃密にしていくということが必要ではないでしょうか。

ではどうやって濃密にするか?ということに対するキーワードは、きっと「選択と集中(今風にいえば全集中ですかねw)」「優先順位付け」「ON -OFFの切り替え」が三種の神器になってくると思います。そういう私も常時これが行えているかというと、そうではない時の方が多いですが、これがうまく機能しているときに、何か自然と「自分のパフォーマンスが出ている」「雑念が入って来ずに、良い集中状態に入れている」と感じています。

最近担当しているアウトドアフィットネスのレッスンも、もともと1時間だったプログラムが45分に「濃縮」されました。ウォーキングがメインなので、歩く距離が縮まると、運動量も減ります。
以前プログラムに参加する人たちのモチベーションは、もしかしたら違うところにあったのかもしれませんが、今は「運動する機会が貴重」にもなってきているので、なかなか日々できないことができるという気持ちをここにぶつけてくれているのだと思います。
であれば、いつもは途中で休憩・談笑タイムを入れているのですが、それをカットしてでも歩く、歩く、歩く・・・ということにコミットしようと思うわけです。

短時間で濃密な時を過ごす。この時間に何に集中するか。
この選択って、今後のアクションにとても貴重な気づきをもたらしてくれるのではないでしょうか。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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