マガジンのカバー画像

映画つれづれ4

199
運営しているクリエイター

記事一覧

固定された記事
映画つれづれ 目次

映画つれづれ 目次

映画のウンチク、余分な知識、世間に影響のない考察などを気のむくままに(笑)古い映画の話がほとんどです。

2014/6/3 時限爆弾、危機一髪

2014/6/7 ハリウッド版「ルパン三世」

2014/6/10 パシリムと鉄の大海獣

2014/6/18 フィリップ・マーロウをドツいてビッグになろう

2014/6/21 テニス靴をはいた荒野のスネーク

2014/6/24 「UFO記念日」記念

もっとみる
未発売映画劇場「サント対国境の悪魔」

未発売映画劇場「サント対国境の悪魔」

今回は第49弾の「México de mis amores」になるんだが、この映画はあつかいが微妙だ。毎度お世話になっているIMDBのサント情報には掲載されていない作品で、そのほかの映画データベースにも載っていないのだが、なぜかウィキペディアのサントの出演リストだけには含まれているのである。謎である。

いろいろ調べてみたのだが、どうやら1979年10月にメキシコで公開されたこの映画は、無声映画か

もっとみる
500円映画劇場「エイリアンZ/超感染」

500円映画劇場「エイリアンZ/超感染」

この映画を観ていたら、クレジット標示を観た家人が「あれ、これって「エイリアン2」?」って訊いてきました。

違います。「2」じゃなくて「Z(ゼット)」ですね。原題は「Alien Domicile」 2017年の作品です。

「ジョーズ」がサメ映画の群れを生み、「エアポート」シリーズが航空パニック映画を量産させ、「アルマゲドン」が隕石落下映画を大量発生させたように、1979年の「エイリアン」が異星人

もっとみる
未発売映画劇場「サント対魔の三角海域」

未発売映画劇場「サント対魔の三角海域」

前回書いたように(書いたよね?)、1977年2月に公開された「サント対ロボットギャング」のあと、1978年にメキシコではサント映画の公開がなかった。

1961年7月に最初のサント映画「サント対悪の頭脳」がメキシコで公開されて以来16年間、1964年だけをのぞいて、サント映画が公開されない年はなかった。じつに14年ぶりの椿事だ。しかもそのほとんどの年において複数のサント映画が公開されてきたのだから

もっとみる
未発売映画劇場「サント対ロボットギャング」

未発売映画劇場「サント対ロボットギャング」

サント映画完全チェック第47弾は「Santo en oro negro」英語だと「Santo in Black Gold」となるんだが、別に「La noche de San Juan(Night of San Juan)」というタイトルでも知られているらしい。どういう経緯でタイトルが2通りになったかはわからない。1977年2月にメキシコ公開。

ちなみに、タイトルになっている「oro negro」

もっとみる
500円映画劇場「ジュラシック・エクスペディション」

500円映画劇場「ジュラシック・エクスペディション」

宇宙探査が行なわれる未来、人類が生存できる可能性を示す惑星が発見された。調査のために、まだ経験の浅い隊長、バイオロボットの科学将校、人工的に機能強化されたレンジャー隊員たちからなる調査隊が派遣される。だが地表に降り立った彼らを迎えたのは、恐竜のような外形の未知のモンスターだった。調査のみと思われた任務は、凶暴な恐竜ライク・モンスターとの命がけの戦いに一変する……

ご覧のとおり、「ジュラシック・エ

もっとみる
未発売映画劇場「サント対狼女」

未発売映画劇場「サント対狼女」

いよいよ残り10本を切ったサント映画完全チェック。今回は第46弾「Santo vs. las lobas」 英語題は「Santo vs. the She-Wolves」 メキシコ公開が1976年5月で、2年ほど後にアメリカでも公開されたようだ。

日本では劇場公開がなく、まったく見ることができなかったサント映画だが、世界中ではけっこう公開された地域も多いようで、サント普及率でわが日本が世界的にも下

もっとみる
500円映画劇場「インデペンデンス・デイ2017」

500円映画劇場「インデペンデンス・デイ2017」

地球外から異星人が侵略してきて大戦争。人類大ピンチ! これはSFの重要なジャンル。それこそ無数に小説、映画、ドラマ、コミック、その他で作品が作られている。

その元祖は、間違いなくH・G・ウエルズの『宇宙戦争』だろう。1898年に発表された、火星人が地球に侵攻してくる顛末を描いたこの小説が、その後に作られた「地球侵略もの」のパイオニアであるのは間違いないが、こと映画のジャンルに関しては、『宇宙戦争

もっとみる
スミマセン、じつは見ていませんでした

スミマセン、じつは見ていませんでした

映画を見続けて50年以上、映画に関してはイッパシな口を利くようになりました。本欄でも、イロイロ映画についてウンチクを垂れたりモンクを言ったりしてるわけですが、ここで告白しておきます。

ある時代の映画を語るには、当然のように触れなければならない必須の映画ってものがありますよね。映画好きのほとんどの人が見ているヒット作だったり、プロアマ問わず評価が高かったり、一部にカルト人気があったり……私がいちば

もっとみる
500円映画劇場「エアポート2021」

500円映画劇場「エアポート2021」

ヤスモノ映画界には欠かせない存在の「エアポート一族」の最新の一員……と思ったら、すでに「エアポート2022」も誕生しているようですね。油断ならん。

ということですが、一族の若手(?)であることは間違いのない、この「エアポート2021」 もちろん日本では劇場公開なしでDVDスルー、ネット配信のみです(アマゾンプライムで拝見しました)

どうやら海外でも同様だったようで、劇場の大スクリーンにかかるこ

もっとみる
未発売映画劇場「サント対宝石密輸団」

未発売映画劇場「サント対宝石密輸団」

サント映画完全チェック、1976年に突入して第45弾。「Santo en el misterio de la perla negra」 英語タイトルでは直訳の「Santo in the Mystery of the Black Pearl」がポピュラーなようだ。

ただし、映画そのものには「la perla negra」つまり「黒真珠」なんてカケラも出てこない。物語の中核を成す宝石は、どうやらダイ

もっとみる
未発売映画劇場「サント対ナチの亡霊」

未発売映画劇場「サント対ナチの亡霊」

サント映画完全チェック、第44弾は1975年4月にメキシコで公開された「Anónimo mortal」 英語題の「Santo in Anonymous Death Threat」のほうがわかりやすいかな。「匿名での死の脅迫」って、サント映画にしては中身をちゃんと伝えてるタイトルだ。もっとも脅迫ってほとんど匿名でやるものだよね。

メキシコ各地で、殺人事件が相次ぐ。宝石店主や不動産業といったぐあいに

もっとみる
500円映画劇場「エイリアン・フロム・メテオ 侵略」

500円映画劇場「エイリアン・フロム・メテオ 侵略」

前回の「デス・アイランド」と同様、この作品もまた劇場公開用なのかTVムービーなのかDVDスルーなのか配信専用なのか、いまひとつハッキリしない。

毎度お世話になっているオールシネマさんでもIMDBでもこのへんの明記がない作品が多くなっている感じだが、これも同じ。まぁ、もうそんなこと誰も気にしなくなっているのかな。いろいろ調べてみた結果、どうやらアメリカでは2018年5月に劇場公開されているが限定公

もっとみる
500円映画劇場「デス・アイランド/殺人蜂の恐怖」

500円映画劇場「デス・アイランド/殺人蜂の恐怖」

前にも書いたように、ホームセンターなどでのDVD安売りが壊滅し、レンタル店もほぼ消滅(わが家の近くでは)、レンタル落ちの格安DVDも滅多に見なくなったので、この「500円映画劇場」も、最近はもっぱらネット配信の映画をアマゾンなどで観ています。それも出来るだけプライム会員の見放題で無料で観られるやつ。看板に偽りあり? いやプライム会費が毎月500円だからいいでしょ(笑)

さてこの「デス・アイランド

もっとみる