未発売映画の見つけかた

世界中で、たくさんの映画が作られている。だから、日本劇場未公開の映画も数多くある。そのうえ、国内でビデオやレーザーディスクやDVDやブルーレイで発売されない映画も多い。というか、そうなった映画のほうが、多い。500円映画だって、じつは出てるだけマシなのだった……

ということで、おかげさまで未発売映画劇場を続けてきました。未知の映画との遭遇はいかがでしょうか?

ホームセンターなどの安売りワゴンで見かけたクズ映画(ほとんど)をかたっぱしから見ればいい「500円映画劇場」と違って、「未発売映画劇場」のネタを仕込むには、それなりの苦労をしていますので、今回はそのへんをひとくさり(自業自得なんですがね)

いちおう私は「未発売映画」を、こう定義しています。

日本の劇場(映画館)で一般公開していないもの。

かつ

国内でVHS、LD、DVD、BDなどでソフト発売されていないもの。

近年はここに「ネット配信のみ」とかがあったりするのでややこしくなりつつありますが、こうした条件を課しても、まだまだ未発売映画の底は尽きないのであります。

ではそうした映画をどうやって見つけているかを、サラッとご紹介しましょう。

けっこう多いのは、かつて日本でテレビ放送だけはされ、それをたまたま私が見たもの。とくに1970年代くらいに秀作が多かったアメリカのテレビムービーが多いです。たとえば「暗殺 サンディエゴの熱い日」 「恐怖の酷寒地獄」「青とピンクの紐」 「権力と陰謀」 「ソルト&ペッパー2」あたりがそれで、見たことある人も多いかも。

海外旅行のさいに見ることができたり、現地で売られていたソフトを購入した映画もあります。これは、一時期ハマっていた香港映画が多いですね。「狂気が見つめてる」「俺たち あぶない爆弾屋」「ミラクル・ポイント 霸王卸甲」など。

そして、各種の資料で、まずはその存在を知ったもの。最近は少なくなりましたが、かつては映画雑誌や映画本で、けっこうそうした情報を知ることも多かったです。「電撃フリント スマッシュ!作戦」「アステカ・ミイラの恐怖」「ビリー・ザ・キッド対吸血鬼ドラキュラ」「ジェシー・ジェームズ対フランケンシュタインの娘」などですね。このカテゴリが危ういのは、ミズテンになることで、いざ見てみたら、けっこうタイヘンなものだったりすることも多いですからね。

あとはちょっとウワサを聞きつけて、その詳細を調べ上げて興味を持ったものも多いですね。最近では時限爆弾のワイヤージレンマを調べていて行き当たった「いつか、どこかで」とかね。「探偵マイク・ハマー/ガールハンター」「シャーロック・ホームズ/死のネックレス」などもそうです。

さて、こうした映画を取りあげる際には、できるだけソフト(海外のみで発売されているDVDかBD)を購入することにしています。なんたって私はコレクターですから。

これもかつてに比べると、圧倒的に楽になりました。いよっ、ネット時代!

いちばん多く利用するのは密林ことamazonさん。

amazon.comにはずいぶんお世話になっています。世の中に存在する映画のソフトは、たいていここで入手できます(しかもそう高くない) ワンクリックでわが家まで届くのも、手間がかからなくていいですね(ただしクレジットカードの請求額にはご注意を)

もしも目当ての映画がここになくても、各国のamazonを探っていくと、バッチリ行き当たったりもできます。amazon.comにはなかった「カジノ・ロワイヤル」は、フランスのamazonでフランス発売版を発見、購入できました。

そうした場合に要注意なのが、今回のタイトル画像にも使ったリージョン・コードというやつ。

DVDの場合だと世界を8つの地域に分割し、その地域のソフトはその地域の再生機器でないとみられないのです。北米地域のリージョン1のアメリカ製ソフトは日本の再生機では再生できません。日本はリージョン2の地域ですから(なぜかヨーロッパと一緒なんですよね) 当然日本製のソフトはアメリカでは再生不可能だったりするはず。

私はこれは「ハリウッドの陰謀」だと思うんですが、まあそうなっているのだから仕方ない。でも世の中には敢えて陰謀に立ち向かう人々もいるわけで、いやなに、リージョンフリーの再生機器がちゃんとあるのですね。これさえあれば、どんな地域の、リージョンコートが何番でも再生できます。便利。(ブルーレイにもあります)

さてそれでもソフトが発見できなかった場合?

ここもネット時代のありがたさ、動画サイトを検索すると、意外にあったりします。ま、著作権的には微妙なものもありそうですが。

もちろん、まったく見ることのできない「幻の映画」もあります。海外でもソフトが未発売のものだとかね。「シェラ・デ・コブレの幽霊」などはその代表例でしょうか(オレは見たぞ・(笑))

それはそれで、想像力を刺激されるので、資料を駆使して書くのも楽しいものなのですが、そんな中には、まず今後とも見られそうもない「ホントに幻の映画」もあります。完全にロストした映画。大げさに言えば「文化の損失」ですよねえ。「霊界大混線」「刑事コロンボ最初の事件」「笑いの世界」など、いつか見ることが出来るのでしょうか。

とはいえ、こうした映画のフィルムが、たまさかどこかの倉庫やコレクターの収集品から発見されることもある(これこそがコレクターの役割であり使命でもある)ので、望みは捨てずに待ちましょうか。

また、私がこうして紹介したおかげなのか(まさか)原稿掲載後に国内発売されたモノもあります。「荒野のライフル」と「夜空の大空港」(発売されたのは「恐怖のエアポート」のほうだけですが)が、めでたく国内でDVD化され、入手しやすくなりました。まあコレクターとしては、嬉しさ半分といったところですが(笑)

というわけで、みなさんの希望があろうがなかろうが、読者が存在しようがしなかろうが、「未発売映画劇場」はまだまだ続くのであります。

よろしくね(笑)

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hitoshi kawamura

ごく普通のおじさん。でも、ちょっとだけマニア。夙川小、中野四中、井草高校、日大文理(BWA)、そして早川書房を卒業しました。現在は天下無敵の無職モノ(笑)

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