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ローカルの楽しみ・2

前回はこちら→ローカルの楽しみ

相変わらずのテレビ小僧なので、ケーブルテレビで1都3県のローカル番組を見て楽しんでいます。前に書いた番組のほかにも、いくつか面白い番組を発見しました。

わが家に入っているケーブルテレビのITSCOMでは群馬テレビは見られないのですが、そんな群馬テレビ(GTV)の人気番組なのが、「オレ一応モデルなんですけど」 幸いにもテレビ神奈川(tvk)などにネットされているので、毎週見ることが出来ます。

番組タイトルが示すように本職はモデルのジョナサン・シガーが主役で、彼がGTVの女性アナ能登瑶子とともに、さまざまなチャレンジをするバラエティ番組。スタジオ撮影はなく、毎回ロケで全編を構成するという放浪番組であります(このスタイルの元祖は「タモリ倶楽部」なのかな)

いちおうコンセプトは、ス-パーヒーローを目指すジョナサンが、そのためのスキルを磨くためのチャレンジということになっていますが、最初のうちは格闘技などを習っていたのが、すぐに道からはずれ、ホスト修行をしたり、ゴルフレッスンを受けたり、林業の研修を受けたりと脱線しまくり。なかなかに楽しいですよ。

そのジョナサン、どっかで見たような気がしてましたが、調べてみたら、昨年まで東京メトロポリタンTV(MXTV)でやっていたJリーグのFC東京応援番組「F.C. TOKYO魂!」でMC陣の一人をつとめていたんでした。

その容姿はどっからどう見ても外国人で、実際にアメリカ国籍を持つジョナサンなのですが、台湾生まれで幼児のころから日本育ち、日本語ネイティブで英語が大の苦手という、なかなか得難いキャラ。いかにもダサいスーパーマン・スタイルのコスチュームに身を包み、ぶつぶつ言いながら奮戦する姿は、見応え充分(?)

ジョナサンにキャラにおんぶで抱っこのほとんどワンマン番組。全国ネット番組なんかだとすぐにいろいろサブキャラをくっつけたり演出しそうだけど、ローカル番組ではそんな余裕はなく、メインコンセプトであるジョナサンに丸投げ。まあ、そこがシンプルで面白いのです。

放送時間がマイナーな時間帯なので見辛いが、頑張ってみる価値のある番組だと思いますよ。

先にもちらっと書きましたが、私にプロレスの伝説イベント「ハッスル!」を思い出させた、テレビ神奈川(tvk)の「中島卓偉のお城へ行こう! せーの…キャッスル!キャッスル!」 息子に「ときどきヘンな番組にハマるね」と笑われますが、毎回せっせと見ています。tvkで金曜深夜に15分番組で放送中ですが、ほかにチャンネル銀河の30分版(15分版を2本合わせたもの)もITSCOMで見ています。

日本全国のお城を訪ねる番組は数多くありますが、その多くは天守閣や櫓がきちんと残っている、わりと有名な城郭を紹介するもの。ところが、この番組がマニアック度で群を抜いているのは、そうしたいわゆる「お城」だけでなく、全国にけっこうある「城跡」をも訪ねること。

一説によるとかつて日本には2万以上の城があったともいわれ、江戸時代後期でも200以上の城が存在しましたが、その大半はとっくに失われています。たとえば、往時のままの天守閣が現存する城は、全国でたったの12基。少なく見積もっても、この100倍以上の城や城跡があるはず(もちろん完全消滅してその場所さえ不明な城もあるが)

ということで日本の津々浦々には、かつて城だった遺構がたくさん残っているのです。とくに戦国時代以前の山城は、意外なくらい身近にも残っていて、城跡となっています。

「お城へ行こう」は、こうしたマイナーな城跡も分け隔てなく訪問してくれるのがありがたい、というか面白い。山城の城跡など訪問すると、ほとんど登山番組となります。かと思えば市街地の真ん中に秘かに残る城跡(わが家からは至近の横浜市茅ヶ崎城跡など)も紹介されるのだから、まことに奥が深い。

こうした城と城跡を、中島卓偉とディレクターの2人が軽妙なトークをくりひろげながら歩き回るのが番組のメインコンセプト。そう、こちらは「水曜どうでしょう」が確立した道中番組の遺伝子を引き継いだ番組なのである。

コンパクトで見やすいし、中島卓偉の城へのウンチク(これがすごい、専門家裸足)が楽しく聞けてタメにもなる。かつて大学で史学科に学び学士号を持つ私がいうんだから間違いない。機会があれば是非ともご覧いただきたいものであります。

ちなみに、中島卓偉くんはミュージシャンなのですが、私はまだ彼の歌を聴いたことがないな(笑)

しかし、こうしたローカル番組だけではなく、地上波や衛星放送、ネット配信番組ももちろん見ているし、それだけではなくDVDやBDなどのソフトで映画も見ているのだから、いったいどれだけテレビの前に座っているんだか。まったく(笑)

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