【受験生向け】正しいオープンキャンパス活用方法

元大学の入試広報職員(大学の中の人)がオープンキャンパス活用方法について記してみた。役に立たないと思うけど、カップヌード●の待ち時間位で読める内容です。 

大学でやりたいこと決まってる?

これまで多くの受験生と接して1番に感じたことは、将来やりたいことが明確に決まっていない方が多いこと。かく言う私も高3の時はサッカージャンキー(バカ)でしたので、志望校選びにはめちゃ悩みました。
 
「●●の資格が取りたい」
「数学が好きだから」
「英語に興味がある」
 
興味やざっくりとした目標だけでも、大学の学びが繋がることもあります。明確にやりたいことを決めなくてもいいので、まずは興味のありそうな学びを提供している大学のイベントに参加してみてはいかがでしょうか。
 

あくまでイベント。雰囲気を掴め

オープンキャンパスと銘打っていますが、日常の大学とは雰囲気が違い「洗練」されています。学生スタッフたちは愛校心や積極性の高い選抜された学生たちが登用され、校内の雰囲気も明るくなっています。
 
まあ一言で言うと「飾られた学校」を見せつけられる感じですね。教職員も受験生獲得に躍起になっていますので、物腰も普段と違い丁寧です。
 
ここでのポイントは、学生たちが楽しそうかどうか。それが掴めたらいいかなと思います。当然、知りたい情報を掴むことも大事ですが、一番は在学生(先輩になる人たち)がイキイキとキャンパスライフを送れているかどうか。1年後このキャンパスで楽しく学べることが何よりも大事なんじゃねえのかな。
 

在学生スタッフと仲良くなれ

上と重複しますが、在学生スタッフは、実際のキャンパスライフを知る生き証人です。パンフレットやホームページを眺めていても分からない「生きた情報」を持っています。

オープンキャンパスで何よりも大事なのは、「生きた情報」をいくつ聞けたかどうか。いいスタッフにあたると、キャンパスライフから就活に向けた勉強方法まで、下手な教職員以上の情報を丁寧に教えてくれます。何よりも、年齢の近い学生の話はよりリアリティを感じるはずです。
 

入試のことは2回目以降の来場で

私もそうですが、初めて行くところで気を張り巡らすと一気に疲れます。イベント自体は、「1日で全てのことが知れるように」設定されている大学がほとんどです。ただし、限られた時間ですので、結構時間がタイトになっていることが殆どです。
 
おススメとしては、入試のことは改めて聞きに来る。という方法です。初回に来た時に雰囲気や学びの概要を掴んでおき、それでいいなと思ったら2回目の来場時には入試の情報だけ聞きに来る方が情報の整理がしやすいです。
 
最近どの大学もイベント回数を増やしているので、参加しやすくはなっているはずです。総合型選抜や学校推薦型選抜(指定校入試)での受験を考えている場合は、大学のことを深く知るためにも複数回参加しておくのがよいでしょう。
 
入試概要説明だけ聞いても分からなければ、どこの大学でも「個別相談コーナー」を設けているはずなので、そこで相談してみるのもおススメです。
 

最後はフィーリングで

感覚的な表現で申し訳ないですが、イベントに参加してみて「いいな」と思う瞬間が多かった大学が、あなたに合った大学だと思います。

最近Fラン大学とかニュースに取り上げられていましたが、何ランクであろうが自分で頑張らないと、何も身に付かないのが大学です。どうせ学ぶなら雰囲気の良いところで。自分だけの感覚が不安ならば保護者(※大学的には保証人と記した方がよいのかな)の方と一緒に行くのもよいかと思います。違った視点からの指摘をくれるので。
 
最後に、「百聞は一見に如かず」ただし、目的を持て
 


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