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あざとい女子アナの話

今日で、テレビで久しぶりに田中みな実を見た。
色々な女性にあざとさを叩かれていた。
最近では宇垣美里が同じように叩かれて闇キャラなんかを確立している。
彼女がコラムで書いていたマイメロ論なんかも叩かれる要因の一つなのかと思う

マイメロ論
雑誌のコラムで提唱した“ストレス回避法”。災難や理不尽な出来事に遭遇したとき、「私はマイメロだよ~☆ 難しいことはよくわかんないしイチゴ食べたいでーす」とサンリオキャラクターのマイメロディーになりきって、ストレスを溜めないようにするというもの。

僕は、正直この二人に好感を覚える。

それは、可愛いからとかそういう訳では無い。
その仕事に対する姿勢が好きだ。

まず、前提としてぶりっ子をしていた時代の田中みな実、あざといと言われる宇垣美里は芸能人では無い。

会社員だ。

社長がいて、上司がいて、部下として彼女たちは存在している。
営業ならば売り上げを上げるのが仕事であるように、彼女たちはアナウンサーとしての責務の他に視聴率を上げるという使命を持っている。

その視聴率を上げるための手段としてのぶりっ子やあざとさがある
そして、会社員として働く以上、それは独断でできるものでは無い。
最低限、上司の許可が必要であり、必要であれば指示もあるだろう。
勝手にやっている?
公共の電波の世界で、そんなことをすれば始末書ものだろうし、やめろと言われればやめるのが会社員だ。

あっぱれじゃ無いか。

世の女性に叩かれながらも、会社のために身を欺いて道化を演じて視聴率を上げる。
企業戦士と呼ばれていた時代のサラリーマンのお父さんたちに一歩も引けを取りやしない。
プライドを捨ててでも、やっているんだ。賞賛されることはあっても、非難される言われは無いと思う。

ジェンダー論に当てはめて、ステレオタイプの女性像を公共の電波で垂れ流し、女性の自立を妨げるみたいな批判が百歩譲ってあり得るとしても、それは彼女たちではなく、会社に向けられるべきものだ。

むしろ、そのキャラをすることで視聴率が上がるのは、それを望む視聴者がいるからだ。アナウンサーとしての役割を求めずに、男に媚びるような振る舞いをする女性像を求める視聴者が数多くいるという事実だ。

僕は、それ自体を批判することはできないし、本能を押し殺すことが正しいことかもわからない。ただ、今の時代にそぐわないものではあるのだとは思う。

そんな中で、あざとい女子アナであり続ける彼女たちを尊敬することは許されると思う。

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