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捨てるの待って!母の日のカーネーションに新たな命を吹き込む方法~シリカゲルとハンギング方のドライフラワー比較~

 こんにちは、hitofulaの瞳です。五月は、母の日!プレゼントを渡した方も多いのではないでしょうか?私もお花のサシェをたくさんのご家庭にお届けさせて頂きました。今年は配達の集中を避けて、五月中が「母の月」なので、まだの方も間に合うのでぜひ♪

代表的な花といえばカーネーションですよね!生花をお花屋さんで購入されている方も沢山見かけました。しかし同時に永久的でない儚さも持ち合わせており…しおれてきたな…もういいかな…ポイ(/ω\)☆彡になる前に✋!
ドライフラワーにして新たなお花の雰囲気を楽しんでみてはいかがでしょうか?

今回は、カーネーションをドライフラワーにした過程と結果を、皆様も実践できるようにお伝えしていきます。

*生花

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今回は、フラワーサイクリストの活動でお世話になっている、栃木県の花農家flom_carnationさんで、市場に出なかったロスフラワー※1を使用していきます。

※1 flom_carnationさんの基準
・本数の関係で市場に出なかったお花
・選別の上で規格外になったお花

*ドライフラワー(ハンギング方とシリカゲルの比較)

カーネーションは、付け根(がく)がしっかりしていて花びらも開かれているので、個人的にドライフラワーに向いていると思います!

1.ハンギング法

やり方:お花を下に向けて吊るす、一番簡単な方法です。
メリット:挑戦しやすい、ひもだけでできる、お花が崩れにくい
用意する物:吊るすためのひも、はさみ

①お花を結ぶ

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お花とお花が被らないように間隔を空けながら、ひもで一輪ずつ結んでいきます。

※写真は麻ひもを使用。しっかり巻ける上、インテリア的にも可愛いのでお勧めしますが、家にあるひもで問題ありません。
POINT:
💡固めに結ぶ。(しだいに茎の水分が抜けて紐からはずれる可能性がある為)
💡沢山あるときは、花をずらしながら束ねたものを、吊るしてもOK!(花が重なっていると乾燥に時間がかかり、カビが生えやすくなります。)

②お花を逆さにして吊るす

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吊るすときは、「風通しがよい」「直射日光があたらない」「湿気が少ない」場所が最適です。外気は風が強いので、室内の風通しが良いところが適切です。部屋干しで洋服が乾きやすい所を想像すると良いかもしれません。

茎→花びらの外側→花びらの内側の順に乾燥していため、最後まで乾燥したらドライフラワー完成♡乾いてないと、カビが生えやすくなるのでしっかり最後まで乾かすことがポイントです。


※冬は乾燥している為、ドライフラワーに向いていますが、これからは湿気が多く乾燥に時間がかかる梅雨の時期なので、私の場合は扇風機を遠くから弱く当てています。

結果

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綺麗な色は残り、花びらが凝縮した状態でドライフラワーになりました!とてもしっかりしていて、色んな作品に向いていると思います。

2.シリカゲル法

やり方:乾燥剤(シリカゲル)でドライにする。
メリット:花の色や形が鮮明、白花も成功しやすい、短い期間で出来る。
用意するもの:シリカゲル(乾燥剤)、お花を入れる蓋つきの容器(タッパー、瓶)、はさみ

①シリカゲルを用意する

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シリカゲルとは乾燥剤の事です。今回使用するシリカゲルは、こちら!東急ハンズや手芸店、ネットは確実に販売されています。一キロ1,000円程で購入できます。ドライフラワー専用のシリカゲルを使用するのが粒子が細かくお勧めですが、ものによっては、食品用の乾燥剤でも挑戦できます。(既に、水分を含んでいるものは使用できません。また取り扱い事項を読んでご使用下さい。)


フライパン等を使用して再利用可能です。
ハーバーリウム用だったり、色んなシリカゲルがメーカーから出されているので、用途に合わせて選んでみてください♪


②不要な部分を切り取る

お花を、乾燥させたい部分のみに切り取ります。今回はお花部分のみを乾燥させます。※大きな容器であれば、一輪ごと入れてもOK!

③容器にシリカゲルとお花を入れる

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容器に1~2cm程シリカゲルを敷き、その上からお花を置いていきます。
※花と花の感覚は少しずつあけ、花全体がシリカゲルで覆われるように置きます。このままの形で乾燥するので、この時お花の形は整えておくと良いです。

④シリカゲルを上からかける

花の上からシリカゲルをゆっくりかけていきます。この時、花びらの間にシリカゲルがしっかり入るように、花が埋まるまでかけていきます。

⑤保管する

容器のふたをしめ、直射日光の当たらない、湿気の少ない所に置きます。環境にもよりますが、1習慣~2週間で完成です☆

⑥容器から取り出す

お花をシリカゲルから取り出すときは、粒子が散らばっても良いように、下に新聞紙などを引いてから取り出した方が良いでしょう。ふくろの上に、100均でも販売している粉ふるいを置き、その上に容器の中身(花とシリカゲル)を流し込むと、簡単に分ける事ができます。

結果(10日後)

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色もきれいに出たまま乾燥されてました。しかし、花びらがパラパラと動く感じで、取れやすくなっていた為(軽く引っ張った位では取れない程度)、キャンドルやフラワーボックス等のお花が固定される作品が向いていると思います。

*ハンギング方とシリカゲルの乾燥比較まとめ

●ハンギング法:花びらが凝縮されますが、しっかりと固定されたままなので壊れにくく、スワッグを含む様々な作品に使用出来る。
●シリカゲル法:形や色は綺麗な状態のままだが、花びらが取れやすくなるため、お花が固定される作品に向いている。

また、カーネーションはどちらの方法でも、色が残りやすくドライフラワーとして挑戦しやすいお花だという事がわかりました。

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*ドライフラワーの活かし方

1.キャンドルの材料でワックスサシェに

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ワックスサシェの作り方 と検索したら、沢山例が出てきます。キットも販売されています。玄関やお手洗いに、かけておくととてもかわいいです♡

2.束にしてスワッグに

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お花をまとめて紐で縛り、紙で包めば簡単にスワッグの出来上がりです♪

*最後に

どなたにでも、お花を頂いたり、購入するまでの過程があると思います。その思い出をお花と一緒に半永久的に楽しめるドライフラワーはとても素敵ですよね。次第にドライフラワーになっていく過程もぜひ楽しんでいただけたらと思います。

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