2022年の私的ベストアルバム100選 (3)


https://note.com/hitoimitation/n/n050a22cd850d

41~60

Jade Warrior - Last Autumn's Dream (1972)
果たして日本でどれだけの人が知っているのか、Jade Warrior。ほぼ知名度が皆無に近いロックバンドですが、その音楽性は本物です。このバンドにしか出せない世界観があります。思わず泣きたくなるような繊細なメロディに引き込まれます。

Hans-Joachim Roedelius & Arnold Kasar - Einfluss (2017)
両者よく知らないのだが(どうもアンビエント・実験音楽の人らしい)、素晴らしいピアノアルバム。あまりに美しすぎるピアノの旋律。う~ん、良さを言語化出来ない。今年のベストアルバムの一枚。

Spank Happy - My Name Is (1994)
菊地成孔のポップバンド。Spank Happyといえば「FREAK SMILE」なのかなと思うが、こちらもよかった。まぁ、初見なら「FREAK SMILE」の方を聞いてください。菊池さん、またポップバンド作ってくれないかなー。

Eno / Cale - Wrong Way Up (1990)
ブライアン・イーノとジョン・ケイル(ヴェルヴェットアンダーグラウンド)のコラボ作品。これが意外な傑作。もっと彼らのコラボを見たかった。イーノはなにげにコラボのときに傑作を作る。ENO・HYDEも名作だった。

岡村靖幸 - Date (1988)
収録曲すべてが大傑作という狂気じみたアルバム。絶対に聞いてください。

岡村靖幸 - 家庭教師 (1990)
収録曲すべてが大傑作という狂気じみたアルバム。絶対に聞いてください。(2回目)

Eric Clapton - Pilgrim (1998)
実はクラプトンはあまり好きじゃなくて、ギタリストとしてはジェフ・ベックの方が好きで、ヤードバーズもベック期がお気に入り。ソロアルバムの方もピンとこない。でも ”Pilgrim” は良い。冬の街頭照らす夜道を一人歩いてるような寂寞とした世界観が堪らない。そう、まるで長年連れ添った旧友と永遠のお別れをするような…。「リーサル・ウェポンが好きなだけだろ」と言われればそれまでですが。ちなみにジャケットは貞本義行。

Basil Poledouris - RoboCop (1987)
そうだよ、ロボコップが好きなだけだよ!悪いか!

Sigur Rós - ( ) (2002)
個人的に当たり外れの大きいシガー・ロス。本作は美しい曲が多くてよかった。独自の世界観を魅せてくれます。

Asia - Asia (1982)
ぶっちゃけデビュー作の本作がピークだったんじゃないかなあというのが否めないエイジア。逆にいえば、それだけ本作が完成されきってるといえます。

Toto - Fahrenheit (1986)
TOTOといえば、「Toto」か「Toto IV」、たまに「Hydra」が語られるくらいが一般的かなあと思ってましたが、リードボーカルがJoseph Williamsに交代した後のこちらの「Fahrenheit」が思いの外傑作。中心メンバーが変わっても「Totoっぽさ」を維持できてるのは、さすが技巧派バンドといったところ。

American Football - American Football (1999)
アメリカのインディー・ロック名アルバムと言えば、これという一枚。エモすぎる旋律。間違いのない名盤。「Never Meant」の出だしだけで泣けます。

Deep Purple - Made in Japan (1972)
日本のライブ盤に名作が多い不思議。「ライブinベルリン」の名盤とか思いつかないもんな。とにかく、ディープ・パープルの最高傑作の作品だと思う。スタジオアルバムよりこっちを聞いた方がいい。 世界で初めてロックとクラシックの共演を果たしたというDPの「Concerto for Group and Orchestra」も好きな一枚なのだが、どうも批評家からは「大失敗作」という評価らしくてリストに挙げる勇気が出なかった。

Kabanagu - 泳ぐ真似 (2021)
斬新で予想の付かない旋律。前衛さとポップな美しさの両立。近年の邦楽で、とくに「すごい」と思わされたのが本作。ひょっとして邦楽って「発見」されてないだけで、世界で一番面白いんじゃない?とまで思ってしまう。

Mike Oldfield - Hergest Ridge (1974)
マイク・オールドフィールドの名盤。オールドフィールドの美学が横溢している。一言でいえばきれいな音楽です。インスト好きは必聴。

Mike Oldfield - Tubular Bells II (1992)
マイク・オールドフィールドの代表作「Tubular Bells」(エクソシストのテーマ曲といったほうが伝わるかもしれない)、そのリメイク作です。実はオールドフィールドは「Tubular Bells」を何度もリメイクしてるのですが、リメイク作ではこの2が一番創造性があって完成度が高いです。他に3とかミレニアムとか2003とかありますが、ファン以外は聞く必要はないでしょう。

mihimaru Gt - Mihimagic (2006)
気分上がります。

George Harrison - Electronic Sound (1969)
ジョージ・ハリスンによる電子音を使った前衛音楽。メロディは皆無でピコピコ言ってるだけ。意志のないノイズにアンビエントな心地よさがあって、自分はかなり気に入ったのだが、世間ではゴミアルバム扱いされているらしい。残念。69年ということを考えると、色んなジャンルを先取りしてるように思えるのだが。あまりに早過ぎた作品。あるいは、本当にただのゴミ。

Eve - 廻人 (2022)
呪術廻戦のOPの人。ノリのよい曲が多くてよかったです。

New Order - Republic (1993)
ぶっちゃけ New Order より Joy Division 派。とくに「Unknown Pleasures」が至高。New Orderは名曲はあっても、アルバムで通して聞いたときに、ダレる瞬間が多い気がします。ベスト盤で聞くのが正解なバンドだと思います。本作も "Regret" の強さで押し通してる感が否めないですが、それを成功させてるのはやはりそれだけ力強い作品ということでしょう。


つづき

https://note.com/hitoimitation/n/nf193a2716520

https://note.com/hitoimitation/n/n050a22cd850d

https://note.com/hitoimitation/n/n95eb28ea10d3

https://note.com/hitoimitation/n/n9ec53f746928


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