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自己紹介 1

改めまして、石川裕子(ゆうこ)です。

私はいわゆる「おりこうさん」でした。
テストの点数がよく、親や先生の言いつけを守る。
愛されるために私にできることは、それしかありませんでした。
小学生の頃の終わりの会で、○○くんがこんな事してましたぁー、と先生に言いつけて得点稼ぎをするような、いましたよね、そういう子、私はまさにそんなタイプでした。
でも親や先生のいうことだけをやっていくうち、本当に自分のやりたいことがわからなくなっていきました。
それでも嫌われたくない、好かれたいと思って必死でした。

そんなことをして成り立つのは小学生までです。
中学生になると、自分のやりたいことをやっている人たちにどんどん追い越され、なにもかもが無意味に思え、全てを放棄したくなりました。
そこからは、自分のやりたいこともなく、ただ毎日やり過ごすような生活で、早くこの人生が終わればいいのにとずっと思ってきました。

競争で負けると自分に価値がないと感じてしまうので、競争から逃げ、受験や就活からも逃げ、なんのために生きているのか、どう生きていいのかわからないまま大人になってしまいました。
親との関係もうまくいかず、競争しなくてはならない社会に出るのが怖くて半分引きこもりのような生活。
30歳を過ぎてようやくアルバイトでそこそこ働けるようになったころ、決意をして一人暮らしを始めました。

一人暮らしができるようになって何年かして、ささいなことがきっかけで我慢していた親への不満が爆発し、耐え切れなくなった私は両親と絶縁しました。

そこから3年経ったころ、親戚から突然電話がありました。
父が危篤になったのです。
勝手に死ねばいいと返事をすると、母が認知症になっていると告げられました。
私は一人っ子です。全責任がのしかかってきました。
仕方なく病院に向かって現状を把握して愕然としました。
父は脳梗塞で半身不随で寝たきり、母は認知症、実家のマンションのローンはまだ残っていて、実家の全財産は3か月分くらいの生活費しかありませんでした。
これから父の医療費、母の介護、家のローン、もうどうしていいのか絶望しました。


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