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器に興味がない僕が、あるマグカップに惚れ込んだ話

あれは2016年の12月のこと。

当時はまだイベントのコンセプトを考えている段階で、まだまだHITOKOMAが形になっていなかった頃。情報収集として会場を探したり、イベントを巡っていた。

その日出かけた先は、天王洲のフリマイベント。寺田倉庫も少し見に行こうとしていたんだったかな。

情報収集もそこそこにして、帰り道にたまたま見かけたSOHOLMというレストランでランチを食べた。

そして食後のコーヒーが出されて飲んだとき、珍しくマグカップそのものに強く好意を抱いた。

普段の僕は、器自体に興味を持たない。素敵な器は素晴らしいと思うが、基本的に食べれれば良い、飲めれば良いと思うタイプ。

でもこのマグカップは手触りが良く、持ちやすい。飲み口のカーブも合っている、ついでに色も好き。ここまで自分にフィットした器に出会ったのは初めてだった。

ちゃんと覚えていないが、店員さんにそのことを話したんだったかな。このレストランにはSLOWHOUSEというセレクトショップが併設されていて、同じモノが売られているのを知った。

勢いで買おうとした。ただその時は、自分がコーヒーを飲んだモノより小さいSサイズしかなかった。

でも諦めたくないので、どこのマグカップかが書かれた説明書きを写真で撮っておいた。

そのマグカップの作られた背景も知るとより思い入れも強くなる。説明書きによると、このマグカップはフランスとベトナムにルーツがあるらしい。

家に帰ると、すぐさま通販で申し込んだ。器が届くのが待ち遠しいなんて初めてのこと。

寒い冬。目当てのモノが届くと、さっそく熱いコーヒーを入れて楽しんだ。ただマグカップが届いただけなのに、Instagramに投稿していた。

「モノの見た目が可愛いから」じゃなくて、「使った実体験が良かったから」でモノを売ったり、体験を通してライフスタイルの提案ができたら良いなと、当時Instagramに書いている。

あの時もしレストランで食事をせず、セレクトショップであのマグカップを見かけただけなら、果たして今、家にこれはあっただろうか。

僕にとって、このマグカップは「これを使いたい!」という前向きな気持ちを持った器だ。今もこのマグカップでコーヒーを飲みながらこれを書いている。この器がなければ、冬に家で温かいコーヒーを飲む習慣もなかったかもしれない。すっかり生活の一部になっている。

器に興味がない僕が、あるマグカップに惚れ込んだ話。あるいは、器に興味がない僕が、「使った実体験が良かったから」購入して生活に溶け込み、別の習慣に繋がっていく話

最後まで引っ張ったその器は、フランソワ・ジャルロフ「LAZULI」シリーズのマグカップ。
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written by yuki.sagan
大阪出身、東京在住。HITOKOMA主催・noteの編集。普段はwebメディアの運営。原体験は大学祭実行委員会。フェス、舞台、流星群などライブ感、非日常感のあるものが好き。スガシカオ、長澤知之、二階堂ふみのファン。

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