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魔法の文学館 -江戸川区なぎさ公園-

江戸川区の魔法の文学館へ行ってきました。

魔女の宅急便の原作者、角野栄子さんの文学館です。

私の住んでいる浦安から川を隔ててすぐの場所、なぎさ公園にそれはあります。

テレビとこども新聞でその存在を知りましたが、予想通り素敵な場所でした。

文学館はなぎさ公園の丘の上に建っており、眼下にはポニーも歩いてます。
(なんとポニーには無料で乗れます。)

建築は有名な隈研吾さん。
中はいちご色🍓に統一されていて、それはアートディレクターの娘さんが決めたのだとか。

イスやソファのファブリックもデザインされている

まず入ってすぐ「わっ」と圧倒される階段のあるいちご色の大広間。
ここは魔女の宅急便に出てくるコリコの街をイメージしたのだとか。

プロジェクションマッピングのアニメーション、角野栄子さんの動画メッセージが流れ、しばし釘付けになります。
よく見ると引き戸がいくつもあり、その中は何度も楽しめる仕掛けがあって、子供達が夢中になっています。

一階と二階に本がたくさん置いてあり、栄子さんが選んだ一万冊(!)が置いてあるそう。
この日はゆっくり読めなかったのですが、こども新聞には「子供が一日で読むことのできる文量の本を選んでおいている」とありました。

一冊読み終える事で「全部読めた!」と自信をつけてほしいとこども新聞に書いてありました。なんて素敵な願い、、。

また、あちらこちらにさまざまな座る場所があります。狭い穴、階段、窓際の隠れ家、、。
子供心&遊び心をくすぐられます。
この感じ亀有のミッカと似ています。

プロジェクションマッピングやシアターでアニメーションも見れて初めて来た人にインパクトも与えつつ、今度はゆっくり本を読みに来たいな、と思わせる場所でした。

三階のカフェは窓が大きくて眺めもよく、気持ちの良い場所でした。
ただ、全部「乳」が入ってるメニューなのと(うちの次男は乳アレルギー)、こども用のメニューがなく食べきれないので是非こどもメニューとアレルゲンフリーのメニューが欲しいです、、!

ざーっと施設の感想レポートを書きましたが、私個人の感想として
栄子さんの世界観、知名度、実績✖️隈研吾さんの建築✖️行政の財力
がかけ合わさった奇跡の場所だな!と思いました。
入館料は千円以下なのに、こんな素敵な場所で過ごせるのはすごい事だなと思います。

そして、30代より作家になったという栄子さん。
どうしてブレずに長い間やってこれたのだろうと、私なりに想像してみました。
(想像なので実際は分かりませんが)きっと空想の世界、本の世界にいる時間が長かったのだろうと思います。逆にいうとあれこれ余計な事を考えないのかなと。
そういう研ぎ澄まされた時間を多く、楽しんで過ごしてきたのではないかな。
と、栄子さんのキャラクターのアニメーションやご本人のメッセージビデオを見て思ったのでした。

私はよく余計なことを考えているので、楽しい創作の世界に入るべく、またここを訪れて栄子さんのエッセンスを取り入れたいと思います。

本をひらけばたのしい世界

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