どこへ行くの?

これはいったい何なんだ

何度か経験してるヤツです

そうでした

 ぽっかーん「そんなバカな」

言葉には出さなかったけど

それです

あそこの二人は そうだろう

そのはずだ

黒い手帳を持った

権力を持った(たもった)男へ言いました

なぜなんだ どうしてなんだ


当然の流れで

移送されます

それで良いと思っていました

今もそれほど後悔していません

不思議です


便器と水流の激しすぎる

広い独房で

すわっていました

ここで地震がくると

「ちょいヤバそう」

出来たての建物だから

ある程度は大丈夫だろうけど

心配性の心が

つぶやいていました


専門家とのやり取りを

何度かくりかえし

やって来ました

招かれざる一人が


あれから4日がたち

字をかけています

時計が身近にあります

所持金はゼロですが

衣類が新品を含めて

届きました

新しいシェーバーやサンダルとともに

カード軍団は2階の

77のカギの中です


ヒゲを新しいので剃りました

歯もやっとみがけました

でもお金がないので

得意の自販機さんとの

やりとりが出来ません

体を洗うのも

先のことになりそうです


連れて来られて1日半くらいは

刑務所の独房を

想像しました

キチッとした食事はあるのに

三度三度計算された

食事はあるのに


日曜日に落札者が確定する

入札しているヤフオクの情報も

わからぬままです

スマホも届いているのに


本来スマホはダメなんだけど

支払うお金のチェックの

やりとりのため

OKが出ているのです


まるまる4日着てた

ミドリのTシャツを

交換できました

体は4日を過ぎて

どこかへ向かっています


夜食を午後6時にとり

夜の闇へ向かいます

4人部屋に移って

2度目の夜(やみ)です


しらぬ間に

すぎてた夏至

いまだ確認できない

大好きな女性(ひと)の

下着と写真は

どうなるのだろう


    2022.6.23(木)18:44 S市/カガワ


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