おサル三兄弟の母🐒ドラマ考察🖋『あなたがしてくれなくても 最終回』


あなたがしてくれなくても。最終回。

『あなたがしてくれなくても』の後に、何がくるか?
が、人によって違うから意見が割れてしまうのだろう。

日本語的には
『〜ても』は仮定ではなく、逆説の文法だから。
『AてもB』は
『すでに成立した事実Aから
予想していなかったBが起こる。』

ってこと。

『あなたがしてくれなくても、あなたのところにいる』


奈緒演じる、みちの選択は
まさに、予想していなかったB。

しかし。
ゴチャゴチャした夫婦同士があんな風に一堂に介して、青春ドラマみたいになる展開は
『ハイ。出ました。ドラマよね』すぎて。

そこから一気に
リアル大好き女たちは斜めに語る。


「まぁ、陽ちゃんみたいなダメ男でも
顔面、瑛太ならガチ許せるよね。」

「岩ちゃんの顔面だから…
新名さんみたいなウンチク好きの青春ボケの
半分ストーカー男でも成立したよね。」

「かっこいい。って言われて、ケンカ売ってんのー?みたいな件は、現実でも田中みな実は
してそうよねw」

みたいに。

あんなに、リアルに夫婦を描いていた感じが
一気に、イケメンと恵まれた生活環境の中での
おとぎ話に見える。
当然すぎるけど、ドラマと現実の違いに
観覧中に、厳しい現実に引き戻されて
シラケてしまう我々。

なのに。
奈緒演じる、みちだけが、妙にリアル。


みちに共感しながら観た人は
みちのエッセンスを持つモテ女だろうし。

ワタクシのように、みちを斜めから観て
ずーっと、この女には気をつけなはれや!!!
って言っている人は、残念。非モテ女であろう。

どうであれ
オバさんになればなるほど
みちみたいな女との、何かしらの経験値があり
あーいう女に過去に
痛い目にあったりする経験があるから

みちの選んだ「予想しなかったB」が
何であっても…ハァーーー?!?!?
ってなってしまう。

そして
実際…みちに共感して観ていた人は
ハッピーエンドの先がきっと…
「よりハイスペックなほう」のはずだから。
え?岩ちゃんの方が絶対いいよね??
って思ってしまうのだよね。

どうであれ
竹内まりやの「けんかをやめて」
みたいな歌詞を生きる女を
女はなかなか許さないのである。

1人で生きろよ。と。

個人的には
瑛太演じる、陽ちゃん。のリアリティーが
最高すぎて、また拝みたい。

向上心も仕事もソコソコ。
家事はまともにしないのに
酒と女とタバコとゲームはする。
ママに好きって言ってたみたいに
女に好きって言ってくる、こどものままの男。

日本人の男の8割は陽ちゃん。

どうであれ
最後まで観てから意見する
それが、制作側へのリスペクトということで
来週を待つ。

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