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2024年の始まりは…つづき

元旦から一夜明けて…

地震直後から地元消防団の方々が地域の警戒を夜通しでしてくださいました。

消防団の方から「道路が崩壊している」とお聞きし、
早川地区全域を確認して来ました。

上早川地区の道路や家屋の被害がひどく、見回りをされていた地元自治会の方々や区長さんのお話も聴かせていただきました。

大平地区の県道(橋脚)


高く積み上げて作られた道路(橋脚)にも見えます


道路の至る所に大きな亀裂が入っています
地面の亀裂が伺える雪の裂け目
民家を支える石積みが膨らんで崩れそうです


上早川地区の湯川内(ゆのかわち)地区では、一人暮らしの高齢者世帯が多く被害に遭われていました。


男性の高齢者一人暮らしのお宅です。

仏壇が今にも倒れそうで、座敷の塗り壁も崩落。
柱も曲がり障子戸も外れています。


天井の蛍光灯も曲がったまま


お風呂場の被害もひどかったです


お米の備蓄用冷蔵庫も戸が閉まりません


女性の高齢者一人暮らしのお宅


猫ちゃんと一緒に暮らしていらっしゃいます。

外れた戸も直せないまま、
「仕方ないわね…どうしようもない、揺れて揺れて怖かったそい、こたつに掴まっとった」と話してくださいました。

玄関には飾りの置物が割れて散乱していました。


トイレの壁にも亀裂がありました



下早川地区の被害は少ないようですが、自治会長さんのお話をお聴きすると、避難所の課題が多くあったようです。

市内全域に被害の状況が多く伝えられています。

元旦という特別な日に起きた災害は、多くの検証材料を残しています。

災害時には、人命が第一です。
一刻を争う事案を最優先に機動してくださる方々に迷惑にならない行動が必要だと考えます。

それぞれに自分が置かれた立場を自覚し、危機が迫っていないのならば、被害を広げないこと、待つことも大切です。


災害時は、その対応を巡って誰かを責めてしまいがちになりますが…


そうではなく、


未来への備えとして、
検証をしっかりとして、前向きで建設的な話し合いに繋げることが一番求められていることだと考えます。


「仕方ないわね、自然に起きたことだもん。オラぁ…大丈夫。」


「わざわざ来てくれてありがとね、ありがとね。」
と、笑顔で見送ってくださった一人暮らしのおじいさんの言葉から「受け入れる強さ」を…、


「娘が帰った後に地震来てよかったわ、あいらおったって(あの人たちいても)、キャーキャー騒ぐばっかでなんもならん、ひとりでよかった」と笑う一人暮らしのおばあさんの言葉から「明るく生きる強さ」を教えていただいた気がしました。


どんな時も、たとえ災害時でも…
「先ずは自分で出来ることは何か」を考えていかなければならないと。












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