見出し画像

レーシック手術から9か月たって。

レーシック手術を受けて、9カ月ほど経ちました。
当日から今日まで一貫した感想としては、やってよかった。よく見える! なぜもっと早くやっていなかったんだろう、って感じです。

事前にネットで調べると、さまざまなリスクもあるようで、そうしたものとの自分のなかのやりくり次第なので、安易に「やった方がいいよ」とは勧められませんが、私は、やってよかったです。

コンタクトレンズがあまり好きではなかったので、産後はメガネ標準装備になっていたのですが、メガネも好きだったわけではなかった私にとって、起きてすぐにモノが見える、とか、汗をかいても拭きやすい(メガネって、耳に掛けるパーツ付近が汗をかくし、拭きにくいし)とか、とにかくラクなことばかり。

レーシック手術を受けようと思っていると、フェイスブックで友人のみなさんに体験談を求めたところ、全員が「レーシック、よかった」と言っていて、さらに全員が同じところで受けていたのが印象的でした。
なので私も同じく、有楽町にあるのに、それとは別の山手線の駅名がついたクリニックに行きました。

その後も「レーシックどうでした?」と聞かれることも多いので、当時、友達限定のフェイスブックに書いたものに加筆・修正したものをnoteにアップします。
ちょっとぶっちゃけてしまっていたらすみません。

画像1

手術当日、とっても気になったのは、高いコースをとにかくオススメされ続けることでした。何度かコースを確認されて、いつでも変更OK的な感じで。不安になるので、「じゃあ、1つアップグレードで!」と言いそうになる気持ちを抑えるのが大変でした。

もともとは、私でもできると思われる(年齢制限で、一番安いコースはできないと言われました)なかで一番安い15万円のものにする予定でしたが、それが目の関係でできず(本当はできるとしても、目の関係でできないと言われると何も言えないなあ、とは思いました。口には出さなかったし、本当に目の関係でできないのかもしれないけれど……ということを思ってしまうくらいには何かに対して疑心暗鬼になっていたのかな、と。)、最低20万円のものから。しかしその機械がもう20年稼働していて古いということや老眼も少しあったこと(自覚なしだった)などを何度もご丁寧に説明くださったことから、結果、25万円のものを選択しました。
(最終的に払ったのは、割引券などの諸々差し引いて19万円だったけれど)

そして、手術です!
ネットでの体験談とかを読んでいると、「時間も数分だし、痛くない」的なものが多かったのですが、私には大変な苦痛で、「これを拷問でされたら、すぐにすべてを自白する」と、意識が遠くなりそうな脳のどこかで思っていました。

目薬での麻酔をがんがんやっているので、まったく痛くはありません。時間も、たしかに短いといえる。
がしかし、あんなに間近でキーンと強い照明を当てられているのもきつかったし、目を鉗子みたいなもので開けられているから、手術の様子がわかるっていうのもかなり辛かった。5分くらいの手術が、永遠に感じられました。

終わることはわかっているし、見えるようになるための手術なのに、見えなくなってほしい、と全身で全宇宙に願った、って感じです。術後、同じタイミングで手術した人と待合室で一緒になったので、「きつかったですよねー」と感想を述べあい、私だけじゃなかったんだと、やっと少し気が楽になったり。

昨日のnoteにも書いたのですが、ジーッと目の中の何かをレーザーで焼いているとき、助手みたいな人が、「5、4、3、2、1」と終わるまでのカウントダウンをしてくれたのは、すごくよかったです。

そうだ、今思い出したのですが、レーザーで焼いてるのって30秒くらい?なのですが、その間、痛くも熱くもないのに、「何かを焼かれている」という思考だけでいっぱいいっぱいになって、「あーーーー」とか「いーーーー」とか声を出してしまい(心の中で、「声を出して少しでも何かがまぎれればいい」と思ってのこと。なにもまぎれなかったけれど)、助手的な人が「大丈夫ですか、大丈夫ですよ」とものすごく励ましてくれました。そうだった、あの人、ありがとう。苦しんでいることを知っていてくれている人がいる、っていうことが、あの状況のなかでの最良のことで、本当にそれをあの人が担ってくれて、本当に助かったんでした。すっかり忘れていてごめんなさい。ありがとう。

とはいえ、終わってしまえばその苦痛も薄れ、秋の朝の気持ちのいい眺めを裸眼で感じられることが嬉しすぎて、もっと早くやっておけばよかったと思う、そんなゲンキンな感じでした。

画像2


あと、私みたいな人が一番クレームが多いらしく(人格の問題ではなくて属性の問題です、あしからず)、何度も何度も説明されました、いろいろと。
老眼があるけど弱くて自覚症状なしで、本を読むことが多くて、もう一個なんだったか忘れたけれど、その3つの属性がかぶると、術後に手元が見えなくなる(近視が消されることによって、もともとあった老眼が顕在化されるから)ので話が違う、と言う人が多い、と。

それを聞いて、手元が見えなくなるのは不便かもしれないとは思ったのですが、まあやってから考えよう、と。近視でも老眼でもメガネをかけることは同じわけだし、老眼鏡は日常的にかけるわけじゃないから。

で結果、手術当時は、手元はうーん確かにすこーし言われてみれば見にくいかもしれないけど、気のせいかもしれない、というレベルでした。そして、その数日後にZoffで老眼鏡を買ったので、それから現在までは、読書やPCを見るときには老眼鏡をかけて、それ以外では裸眼ですごしていますが、全然問題なしです。老眼鏡はかけるけれど、起きている時間のほとんどは裸眼だから。ただし、明るくないところでの爪切りとかは、裸眼では難しいです。見えない。

もう一つ気になっていた「老眼レーシック(老眼を矯正するもの)」について問うと、オススメしない、みんなもうやってないっすよ、的な説明でした。
なので基本的にそこにいたお客さんは皆、近視のレーシックのために来ていたんだろうと想像されますが、待合室には、結構年配の方もいたんですよね。近視のレーシックは40代前半くらいまでじゃないとだめ、といろんなところで見聞きした気がするのですが、そうでもないのかな。これは、個人差もあるかもです。

あとは、日本人ではないアジアの人たちが多かったです。韓国の方々とあとはどこだろう、日本人に顔が似てるんだけどロシア語っぽい言葉を喋っていたのはカザフスタンとかあっちのほうの人たちなのかな。

そういえば、術前にも術後にも検査をたーくさんするのですが、白と黒や白と黄色などの同心円の丸丸の光のところに目を突っ込んだりしたので、無機質で、宇多田ヒカルの『Movin' on without you』のPV のような近未来にいるような気持ちになったりも。結構くらくらする検査だったのですが、心の中で「ムービンオン、ウィザーチュー」と歌いながらやり過ごしました。

画像3


忘れてはいけないのは、手術3週間後くらいから1カ月くらい、私は、めまいや吐き気を感じることが多かった、ということです。これはレーシック手術に関係しているんだろうな、と感じていたのですが、あくまでも個人的な感想ですので、そんなことない人が一般的だと思います。
多分、すごく見えることに目が疲れ切ってしまって、そのあたりを処理する能力が追い付かなかったんだと思います。この辺り、もしかしたら20代とかでレーシック手術を受けていたら、こういうことを感じなかったのかな、とも思います。でもその後は全然問題なし。元気です。


というのが、私のレーシック手術にまつわる諸々でした。
事前の検査や、当日、その後の検査などで有楽町に行くたび、その頃ハマッていたジム・トンプソンでタイ料理を食べるのが楽しかったー。ここ、ランチはバイキングで、とっても美味しいです! いまも、マロニエゲートの前を通ると、自動的にレーシック手術の日のことを思い出します。


この記事が参加している募集

買ってよかったもの

このnoteをいいなと思っていただけたら、「スキ」をプッシュいただけると大変嬉しいです。ストアヒガサ(スケート好きの雑貨店 https://storehigasa.stores.jp/)やTシャツ(https://suzuri.jp/storehigasa)もぜひ。