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イヤイヤ期(2歳ころ)の子どもとの日々って、こんな感じ

うちには2歳後半の子どもがいるんですが、子どもってこんなに時間がかかるんですね。想像もしたことがありませんでした。常々、想像力大事だよねーと思ってきたのに、自分が恥ずかしいくらいです。

子どもが生まれたその日から、時間が、本当に飛ぶように過ぎていき、1日も1週間も1ヶ月も1年も秒で過ぎていっちゃってるので、何が何だかわかりません。

しかも最近は、決断力が失われつつあります。

私はいつでもサクッと決められる人でした。なのに、いまや、何も決められません。特に、どっちでもいいものに関して、本当に選べなくなっちゃっています。

その理由は、時間がないから、余裕がないから、自分のHDDに空き容量がないから、です。

スティーブ・ジョブズやオバマ元大統領が毎日同じ服を着るのは、決断のエネルギーをもっと大事なところで使いたいからとのことですが、そう、決断にはエネルギーが要るんですよね。彼らよりかなり低い階層でですが、その意味、真にわかった気がします。

てことで、自分を見つめなおすためにも、ここで、ありがちな1日について振り返ってみようと思います。

(【2歳児の生態】上の写真は、新幹線のトイレの中で、必要ないのに、オムツ替えの台に寝っ転がるのでベルトを締めろ、という2歳児のオーダーに、私が応えたときの一枚。満足気でした)


<よくあるふつうの1日(平日)>

7時ころ起床(夫はすでに起きて、食事、皿洗い、洗濯干しを終えて、出勤に向けて歯磨きしている段階)

すぐに2歳児を起こす。が、起きない。目を開けても、「まだねる」と再び目をつむる。

7時20分 夫が出発。それを見送りに、やっと2歳児も起床。「がんばってこいよー」と夫を送り出した2歳児は、すぐに私にドアを閉めさせ、のぞき穴から夫をのぞく。

トイレ、着替えを終わらせて、なんとかかんとか食卓についていただくべく、(私が)頑張るタイム。トイレひとつ行くのにも、「行かない」とミニカーでブンブーンと遊びだしちゃうし、なんとかトイレに行っても、シールを眺めたりお話したりと、エアコンのない小部屋の中で10分ほどを過ごすことになっちゃったり。あちー! 

着替えも、気に入らない服やズボンはNG。気に入らないものはその日の気分によって変わるので、「これ、似合っちゃうねー」とか「かっこいいなあ」とおだてながらお召しいただいています。書いているだけで、もう疲れてきました。ふぅ。

7時45分にスタートしたはずの朝食ですが、終了するのは、8時40分頃になります。どんな貴族なんだ……。途中で切り上げようとすると、激しく抵抗するし、そうなれば、泣きわめいて保育園に連れていくことは不可能になります。なんとか気持ちよくお過ごしいただいて、8時40分に椅子から降りられれば御の字です。

そして、保育園へ。

これも一筋縄ではいきません。まず「ほいくえん、いかない」とのジャブ。まあ、毎日のことなので、「行かないのねー。はーい。じゃあ、保育園に何持って行く?」と爽やかに応える。すると、「これー」とトラックとか消防車とか、その日のブームの車を教えてくれます。「ママは、これね」と山手線などを渡されるので、リビングから玄関まで、子どもと一緒に四つん這いになって「ブンブーン」と言いながら、山手線とトラックを競争させます。ああ、膝が痛い。

なんとか玄関を出て、自転車に乗せようとしても、タクシーやトラックなどを見かけようものなら、「タクシーだからっ!」とタクシーが見えなくなるまでじーっと座って確認するのを、私もお待ち申し上げなければならないのです。なぜなら、泣かれると自転車に乗らなくなっちゃうから。そうすると、保育園に送るのが遅れて、私が困るから。

(【2歳児の生態】上は、チコちゃんグッズをお店で見つけ、(グッズの)写真を撮ってくれ、と私に圧をかけている瞬間の一枚)


保育園までの道中も、油断は禁物です。「ここ、曲がる?」などと安易に聞いてはいけません。返事が返ってくるころには、角を通り過ぎて10メートルくらい進んでしまっています。なのに、「曲がりたかったっーーーー!」との大変なシャウト。もう来ちゃったし、とスルーしてそのまま突き進むと、「曲がりたかったのにーーー曲がりたかったのにーーーー曲がりたかったのにーーー」と自転車の後ろでギャン泣き。「曲がればよかったんだよねっ!(怒)」と自転車をUターンさせたことも一度や二度や三度や四度ではありません。

保育園に着いても、自転車を降りてから玄関を入るまで、時間がかかります。ここも刺激に満ち溢れているようで、アリさんを発見して「ママ、アリ!」と教えてくれたり、わざわざ遠回りして玄関に向かったりと、大変な充実ぶりです。

靴を脱いでからも、水槽で金魚などを確認したり、走り回ったりしないと、2階のお部屋に行けません。もちろん2階に着いてからも、トイレの中を走り回ったり、お友達ときゃははーっと笑い合ったりして、なかなか準備が整わないわけです。

なんとか先生に渡して、教室を出るころには、「ああ、今日もひと仕事終わった。ひとやすみしたい」という気分です。

フリーランスの私が、そうしてなんやかんやして仕事を始められるのが、早くて9時半、普通の日は10時ころになります。お迎えは17時半すぎ。その間、ランチ1時間と夕飯作ったりなどで1時間をのぞくと仕事できるのは5時間半! そりゃあ、いろいろ滞るわけですね。絶対的に時間がないわけだから。

(【2歳児の生態】上は、さらにチコちゃんグッズを撮れ、との圧)


そして、夕方から夜の部。

18時前に子どもを保育園で受け取ったあとは、「電車を見る」という強いリクエストのために線路近くまで行き、何列車かを見送ったのち、遠回りして消防署前を通って消防車などをゆっくりと眺めてから、帰宅。軽くスーパーなどに寄ったりすると、もう18時45分くらいになっちゃってます。

すぐにごはんの支度。その間こどもは、テビリタイム(2歳児、「テレビ」を「テビリ」と言っているのですが、かわいいので、自分で気づくまでは直さないようにしています)。アンパンマンやきかんしゃトーマス、ピタゴラスイッチ、プチプチアニメなどを堪能していただいたのち、夕ごはん。こちらももちろん1時間コースです。

なんとか夕食を終えて、お風呂に入るのが20時15分頃。のんびり過ごして、あっという間に21時を回っちゃいます。それでももちろん2歳児は、絶好調!

絵本を読んだりお話したり、電車などで遊んだりして、21時半には歯磨きを終えていたい。歯磨き自体は嫌いじゃなさそうなのに、歯磨きに取り掛からせるのに10分くらいかかり、再びトイレを終えて、ベッドに行くのが21時45分頃。

そして、寝る。はずが、寝ないんです。「ちょっと、ソファのところでねてくる」とリビングに行こうとしたり。添い寝しているこちらの方が寝落ちしちゃう。平均就寝時間は22時20分。ここ数日は、23時越えです。ふぅー。

夫が早く帰ってきたときには、子どものことは基本的に夫にバトンタッチ。夫は何でもできるのでとってもありがたいですが、とはいえ夫も、洗濯物を畳んだり、食器を洗ったり、食洗器にかけたりと家事に忙しいし、子どもを寝かせているはずが夫のほうが寝落ちしてしまって、1時間ほど寝てから起きてくる、っていうのもよくあるシーンです。

子どもを寝かせたあと、翌日の保育園の支度などをしたりしていると、もう寝る時間です。

ここで頑張って夜更かしとかしちゃうと、翌日に響きまくっちゃうので、寝るに限ります。2歳児は、「ママ、睡眠不足だから」とかっていう配慮をしてくれません。

そうそう、2歳児って、とっても体力がある、っていうかパワフルっていうか、狂暴なんです。全力でぶつかってくるから、日々、いろんなところを叩かれたり(アクシデント的にですが)しています。一番怖いのは、寝ている子どもの無意識のかかと落とし。寝ているのに、ものすごい威力。あれが目に落ちてきたら……と考えると、本当に恐怖。寝ている時も、安心できません。

イヤイヤ期の2歳児との生活って、そんな感じです。

(【2歳児の生態】上は、食事中にスプーンをくわえて得意げな一枚。ほっぺたに米粒ついてるし!)

そういえば、生まれて3週間目くらいのころには、「魔の3週間目」という時間をいつ抜けるんだろう、とじっと耐えていたような気がします。たしか、泣き止まない時期でした。でも、「魔の3週間目」なんて、イヤイヤ期に比べたら大したことなかった(まあ、あんまり覚えてないですが)。

子どもが大きくなった友人たちが口をそろえて、「イヤイヤ期なんてかわいいもんだよ」と言います。てことは、もっとすごいのが待っているわけですね。ああああ。

まあ、しょうがないか。ひとまず今日も寝て、英気を養うことにします。おやすみなさい。

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