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汗かきな私の、「発汗」と「止汗」と「発汗カモフラージュ」についての、現時点での結論

これまで、自分より汗かきの人に会ったことがありません。
「私、汗かき」と言う人のだいたい7倍くらいは汗をかくのですが、それは私が、気温だけでなく、湿度にも反応して発汗するタイプの体質だから、というのが現時点での結論です。

私の「暑くて発汗」度は多分、普通の汗かきさんと同じかちょっと上くらいですが、「蒸してて発汗」の敏感度は、世界でもかなりトップレベルだと思います。全然嬉しくないけど。

最近のようなむしむしの時期はいいんです、だって、みんなが不快だと感じて「蒸してますねえ」と共感しあえるから。でも私は、ゴールデンウィークが終わったあたりから11月半ばくらいまで日常的に汗をかいていますし、たとえば、真冬の、きんきんに冷え切ったスケートリンクでも、ひとりひっそり発汗しています。(正確には、汗をかいていることもある、です)

場所によっては、スケートリンクって湿度が高いんですよね。
多分その方がみなさんは過ごしやすと思うのですが、私はひとり静かに異常な発汗と戦っています。
防寒のために着てきた機能性のシャツ(薄いけどあったかい)。まずはこれとの戦い。
機能性シャツは水分に反応すると発熱するそうで、もう、私の服の内側はものすごい熱!
さらに、その熱のためにますます発汗しちゃうので、それを隠すべく、マフラーをぐるぐる巻きに。そしてそして、さらなる発汗……と大変ホットなサイクルがスピーディに展開されているんです。

そんな状況なので、心を落ち着けることで止汗(私の造語です)を少しでも早められないか、とか、いったんダウンコートを脱いで風通しをよくしてみたらどうだろうか、とか、いろいろ試行錯誤しています。スケートを見ながら、何気ない風を装って。

一時、冬のスケート観戦では、皆さんが夏に着る速乾機能がある機能性シャツを着用していたのですが、こういうシャツは通気性のいいところでは大変に機能的なのですが、ダウンやマフラーで密閉している私の私的空間では、その機能を発揮しきれません。そのため、汗がだんだん冷たくなって、寒くてぶるぶるしたり。

なので最近は、冬は綿の普通のタンクトップ的なものを着ることにしました。今のところ、これが一番です。

さて、そんなこんなで、これまで、「発汗をなるべく早く止めること(止汗)」と「発汗を目立たなくすること(発汗カモフラージュ。これも私の造語です)」に、かなりの時間と意識とお金をかけてきました。今回、思い出せる限りご紹介します。

(1)止汗には、これ!

 ●ハンディファン、最高!

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数年前からたまに見かけていた手持ちの扇風機、あれ、ハンディファンって言うんですね。今年から一気に市民権を得ている感じで、私もFrancfrancで2000円弱のを購入しました。
これ、いいです!
これまでも扇子を持ち歩いてパタパタしていたのですが、パタパタするのも暑いんですよね。それが、ハンディファンはボタンを押すだけでガーーーー!しかも首の後ろとか、背中(服の中)とかにも風を送りこめるんです。

早い止汗の基本は、拭いて冷やすこと。駅まで歩いて電車に乗ったら、すぐにガーーーっと回して、体じゅうを冷やします。おかしな人だと思われるかも、という気持ちとの戦いでもあるのですが、この処置をしないで20分も30分も発汗し続けて「この人まだ汗かいてる」と思われるよりはマシ、と自分を鼓舞しています。

 ●歩くときはゆっくり。時間に余裕を持って

ゆっくりの方が速く歩くよりも発汗が少ない。この数十年の自分を観察してきて確かに言えることです。
だから、汗をかきそうな時期には、とにかくゆっくり歩きます。絶対に走りません。
汗は、歩いている時よりも、一定時間歩いたあとに止まったところのほうがガーッと出るので、その後の止汗までの時間を短くするために、日々意識することも大事なのです。


(2)発汗カモフラージュのために……

 ●おすすめ:綿素材のニットっぽい織りの素材 /  NG:リネンや薄い綿のシャツ

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発汗で気になるのは、洋服に汗がしみてしまうこと。
これを防ぐのに大事なのは、洋服の「生地」です。

涼やかな売り文句に心惹かれてしまうリネンや薄い綿の生地のお洋服、NGです。洗面所で手を洗った時にちょっと水がはねただけでしみてしまう生地では、外出もままなりません。

おすすめは、綿素材でできたニットっぽい織りの素材(上の写真参照)。綿は水分を吸ってくれるのでやっぱり素晴らしい。その性質を持ったまま、ちょっとやそっとの水分ではびくともしないような織りの、写真のようなもの。本当に頼もしくて、大好きです!

また、ちょっと暑いですが、ニット素材もいいですね。なかなか汗がしみません。重ねて言いますが、暑いです。

「速乾」とか「汗を目立たなくさせる」といった機能つきの生地(ポリエステルが多い)のTシャツなども今は増えています。何枚もそういったものをトライしましたが、私は感触があまり好きではないかな、と。それに、濡れたときにほのかに立ちのぼるニオイが化学繊維っぽくて、多分これを着続けると、加齢臭ぽいテイストになっていくんじゃないかなと思っており……すごく汗をかく私には向きませんでした。

 ●濃い色や深いトーンの洋服はNG

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これもかなり大事。
同じ綿素材のものでも、黒と白では同じ量の汗がしみたときの結果が全然違います。黒は目立つ、白はそこまでではない、という感じに。基本的に濃い色と色のトーンの深いものがNGです。

写真は、濃いめの色のリネンに、水を3滴たらしたところ。目立ちますよね。

 ●素肌に着るのは、綿100%のタンクトップ

機能性シャツは、私のように大量に汗をかく場合には、ものすごく張りついてスッキリしません。なので、最近は綿100%のタンクトップがいい、と思っています。

 ●着替えを持っていく

出かけるときには、下着として着る綿100%のタンクトップの替えを持って行くことも少なくありません。綿は乾くのに時間がかかるので、それなら着替えた方がいいや、と。出先のトイレでさくっと着替えると、もう快適~。
ちょっと面倒ではありますが、着替えるだけですべてが解決されるので、かなりおすすめです。

 ●ハンカチは最低3枚

ハンカチは、心の頼みのともしびです。湿ってしまったものを何時間も使いたくはないので、たくさん持って行きます。できれば大判のものが、頼もしい。
ハンカチの素材もまた重要です。可愛くて大判のハンカチでも、意外と水分を吸わない素材のものも多くて、使ってみて初めてがっかりすることも。


以上、私が汗とかなり本気で向き合ってきた25年くらいの、現時点での結論です。
とはいえ、毎日が実験。
機能性シャツも毎年何枚か購入して着ているし、年ごとの製品を機能比較したりもしています。

汗かきじゃない人になれるよ、と言われたら今すぐになりたいくらいの気持ちではあるのですが、多汗症とかでもない単なる体質なので、日々実験の気持ちで、発汗と過ごしていこうと思っています。

今興味があるのは、気温何度/湿度何%になると発汗するのかってことです。なので近日中に、卓上くらいの温湿度計を買って、それを毎日持ち運んで記録したいと思っています。楽しそう!

汗かきや汗にお困りの皆さん、この夏もほどよく乗り切りましょう!

▼このnoteの2年後に書いた、補完版もぜひ。



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