ドーナツの輪っかが、小さい(Jr.GP第1戦 フランス大会のざっくり感想)
スケートをめぐる界隈はいま、「羽生くん、4回転アクセル跳びたいって言ってたはずなのに、5回転っすか!」と沸いているところと思いますが、空気を読まずに、粛々と、さっき見たJr.GP第1戦フランス大会の録画のざっくりとした感想です。
やっぱり鍵山くんうまい。上手いっていうか巧い。膝が気持ちいいです。こんな風に滑れたらいいなーと思う。
男子3番のロシアのクイボイくんが、いいっ!気の強そうなところがたまりません。衣装がなぜかちょっと、ショーエンフェルダーを思わせました。
男子2番のカナダのラキッチくん、ケヴィン・レイノルズが思い浮かんで仕方なかったんだけど、そうですね、同じジョアン先生のとこの子なんですね。
女子はやっぱり断然ワリエワさん13歳。またも気の強そうな、しかも顎のあたりにとても気の強さが集約されている、大変に好きな具合の気の強さ加減です。149センチと小さくて、靴もとっても大きく感じられます。
それにしても、4トウのあとに2アクセルって、回転数混乱しないのかしら、ということが大変に気になりました。
あと『エクソジェネシス』はスケートキャリアで酸いも甘いも乗り越えてからのプログラムだと思ってきたのですが(例:アボット、アシュリー、ケアー姉弟)、ワリエワさんはまだたったの13歳なのに、ミステリアスな感じに仕上げて、この曲に大変に似合っていました。もしかしたらもうスケートキャリアの中で酸いも甘いも乗り越えてきたのかもしれないです。
そして、体がめちゃくちゃ柔らかい。ビールマンもドーナツも通常と形が違う。ビールマンは足が余っているし、ドーナツは輪っかが小さい。さらに、ドーナツみたいなのからぐいーっと縦方向に足を持ち上げて四角を作るスピンも、ものすごい上まで上がっています。
ワリエワさんもフロミフさん(こちらも13歳)も、同じエテリ門下で、タノジャンプをめっちゃ跳んでいました。タノ、音楽に合っていればいいけどそうじゃないときは加点にならないよ、ってなったんじゃなかったでしたっけ、昨季。なんか、タノタノしていて、ちょっと謎でした。
ざっくり感想でした。
みなさん、今週末はJr.GPロシア大会にオータムクラシックにロンバルディアですね。ロシア、カナダ、イタリア。そして住んでいるのは日本。時差調整にお気をつけください。あ、3連休だから、観戦で乱れても(タイムゾーンが)、なんとかなるんですね。とはいえ、急に涼しくなってきましたし、今日は中秋の名月ですし、体調にはご留意を。
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