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親って、意外と、切ない。

うちの2歳児が、とうとうやり遂げました! 初めて、トイレでうんちをぽっとんとできました。きゃー、うれしー!

この3年弱の日々で、子どもは、いろんなことができるようになりました。ハイハイで一人で動き回れるようになったり、断乳(授乳を終えること)したり、歩けるようになって、走れるようになって、お話もできるようになって……そうした明らかな成長に接するたび私は、感激するとともに、同じくらいの寂しさのような気持ちを味わってきました。

好きなところに一人で動けるようになったのね、とか、おっぱいがなくても生きていけるのね、そしてそのうち、大好きだったおっぱいのことも忘れちゃうのね、とか、なんてセンチメンタルなんだと自分にびっくりするくらい、そうした出来事にいちいちぐわんぐわんと揺さぶられまくってきました。

でも、どうやら、そういうものらしい。子どもの成長は、嬉しいけど切ないもの。みんな、そんな複雑な思いを積み重ねているようです。親って、意外と、切ない。

なーんて思ってきたこの3年弱でしたが、本日のこの明らかな成長(うんちぽっとん@トイレ)は、100%純粋に嬉しい! 喜びのみです。切ないことなんてなんにもありません。

完璧にオムツを卒業するまであと少しかかるかもしれないけれど、基本的にはもうオムツをはかなくて大丈夫だなんて! う・れ・し・す・ぎ・る!

オムツのストックが切れそうで駆け込んだドラッグストアで、1100円台のオムツに「安い時(っていっても1000円くらい)に買い貯めておけばよかった」と小さく後悔したりしなくていいなんて!

お出かけの時にオムツをちょっと多めに持たなくていいなんて!

長期旅行のとき、スーツケースのかなりの部分をオムツで占拠させることもなくなるなんて!

使用済みオムツのゴミ箱(少しでも蓋を開けると、瞬時にえもいわれぬスメルが漂う)が必要なくなるなんて! てことは、ゴミ箱の中身を捨てなくてよくなるわけで(ゴミ捨ては夫がやっているので、これまで両手で数えられるくらいしか捨ててこなかったけど)。

ああ、切なく思うことが、ひとつもありません。すべてが爽快!

成長は、喜び50切なさ50でできていると思っていたけれど、喜び100の成長があるなんて、これまた、新しい発見でした!

2歳児本人もどこか誇らしげな表情で、「パパに見せてあげようかー」と、まだ帰宅前だった夫のために、トイレに落としたそれを流さないでキープしようとしていました。それくらい、嬉しかったんですね。キープするのもどうかと思ったので、写真を撮って、帰宅した夫に見せました。

その写真ですが、なんとなく削除できないんです。なんだろう、思い出だから? 

そういえばさっき、ツイッターで文字入力しているところに、ちょうど子どもが「見せて、見せて」とやって来て、アクシデント的に私のスマホ画面をタッチ。すると、私のつぶやきに、件(くだん)の写真が添付されちゃいました。あぶない、あぶない。あの写真がワールドワイドオープンになっちゃうところだったー。

ていうようなことがまたあるやもしれず、今後のためにも削除すべき写真なのですが、消せません。どうしよう。明日になったら、消す気持ちになっているかなあ。いやでも、消せないなあ。子育てって、やっぱり切ない。

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