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知ろう!学ぼう!シリーズ③自閉症スペクトラム編

子ども発達障がい支援アドバイザーの
Hitominです😊

今回は、発達障がいの1つである、自閉症スペクトラムについてです。

自閉症スペクトラムとは?

自閉症スペクトラムとは、人によって社会とのコミュニケーションが難しかったり、特定のことに強い興味を持ちすぎたり、同じ行動を繰り返したりするような、脳の働き方の違いです。
人によって影響の度合いはさまざまで、誰もが独自の特徴や能力を持っています。
簡単に言えば、人とのやり取りや行動のパターンが、一般的なものとは異なることがあるということです。

わかりやすく言うと
人と上手に関わることに困難がある障がい
ということです💡

特徴その1.
社会的コミュニケーションと相互作用の困難


・ 目の合わせ方が少ない、または全くない。
・他人の感情やジェスチャー(身振りや表情)を理解するのが難しい。
・会話を始めたり続けたりすることが困難。
・他人との感情的なつながりを築くのが難しい。

特徴その2.
限定的、反復的な行動パターン・興味・活動


・同じ言葉やフレーズを繰り返す(エコラリア)。
・特定のルーティンや儀式を厳密に守り、変更に対して極端な抵抗感が見られる。
・限られた興味を持ち、その興味に対して異常に集中する。
・物の回転や光のきらめきなど、特定の物体や詳細に対して異常な興味を示す。

特徴その3
感覚過敏または感覚過小

・特定の音、光、触感に対して過敏または鈍感。
・服の質感、音の強さ、食べ物の味や質感など、日常生活の中で感覚的な違和感がある。

特徴その4.
発達の遅れや異常、言語発達の遅れがある

・話し始めるのが遅い、または全く話さない。
・進化的な発達パターン(例:ジェスチャーの使用後に言葉を使用する)に従わない。

などの特徴が挙げられます。

スペクトラムに含まれるもの

*高機能自閉症
 知的な遅れはないが、ことばの遅れが見られる
  こだわりがあり、社会性に乏しい

*アスペルガー症候群
 知的な遅れはなく、言語能力が高い
 こだわりがあり、社会性に乏しい

*自閉症
 知的障害があり、ことばの遅れがある
 こだわりがあり、社会性に乏しい

これらは全て、「自閉症スペクトラム」に含まれます💡

まとめ

自閉症スペクトラムは「スペクトラム」と呼ばれるように、症状の程度や特徴は非常に幅広く、個々の人によって大きく異なります。
ある人では軽微な支援で自立した生活が可能な場合もあれば、他の人ではより積極的な支援や介護が必要な場合もあります。
一人一人の症状を正しく把握し、つまずきの原因を明らかにすることで、的確な支援をすることが可能になります!


参考・引用文献
ナツメ社
「最新図解 自閉症スペクトラムの子どもたちをサポートする本」
榊原洋一著


この本、とってもわかりやすいので、オススメです✨
理解を深めたい方、支援の仕方を知りたい方はぜひお読みください😊

では、また次回!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました🙇‍♀️
んだばね〜👋

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