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男と女

映画が好きで、好きな映画は繰り返し観る。しっかり観るというより、音楽を流す感覚に近い。この映画もよく観るもののひとつ。

有名作品なのでタイトルや「ダ~バダダバダババダ~♪」の音楽くらいは知ってるけど、実はしっかり全部観たことないっていう人が周囲に多い映画。まあ、古い作品だしね。

とにかく主役のアヌークエーメありきな作品で、この映画の彼女は本当に素敵。しっとりとした美人で彼女自身もとても素敵だけど、ファッションもすごく良くて、ゆったりしたムートンコートを大人の女性が着るとこんなにチャーミングなのか!などと今でも参考になる。彼女の様子をファッション誌をめくるような感覚で眺めるのが楽しい。歳をとっても映画に出続けている女優さんだけど、この頃は最高に美しい時で、最高のタイミングでベストな作品に出会えた幸せな方です。

子どもがいる大人の男女の恋愛が描かれるなんて実にアムールの国フランスらしいなーと思いつつ、いや待て、別に日本の大人の男女だってガンガン恋愛してるよなーと。あんまりこういう風に素敵映画にはならないけれど、私の知ってる周囲のシングルママは皆さんボーイフレンドがいて大変楽しそうだ。私のように最初に結婚した人と何とかかんとか家庭生活を続けていて子育てに追われていると、どうやって他の男性と出会っていいムードになるのか皆目見当がつかず、シングルになると突然彼氏候補が現れるのだろうか?と彼女たちを見ていてとても不思議。そしておばさんと呼ばれる年齢になってもなお恋愛していることはちょっと羨ましい。

やっぱりね、美しくありたいとか、キラキラしてたいとか、そういうことの最大のモチベーションてなんだかんだいって恋愛に敵うものはないと思うんですよ。自己満足とか、子どもが喜ぶとか、そんなんできっついダイエットやエクササイズなんて続かないわけです。だって自分に甘いし、家族がいたら一緒におやつ食べちゃうし、ましてや自分のためだけに美しくあろうなんてほんとに気持ちが続かない。好きな人や憧れる人がいて、褒めてもらいたいとか実際に褒められるとか、そういうのに敵うものはないよねー。そしてそれがないから私は痩せないよねー。旦那?もはや親戚の叔父さんみたいな感覚だから、けなされるよりは褒められた方が嬉しいけど、そのために必死になるモチベーションはないわけで。

今年の目標は、好きな人を見つけることにしよう。ああもう11月だけど!