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ストレスは自分をより快適な世界に押し上げてくれるもの

今の私の仕事はDTPオペレーター。
週4勤務の夕方定時で手取り月10万ぐらい。

一人暮らしだから20は欲しい。
お金が全然足りないから、ご飯を食べに隣町の実家と妹家族の家を自転車で頻繁に行き来する日々。
自分の家には寝に帰る的な。
一人暮らしとは言わないね、トリプル暮らし?

流石に今の会社でダラダラぬるま湯に浸かり続けたら、動く勇気も無くなって、ずっと愚痴りながら、自分の人生諦めちゃう。
歳とれば取るほど動くのが億劫になるし。

もし明日死ぬとしたら何する?
どうしたら後悔しない?
そう考えると絶対に今の生活ではないよね。
かといって大胆に突拍子もない事すればいいってもんじゃない。

よし!
とにかくもう少し稼げる所に転職じゃ!
好きな分野で未経験な職種でも学んでいくぞ!

と意気込んだもののピンとくる求人が無い。

じゃあ自分から売り込んだれっ!と
好きなファッション雑貨メーカーにデザイン&商品企画の仕事がしたいって履歴書を送りつけたら、数日後に電話連絡があり面接をしてくれる事に。

ワクワクしながら会社へ訪問。
渋谷区の一等地で、お洒落な街に心踊りながら、門を叩けば開くもんだな♪と就職する気満々でした。

ん?
古びた建物の1階に段ボールが山積みになっている入り口があり、ここ?…じゃないよね?と恐る恐る歩いていくと、年季の入った舞台セットの裏の様な狭く圧迫感のある空間。

そして細い通路の奥の棚に見覚えのある商品がびっしり詰まってるじゃあ〜りませんか。
あ、ここだ…
ふっと横を見ると薄暗いトイレが。
ドアが開けっぱなしで、香港の公衆トイレの様な雰囲気が漂っている。。
こ、怖い…。冬はスッゲー寒そう…。

す、すみません〜
面接のお約束で伺いました○○です。
奥から感じのいいスタッフの方がテキパキとした態度で面接室へ案内してくれました。
お仕置き部屋の様な狭い空間に。

社長と現場責任者の方が対応してくれました。
結論、私に出来る仕事は週1程度ならあるとの事。
ワードで作ってるDMをイラレで作るとか、自社サイトの写真の入れ替えとかで、フル勤務するほどやる事がないらしい。

結局グッツ制作の経験者じゃないと商品企画は出来ないみたい。パタンナーやマーケティングスキルは教えながらすぐ出来る様になるもんじゃないらしい。

がっっっくし…  そして安堵…

今後お互いのタイミングが合えばフリーランス的に単発で仕事をする事も可能だと提案してくれました。ご縁があったらという事で今回の面接は終了。

普段いる街から出て、久々にお洒落な街に出てきて楽しかった。
ニューヨークみたいに見えた。どんだけ?

そして大企業はわからないけど、意外にこっちからアタックしたら何かしら反応があるもんだと知る。

すっごい疲れた。用意した自己アピールとか全く聞かれなかったし。
さぁ、ここで大事な事に気がつきました。

お洒落な街には見た事がないファッション雑貨屋がいっぱいあって、可愛い物で溢れかえっていた。
と同時に今回面接したメーカーの商品が急にかすんで見えてしまって…

可愛い! 好き! という感情は上がったり下がったり変動するという事。
それしか知らないから固執するという事。

そもそもファッション関連の花形の仕事は、ずっとその道でやってきたプロにかっさわれて残ってないという事。
女性向けのとか、キラキラした可愛いモノとか
一旦置いといて、
私が今の生活からどうしても変えたい事は何?

月20万稼ぐ事。
会社にいる不快な人から物理的に離れる事。
もう少しだけ能動的に関わるデザイン業務がある事。

それだけでやり甲斐を感じるし銭も増えれば、今より幸せじゃない?
そしたら今床屋だけど美容院にも行けるし、お花を買って愛でる余裕もでるじゃん。

⚫︎私が潰れる会社
・高時給の派遣でスピードや量を求められる
 忙しいDTPオペレーター
・バリバリのスタイリッシュなデザイナーを
 求める会社

⚫︎私が出来そうな狙い目の会社
・ちょっとづつ幅広いデザイン業務があり、
 マニアックで垢抜けないおっとりした会社

人気がある企業は、求められる事もそれだけ高度になってくる。それだと私のスキルでは通用しない、という事は高時給は望めない。

普通にやりたい!って飛びつく華のある分野は最初から選ばない。

うん、まるで婚活の様な渋い分析結果になりましたが少しづつ具体的になって参りました。
という事で私の就活はつ・づ・く

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