静岡おでんを愛す女たち
しゅく:ねえなかむら~。私カレーが好きだけどさあ、なかむらが好きな食べ物ってなんなの?
なかむら:私、静岡おでんが好きなんですよ。
しゅく:…へ、へぇ~?しずおかおでんね、うんうん。
…………し…しずおかおでんて…なに………
どうも。初めての食ワードを後輩に発せられ、知ったかぶってなんとか体裁を保った(保てていない)ダっサい先輩が私、シュクです。
24年間生きてきてかつ、グルメサイトの会社に勤めて1年半を過ぎようとしているのに、静岡おでんを知らないなんて先輩としてどうかと思うよね。情け無し。
百聞は一食に如かず。ということで、行動力爆上がり中の筆者は、愛しのなかむらと静岡おでんを食べに行ってきました。レポさせてくれ〜!の前に、静岡おでんについて調べてみた!
セツメイシヨウ!
1、読み方
そもそも静岡おでんを「しずおかおでん」と呼ぶことが間違いだ!「しぞ~かおでん」だ!静岡訛りだそうで。金曜担当の志津さんを静岡訛りで呼ぶと「シヅォさん」になるのかな。嘘です。無理くりすぎ。巻き込み事故発生現場ここで〜す。
2、静岡では
主に、静岡市葵区のおでん店が軒を連ねる「青葉おでん街」と「青葉横丁」という二つの飲食店街で愛され、また駄菓子屋さんにも販売されているとのこと。昔ながらでステキ。
3、煮汁
牛すじ、あるいは鶏ガラや豚モツなど肉系の出汁に濃口醤油を使った黒い煮汁…!見た目に反して意外とあっさりめの味付けなのです。
4、具材
関東とは違い、1つ1つの食材が串に刺さっているのも特徴のひとつ。黒はんぺんが入っているのも静岡おでんならではですね。黒はんぺんとは、関東の白いはんぺんとは違い、サバやイワシなどの青魚を主原料に、皮や骨ごとすり身にして作る、黒っぽくしっかりとした歯ごたえのある食感です。
5、食べ方
食べるまえに卓上の青のりやイワシやカツオの削り節「だし粉」をかけていただきます。
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夏も終わり、もう冬(無理がある)(今日の東京33℃)。やっぱりおでんが食べたいね?いやそんな季節とか関係なくこの説明を読んだあなたはもう普通のおでんではなく、静岡おでんで頭がいっぱいだね?
そんなあなたのため、東京でも本場の味が楽しめるお店をご紹介。
こちら銀座乃だやさんです!
本店は静岡市葵区。本場で愛され続けるこちらの本店を息子さんに任せ、大将自ら銀座の地で分店をOPEN。この前情報だけで、本物の静岡おでんを楽しめるはずだという期待値が爆上がりの我ら。
入店し、気さくな大将にカウンターに通してもらい、目に入るこちら。
こんなの……はじめて……
これでもか!というほどヒタヒタに使ったタネたち……えまってまじで美味しそう……と手が伸びた私を制すナカムラ。
まずは梅酒ロックで乾杯。可愛いね?
みてくださいこのほんのりピンクい梅酒!
可愛い見た目だけでそそられた訳ではございません。大将が教えてくれたんですけど、こちらは毎年この時期限定で販売される静岡県藤枝市の志太泉酒造の梅酒。梅酒といえば焼酎に漬けるのが一般的ですが、こちらは純米酒の生原酒で梅を漬けているそう。それも1年!それがこのピンク色たる所以なのですね。推しどころしかない。飲むしかない。
梅丸(グラス)¥700
そしてお通しレベルが高いぃ~!お通し美味しいお店ってめちゃくちゃ期待できません?そして絶対にその期待は裏切らない。まるで筋肉だな?(ジム通い4ヶ月目)
そして頼みました。静岡おでん!
牛すじ¥400
黒はんぺん¥150
~ニマニマと写真撮影をするナカムラを添えて~
王道の牛すじはやはり1番人気だそうです。ああぷりっぷり!キュート!口の中で濃厚で上品な脂がジュワ~~。そしてこの味!味噌!甘い!味噌って甘いんだね?私がお味噌汁に使っているお安いモノとは住んでる世界違いますわ。クリーミィでうまく牛すじと絡んでもうイヤァ~~~!(語彙力)
黒はんぺん、初だったんですけど、今まで食べたもので例えるとつみれみたいな印象を受けました。つみれを薄めに伸ばしてプリっとさせた感じ。材料は鰯、サバ、太刀魚など青魚からつくられているそうで、乃だやさんのものは焼津から取り寄せているそう。
かけただし粉はこちら。香り!おさかなの香ばしい香り!すべての料理にかけたい。絶対的に白米かきこみたい。
そんなこんなで序盤で梅酒を飲み干し、自称おでんくんに似ているというナカムラに日本酒を注いでもらい(もちろん圧力はかけていません)静岡おでんの虜になり、おでんずくめの幸高め会となりました。
食べる夏
幸爆上がり
しぞ~かおでん
シュクボウ心の一句。さすがに雑。夏井先生に怒られそう。
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