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クラウドファンディングでのご支援、ありがとうございました

豚組のオーナーの中村です。
豚組オンラインに向けたクラウドファンディングは7月30日、無事終了いたしました。
なんと公開して2時間で目標の250万を突破、一ヶ月足らずの間に1,100万を超えるご支援をいただきました。ご支援いただいた皆さん、本当にありがとうございました。

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スピード達成も、そしてご支援いただいた金額も、それぞれが本当にありがたいことなのですが、しかし一番嬉しかったのは、その支援とともに寄せられた皆さんの応援の言葉でした。
マクアケに投稿されたコメントを読めば読むほど、僕らは沢山の方々に支えられているのだなあという実感を深めることができました。そしてその応援は、単に豚組という店舗に向けてではなく、この環境下でもオンライン移転という新しい可能性にチャレンジをしようという姿勢に対してなのだということも実感しました。

リアルの店舗を閉めてオンラインに移転しようと考えた時、最大のハンディキャップになるのは「場」を失うことです。今までは、店舗があるからこそお客様に体験としてメッセージを送ることができましたし、店舗があるからこそ人と人が繋がる機会を提供することができました。だから今回のオンライン移転にとっての最大のチャレンジは、味の再現性を高めることもさることながら、その「場」としての価値をどうやってオンラインでも再現・維持するかです。
しかし皆さんからのコメントを拝見して、そこに一つのヒントがあるような気がしました。
僕らが新しいチャレンジを続け、そしてそのチャレンジをオープンにして、共感してくれる皆さんを巻き込んでいけば、そこにはある種の「場」が生まれるのかもしれません。たくさんの仲間を作って、みんなで共犯者となって挑戦を続けること。これこそが、リアルの店舗に変わる新たな「場」になるのかもしれません。

そんなわけで、この一ヶ月の歩み(というか苦闘)をオープンに共有しておきます。

これまでの一ヶ月、僕らはリターン品である「おうちで豚組」のパッケージや配送について、ずっと取り組んできました。
実は、当初の250万円という目標からも分かる通り、商品の配送は自分たちの手作業で対応すればよいと思っていました。しかし蓋を開けてみたらこれほど多くの方からのご支援をいただけるとは… それは本当に嬉しい悲鳴なのですが、しかし僕らは1,300以上の人たちに一ヶ月で配送ができるのだろうか?単純計算すれば、一日あたり50セット弱ですが、しかしおそらくお客様は週末の配達を希望するはず。もし土日に配達希望が集中したら、各週末に350セットもの発送です。これを自粛期間ならまだしも、通常営業を続けながら追加でこなす… 絶対無理だ…… 達成できなかったときのことは何度もシミュレーションしていましたが、しかしこのような大幅達成は、お恥ずかしい話ながら全く想定していない事態でした(汗)

そして同時に、こんなにたくさんのご期待を裏切ってはいけないと思うと、かつて体験したこともないほどのプレッシャーを感じるようになりました。1,300を超える方々に、一ヶ月間で豚しゃぶのキットをお届けする。しかもお店のクオリティやワクワク感を再現しながら。
これは、ずっと飲食店だけをやってきた僕らには、あまりに無謀な挑戦です。自分たちが今まで店舗で培ってきた知識や経験は全く役に立ちません。こんなに無力感を感じたのは久しぶりでした。実際、僕自身、クラウドファンディングが好調に伸びれば伸びるほど胃が痛くなり、動悸が早まるのを感じていました。
僕らの経験や資産が活きるのは素材や味のところだけで、それ以外のことは全て未体験。全部ゼロからの学び直しになりました。

そしてたくさんの方に相談に乗ってもらい、アドバイスを頂き、議論を重ねた結果、外部のプロフェッショナルの皆さんの力をお借りすることで、パッケージングや配送のメドが立つようになりました。
「どうにかなりそう」という報告を聞いたときの安堵は、今でも忘れません。

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こうしてパッケージと配送の目処が立ち、現在は支援していただいた皆さんへの配送の準備を進めています。皆さんに配送先や配送日をご指定いただくためのオンラインの仕組みの実装も大急ぎで進めています。これもまた、手作業でこなせるような量ではなく、きちんと仕組み化しなければ回りません。(これまでクラウドファンディングを実施した人たちはどう対応してたんだろう…w)
仕組みづくりに協力してくれているのは、ミイルやトレタで苦楽をともにした増井さんや上ノ郷谷さん。気づけば、トレタの元広報の田さんも、ほぼボランティアのような形で手伝ってくれています。
みんな、本当にありがとう… みんなが助けてくれなったら、このプロジェクトは完全に空中分解してたわ……(涙)

そんなわけで今の一番リアルな実感は、クラウドファンディングで本当に大切なのは、その事前準備でも、キャンペーンが始まってからの盛り上げでもなく、クラウドファンディングが「終わってから」なんだってことです。
クラウドファンディングの達成は決して「ゴール」なんかじゃありません。これはスタートなんです。サクセスしたとしてもそれで喜んでる場合じゃないのです。
普通に人知れず小さくスタートしたなら、無理せずゆっくり走り始めればよいのでしょうが、しかし沢山の人に応援され、とてつもない勢いで背中を押してもらっているからこそ、その勢いで転んでしまわないように、スタートから全力でダッシュしなきゃいけない。それがクラウドファンディングの面白さであり、大変さなのだということを身を持って知りました。
僕らも、マジで転ばないように走らないとやばいですw

ともあれ、こうしてクラウドファンディングを初めて体験してみて、僕らは本当にたくさんのことを学ぶことができました。この経験は、このあとの豚組しゃぶ庵のサブスクリプション、「豚サブ」でもしっかり活かしていきたいと思います。

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では、お届けまでもう少し!
ごちそうが家にやってくるのを、皆さん楽しみにお待ち下さい!!
あ、商品には万全を期してお届けしますが、もしなにか不備や不具合がありましたら、ぜひご連絡ください!!!

これからも、豚組をどうぞよろしくお願いいたします m(_ _)m

最後にお知らせ。
今後の豚組オンライン情報は「豚組オンライン準備室」なるnoteでお知らせしていきますので、ご支援くださった方もそうでない方もぜひフォローしてください!


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