マンガの名言で仕事や思考に影響を受けたこと
このnoteは、ヌーラボブログリレー2023 for Biz Advent Calendar 2023の12月12日の記事です。
私はマーケティング活動に従事している。そしてnoteは読み専なので、初めてのブログで何を書こうかと考えてた。
パーセプション、ファクト・メリット・ベネフィットの違い、STP、RTB、PODなどの横文字が飛び交うマーケティング系のテーマをドヤ顔で書くか、日々の業務をふりかえるか、今年1年を総括するか等々を考えていた。
そうやってぐるぐる迷った挙句、テンションが上がる内容に決めた。
それはマンガだ。長文を書くのが苦手な私でも、マンガのことだと筆がスラスラ進む。
そこで今回のテーマは、マンガの名言で仕事や思考に影響を受けたことを書きたい。
選んだ3つのマンガ
①アオアシ
サッカーのクラブユースが舞台のマンガだ。
以下メディアのビジネスカテゴリの記事でも紹介されている。
とある試合で前半不調のテクニシャン桐木(MF)が、後半に以下1か2のプレーを選択したら即交代を福田監督は考えていた。
(ドリブルなどで)単独突破
パススピードを落とし、味方に合わせる
前半同様に、パススピードはそのまま
そのときの福田監督の名言だ。
ビビビ婚(死語)ばりにシビれた。
ユースという環境は、プロ選手を目指す場所だ。
そこでは1の無謀なエゴを出した単独突破や、2の相手に合わせる慣れあいのパスを許す環境ではないし、それはプロを目指すチームメイトに対しても失礼な行為だ。
周りの状況を把握し、視座を高く(目線を常に上に持つ)。そしてそれに則した行動をし続けること。それがこのシーンではエゴの形を変えて、チームを勝たせる「洗練されたエゴイスト」としてふるまうことだと解釈した。
②キングダム
説明不要のマンガだろう。コミックス累計1億部突破おめでとうございます。
秦の王翦(おうせん)将軍が元 趙三大天の傑物 廉頗(れんぱ)将軍との戦を控えるシーン。戦力は互角以上、また地理は有利な戦況でも、王翦自身が「勝つ見込みが確実に見えない」状況での一言。
もう「戦略」を一言にまとめた教科書に認定しませんか?!
現場あるあるの「アイデア→ノリで即実践」から一歩立ち止まり、まずターゲットと提供価値の整合性、及びリソースを鑑みた実施可否と優先順位付けを意識することが凝縮された一言だ。
③スラムダンク
映画では拳を握りしめて、終始泣いてた。年老いて涙もろくなったなぁ…
マンガでは陵南高校の練習の回想シーン、期待の新人だった1年生の魚住(ビッグ・ジュン)は練習についていけず、自信を無くす。そして「でかいだけ」と周りから陰口を言われてることを魚住自身も知っている。
そこで魚住が田岡監督にバスケ部を辞めたいと言ったあと、田岡監督が魚住に伝えた名言。
この名言を書いてても泣きそうになる。
目標を実現したいなら、互いに本音で話す。はっきり具体的に伝える。
また、自分が気づいてない・気にもとめていない長所(≒特長、特性)を他者は認識し、大いに頼っている・活かしていることがあるかもしれない。
それはどんな人でも適材適所のフィールドが必ずあると感じさせてくれた。
チームビルディングの至極の言葉ではないだろうか。
私にとっての名言とはコンテキストも含めて、「まさにそうだよね」「そうくるか!」とインサイトに刺さり、考えがアップデートされるか、ポジティブな行動につながるものである。
マンガの副次的効果
インサイトに刺さる≒感情が揺さぶれる「幅」や「中身」は時期によって異なる。
それは再読してる際の自分の環境や立ち位置、心情が変化してるためだ。
そういった自分の考えや心の変化を受動的に測る一手段としても、マンガは有益だと感じている。
※他エンタメでも再度見た際の変化はあるが、マンガでは特に変化を感じる
以上、やっぱりマンガはやめられない。
P.S.
過去に似たブログをワクワクしながら読んだ記憶があり、それがこのブログを書こうと思った理由の一つだ。
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