名古屋市内のショップもよく行きました。

たまたま私が行っていたショップだけだったのかは分かりませんが、文字通りのブルセラの古着はほとんど無くて、あるのはビデオテープばかりという感じでした。

元々私はビデオテープの方に興味がありましたのでとても重宝致しました。

ショップは東京と同様にマンションの一室で営業している場合が多く外からはそこが何のお店なのか？そもそもがお店なのかという事すら判別出来ないような怪しさ100%のショップによくリスクも考えずに入れたものだなと今になって思います。

ショップの情報は今のようにネットも普及していませんでしたから主にブルセラ系の雑誌の広告欄でしたから、もちろん口コミもなくて自分のカンと経験で行くしかないのですが、そもそもショップ自体が少なかったのと、やはりショップの性質なのか閉店も多くて、情報を得たらほぼとりあえず行くというような感じでした。

その頃にそういうショップで販売されていたビデオテープは巷のレンタルビデオ店にあるようなものとは明らかに違うもので、写真はせいぜいスナップ写真が一枚貼られているのみで、あとはビデオテープの背中にワープロで書かれたタイトルのみというようなものばかりですから、なかなかに選択眼が必要でした。

雑誌などで紹介されたような有名なものであればとりあえず買ってみたりしましたが、これも当然に当たりハズレがあり、しかもそこそこにお値段も高かったのでなかなかに大変でした。

今でも稀に当時観た映像をネットで見つけて懐かしい気持ちになったりしますが、いい時代になったものですね。

当時のようなワクワク感でショップを訪れてビデオテープを物色するなどというのはもう今では無くなってしまいましたが、あれはあれで楽しかったですね。

すみません、名古屋編と冠しながら特に名古屋らしい話になりませんでした。