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何気ない写真

フォトグラファーの片岡です。


今回は、何気ない写真と言うテーマで書きます。


携帯電話に取り付けられている高性能のカメラで、誰もが綺麗な写真を取れるようになりました。わざわざ高級ミラーレスカメラ等を使用しなくても、そこそこにいい色で写真を表現できるようになりました。


そして、SNSの普及も相まって、インスタグラム等に投稿される写真は、色鮮やかで、皆がハッとするような色合いで、特殊な瞬間を捉えたような作品が増えたように思います。


それでも、私は今回の写真のような、何気ない日常のある風景を切り取ったような写真が好きです。


今回の写真は、ある狭い歩道で、片側の壁が木の壁になっており、そこに朝日が当たって木の影が出来たところを撮影したものです。


どこにでもあるような風景ですね。でも、こんな感じの写真に惹かれます。


写真の原点は光と影をうまく捉える事、という事が多いですが、まさに光と影を捉える写真(それ以外の情報は、ほとんどない)となっていると思います。


他人からの評価を貰いたいが為に、どうしても撮影した写真に加工を加えて、色鮮やかにしたり、グラデーションを強めにしたり、明暗の差を大きくしてみたりしている作品が増えたように思います。


たまにはそういう写真、そういう加工もやってみたくなりますが、基本的には、私はなるべく撮影する瞬間で、自分の作品の色、光、影、構図等を決めてしまいたいと考えています。


写真コンテストでは、まず選ばれないような写真ですが(笑)、このような写真を撮り続けていきたいと思っています。


片岡

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