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風のゆんたく(おしゃべり)

はじめに

「南の島で気持ちの良い風に吹かれながらおしゃべり」という副題をつけて、ワードプレスでブログを作っていたのですが、数年続いたおしゃべりも管理の大変さから放っておいたままになっていました。

そこで、このnoteに記事を少しずつ移行させて、一元的に管理しようと思い立ったわけです。これから、しばらくは「風」のテーマの投稿が続きます

風の通り道(2010年7月12日)

朝7時、もう日は高く登っていて、クマゼミも賑やかに鳴いている。
この時間に、犬たちのお散歩は,汗だく。
でも,この日課を何よりの楽しみにしているワンちゃんたち4姉妹の声を聞くと、またいつものように、リードをつけてクーラーの効いた部屋を出ることになる。

その瞬間に、フワっと熱気が体中を包む。
すでに気温は30度を超えていると思われるが、島の空気はからっとしていて木陰にでも入れば、気持ちの良い風が、汗を拭ってくれる。
風は、向こうの方から、木々の葉をサワサワと揺らせながら、次第に近づいてきて、耳元にささやいて、また後ろに抜けていく。

散歩コースは、そんな気持ちの良い風が決まって吹いてくる場所を選んで歩くことになる。

風にも,道があって、それを見つけるのが島での日課になった。

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姿は見えない(2010年7月14日)

確かにある。
動いているときも止まっている時もあるけれど、
確実に存在している「風」そのものを
我々は、見ることができない。

でも、

草がそよぎ、木々が揺れ、サワサワと音が聞こえることで
姿は見えないけれど、風がそこにあることを知ることができる。

優しい風が好き。
そっと、頬を撫でてくれる。
幼い頃の、母の手の記憶がよみがえる。


生きた森林(2010年7月27日)

山を蘇らせる若者集団「東京チェンソーズ」より。

風が通り、
光が差し込むと
木々が
喜んでいるのが
わかるんです。

良い木が育ち水も良くなる。芽が出て葉が落ち、微生物が育ち、
数年後には鳥たちが帰ってくる。そして、土が生き返ってくる。
山作りは土作りとも言えます。良い山を作ることで付加価値とし
て良い環境が付いてくるのが林業という仕事なんです。

東京と石垣島との2拠点居住を始めて20年になります。それぞれの土地と情報との中で人生を豊かにする暮らし方「スマートライフ」を実現しようと試行錯誤しています。それぞれの場所で日常の中に見つけた「暮らし」を発信しようと思います。