見出し画像

トイレを作ろう①

前回は、融資してもらおうというお話を書きました。
今日は、トイレをどうするのか、そのお話をしようかと。

仮設トイレを使ってみて


当初の計画では、仮設トイレを既存の小屋にはめ込むという方向で考えていて、 ↓

まずは仮設トイレを使ってみよう。ということになっておりました。
ということで、1か月とちょっと、仮設トイレを使ってみました。

トイレがすぐそこにあるというのは、とてつもない安心感がありますが、やっぱり仮設トイレは仮設トイレ、という感じでしょうか。

私が使うのはまだいいのですが、お客さまにお使いいただくのになんだか申し訳ない気持ちになってしまいます。
そして当たり前ですが、外にあるのでどうしたって落ち着かないし、すごい目立つ(笑)

さらには雨の日は特に困ってしまいます。最近大雨が多すぎて、トイレにいくだけでまぁ濡れる。

当初の計画である、「既存の小屋へ仮設トイレを入れ込もう作戦」を大工さんと検討しましたが、サイズ的に仮設トイレが大きいため、結局小屋を壊して作り直さないといけないということのようです。(意味なし)

仮設トイレの使用感を考えると、これを5年以上続けて使うのか…と思うとちょっと無理かなぁということと、物理的なスペースの問題を考えると、仮設トイレを入れ込むということは、選択肢から外れてしまいました。

既存のトイレを再利用


ということはもう、残る選択肢はひとつ…
今ある、ぼっとんトイレを使うしかない…

ということで、ひとしずくのリノベーションを担当してくださった、studio36のハタさんとアダチさんにお願いして、打合せにきていただきました。

studio36さんのホームページ↓
ひとしずくもご紹介下さっています。


既存のトイレスペース

現地で採寸していただき、サクッと図面に落としていただく。

(現状のボットントイレはこんな感じ)


現状としては、右側(図では上側)に激せまトイレスペースがあり、そのとなりには床もない、なぞの空間。

(屋内に置いてあって今は使う予定のない流し台が放置してあります。↓)

(割れたガラスとかも放置…)

(建物との境目には、使っていない建具や、なんかに使えないかと解体現場からもらってきた角材や板などが置いてあります↓)


そして天井はというと…

あら、お空が見えるね。

(穴は1箇所じゃないのよこれが。)

というスペースです。

使えるトイレにしたい

このスペースをなんとかトイレのスペースとして作り変えることができないかと打合せをしました。

(改装後のイメージ)


①激せまトイレスペースになっている壁や便器を撤去して、ひとつの空間にします。
②小屋と建物の隙間をふさぎ、そこに手洗いボウル的な何かを置きます。
③雨がはいってこないように、屋根に板を張るなりトタンをのせるなりなんなり…一番安い方法で屋根をなんとかします(アダチさんも「なんとか」って書いてる…笑)
④ぼっとんトイレ用の洋式便座を設置します。
⑤壁は、トタン板一枚で仕切られているだけなので、その内側にベニヤ板などで壁を作ります。

(ダイレクトにトタン板。日の光漏れすぎw)

⑥お店とつながっている開口部の扉がそのまま使えるのか、立て付けが最悪なため作り変えるのか、これから検討します。

⑦それ以外の部分は、うん、そのままです。

あ、もうひとつ大事なこと忘れてた。
一番最初の記事にも書きましたが、 ↓

水道管が壊れているのでした。
水道管の修理もしないといけませんね。

なんだか、ここまでイレギュラーな状況ってなかなかない気がしますが、これはこれでもう楽しむしかないですね。

もうね、開放しようと思います。

ほんとうに使えるようになるのかまだ不安なうちのトイレですが、もしもこのトイレができたならば。

もう、ね、開放します、トイレ。
というのも。
作家の皆さん・本屋の皆さんがご協力してくださって作る、「トイレアンソロジー(仮)」を販売したお金や、「トイレ作るたしにしてね」とトイレ募金してくださる方もいらっしゃっておりまして(涙)

そういったお金で作らせてもらうから、これはもう「みんなのトイレ」だなぁと思っているので、開放したいと思っています。
ひとしずくにきたら、使ってもらって構いません。

そいでね。
開放して多くの方に使ってもらうなら、トイレをギャラリーにしてしまえ。とも考えています。

この案も、トイレチャレンジを始めてから書いているnoteの記事を読んでくださったお客さまが、「あるギャラリーが昔あって、そのギャラリーのトイレもギャラリーになってたよ。」と教えて下さって。
なにそれ、めっちゃおもしろいじゃん。と思いまして、うちもそうさせてもらうことにした次第です。

といっても、繊細な作品には向いていない環境(なんせ現状、お空が見えるし、壁はトタン1枚…)の場所となるかもしれません。
「ひょっとして濡れてしまうかもしれないけど、もしそうなっても大丈夫な作品(うーん、陶器とか植物を使った作品とか…?)」に限られちゃうかもしれませんが、、

そのあたりも、studio36の方々に相談させていただいており、どんな感じになるかはまた、こちらでご報告させていただこうと思っています。

ということで。
また状況が進みましたら、続きを書きますね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?